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あなたの生理痛はどのタイプ?タイプ別おすすめ養生法&漢方薬を薬剤師が解説

美人百花デジタル / 2021年8月3日 21時15分

あなたの生理痛はどのタイプ?タイプ別おすすめ養生法&漢方薬を薬剤師が解説

生理痛があるのは当たり前って思っていませんか?自分の生理痛の原因を知って、正しくケアすれば生理痛が改善できます。今回は、生理痛のタイプ別におすすめ養生法や漢方薬を薬剤師の道川佳苗さんに教えてもらいました。

 

あなたの生理痛はどのタイプ?

気滞タイプ

体のエネルギーである「気」の巡りが滞っている「気滞」という状態であると、血管や筋肉などが圧迫されて、つっぱるような痛みが起こります。このタイプは、気の巡りを良くすることで痛みが改善されます。

・起こりやすい症状

お腹にガスがたまりやすい、ストレスを感じると痛みが強くなる、生理前からお腹の張りや痛みがある、生理前にイライラしやすいなど

・おすすめ生活習慣

ジャスミンティーなどの香りの良いお茶を飲んでリラックスする時間を設けましょう。気の巡りを良くするためには、頭と体の緊張を取ることが大切です。その他にも、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系のフルーツ、しそやみょうがなどの薬味類、青魚などがおすすめです。

・おすすめ漢方薬

加味逍遙散(かみしょうようさん)や桃核承気湯(とうかくじょうきとう)など

瘀血タイプ

全身に栄養や潤いを運ぶ「血」の巡りが滞っている「瘀血(おけつ)」という状態であると、経血がスムーズに排出されなくなるため、絞るような痛みが起こります。このタイプは、血の巡りを良くすることで痛みが改善されます。

・起こりやすい症状

刺すような痛み、レバーのような経血のかたまりが出る、頭痛や肩こりなどの症状もある、唇や歯茎の色が紫っぽいなど

・おすすめ生活習慣

足湯を行うと体が温まり血の巡りが良くなるので、痛みの緩和に即効性があります。42℃〜43℃くらいの熱めのお湯に足首がしっかりと浸かるまで入れましょう。5分くらい行うだけで十分効果があります。食材では、血の巡りを良くするにんにく、ねぎ、玉ねぎ、まぐろ、サーモンなどを意識して摂るようにしましょう。

・おすすめ漢方薬

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)や当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)など

気虚タイプ

体のエネルギーである「気」が不足ている「気虚(ききょ)」という状態であると、子宮に十分なエネルギーや栄養素が行き渡らなくなります。そうすると、生理中に体がだるく疲れやすくなります。このタイプは、気を補うことでだるさや痛みが改善されます。

・起こりやすい症状

だるさや眠気、疲れやすさを伴う痛み、重く鈍い痛みが続く、生理が終わってからも腹痛や腰痛が続くなど

・おすすめ生活習慣

気を補うために、生理中はいつもより早くベッドに入りできるだけ長く眠るようにしましょう。また、「気」は胃腸で作られると考えられているので、食欲がなくてもスープや鍋類など消化の良いものを食べましょう。鶏肉、きのこ、やまいもなどがおすすめです。

・おすすめ漢方薬

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)や当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)など

今回は代表的な3タイプをご紹介しましたが、一つのタイプに限らずに複数のタイプが関係していることもあります。日頃から自分のタイプにあった生活習慣を心掛け、生理痛を軽減していきましょう。

漢方薬を選ぶ時には、自分の体質や症状に合ったものを選ぶ必要があるので、お近くの漢方薬局やオンライン薬局などで相談してみてくださいね。

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教えてくれたのは

道川 佳苗(みちかわ かなえ)さん

漢方薬・生薬認定薬剤師、調理師。大学卒業後、調剤併設型ドラッグストアにて従事し服薬指導をする中、病気の予防、健康維持には食育が大切であると感じ、調理技術、栄養学を学ぶため服部栄養専門学校に入学し卒業する。その後、大手料理教室講師、漢方クリニックの門前薬局で煎じ薬の調剤、漢方相談、服薬指導などを経験。現在は今までの経験を活かし web上で健康相談や薬膳や漢方に関する情報発信をしている。

画像提供/PIXTA

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