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冷え性には4タイプあるって知ってた?専門家に冷え性の特徴を教えてもらいました

美人百花デジタル / 2021年8月25日 20時15分

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女性の大敵と言えば“冷え”。実は冷え性には4つのタイプがあり、そのタイプによって体のトラブルに違いがあるんです。

今回は、女性の冷え性について「健康美容サロン」エステティシャンの白崎順子先生に話を伺いました!

 

女性の冷え性の特徴を教えてください。

女性の冷えの特徴は4つに分かれます。

1つ目は手足などの末端が冷える「末端冷え性タイプ」です。カラダ全体と言うよりは手や足先が常に冷たいと感じます。冷えからくすみ、爪が割れやすい、立ち眩み、ニキビ、生理のトラブル、睡眠の問題などが起きてきます。

2つ目は内臓の不調が起きやすい「内臓冷え性タイプ」です。胃腸の調子が悪い、むくみやすい、生理痛が酷い、肌荒れなど内臓からくる不調が出ます。

3つ目は下半身は冷えを感じるけれど顔や上半身が熱がこもって感じる「ほてり冷え性タイプ」です。冷えのぼせとも言われる症状でほっぺが真っ赤になりやすく、熱がこもるので冷たい飲み物や氷を食べたくなったり、急に汗をかいたり、頭痛、肩こり、イライラしやすくなるなどの不調が出ます。

4つ目は体温自体が常に低い「低体温冷え性タイプ」です。手足も内臓も冷えやすく新陳代謝が低下し、疲労感や倦怠感、汗をかきにくい、肩こりや腰痛、胃腸が弱い、貧血気味、気力の低下、睡眠の問題などの不調が出ます。

女性の冷え性の原因を教えてください。

原因は大きく分けると3つあります。

1つ目は女性は男性に比べて筋肉量が少ないということです。
筋肉は血液を全身に巡らせるポンプの役割をしています。そのポンプである筋肉の働きが弱くなることで血液が滞り冷えを感じやすくなります。ただでさえ筋肉量が少ないうえに運動不足や一日中同じ姿勢で過ごしたり締め付けのある下着やストッキングなど筋肉の動きが悪くなることも影響します。特に下半身を動かすことが少ない女性に冷えが多い傾向にあります。

2つ目は食生活の問題です。全身を巡っている血液は食べ物から作られます。血液の量がしっかりないと血流も作られません。偏った食事内容や過度なダイエット、お肉などのたんぱく質不足など血液を作る素が不足すると冷えに大きく繋がります。さらに白砂糖や小麦を多く含むケーキや菓子パン、クッキーなどの甘いものはカラダを冷やす食材なので日常的に摂ることでカラダが冷えやすくなります。胃腸が冷えると、さらに甘味を欲しやすくなるので悪循環なサイクルが完成します。

3つ目はストレスが多い女性です。血液の巡りをコントロールしているのが自律神経です。ストレスやホルモンにより自律神経の働きがアンバランスになると常に交感神経が優位となりカラダが緊張状態となる為、血液を巡らせる血管が収縮し血液の巡りが悪くなります。さらに血流が良質な睡眠をつくると言われています。血の巡りが悪いと睡眠の質も低下し自律神経のアンバランスを起こすという悪循環が生まれてしまいます。

冷え性の根本的な改善方法を教えてください

根本改善のた為の改善策3つご紹介します。

1つ目は筋肉を意識的に動かすということ。スポーツジムへ行くなど特別な運動が無理な場合でもエレベーターを使わずに階段を使用したり、一駅分歩いてみたりと足の筋肉を動かすことが大切です。デスクワークなどで同じ姿勢を取ることが多い方は30分に1回程度足首を回したり足の指を動かすような動きを入れていただくとふくらはぎの筋肉が動き血液の巡りが良くなります。

2つ目は食事からきちんと血液の素になる栄養素を摂ること。血液の素になる栄養素がたんぱく質です。たんぱく質を多く含む食品は、お肉、お魚、卵、大豆食品、卵などです。たんぱく質摂取の目安量は、ほぼ運動をしない女性で体重×0.8 (運動をする人は運動の内容によって計算式が変わります)

例:体重50㎏の人 50×0.8=40 1日に40gはたんぱく質が必要となります。

また、全身に酸素を運ぶ役割の鉄分が不足すると冷えに繋がりますので鉄分を多く含む食品も意識的に摂ることが必要です。20代の女性で1日10.5mgが推奨されています。鉄分は動物性食品に含まれるヘム鉄と植物性食品に含まれる非ヘム鉄の2種類があります。これらを効率よく摂ることがおすすめです。ヘム鉄は、しじみ、あさり、豚レバー、鶏レバー、かつお、片口いわし、赤み肉などに多く含まれます。非ヘム鉄は、小松菜、ほうれん草、ひじき、大豆製品などでビタミンCやたんぱく質と一緒に摂取すると効率よく働きます。

3つ目は自律神経のバランスを整えること。なかなか対人関係や仕事などのストレスを感じる環境は変えることができませんが冷えに強いカラダ作りとして意識的に自律神経のバランスを整えることはできます。朝起きたらカーテンを開け太陽の光を目にいれることでメラトニンという体内時計を整えるホルモンを合成することができます。体内時計のバランスが整えば良質な睡眠にも恵まれ冷え性の改善に繋がります。階段の上り下りやウォーキングなどリズムを刻む運動は自律神経のバランスを整える効果もありますので自律神経的にもおすすめです。日中ストレスを感じたらガムを噛むなども心地よいリズムを刻むことが脳のストレスを和らげる効果もあります。夜は自律神経を整える入浴がおすすめでぬるめのお湯(37度~39度)で20分程度ゆっくり浸かることで全身の血流が良くなり筋肉も緩んできますので脳からα波が分泌されリラックス状態になり冷え性の改善に効果的です。

日常的に冷え性を予防する効果的な対処法があれば教えてください。

毎朝起きたら白湯を飲むことです。内臓が温まりカラダの熱のバランスを中庸(ちゅうよう)といって真ん中に整えてくれる役割をしますのであらゆる冷え性タイプの方におすすめです。

コップ1杯程度、40℃~50℃程度がおすすめです。白湯を飲んで胸焼けをしたりムカムカする場合は常温に近い温度に下げてください。やかんで沸かすのがベストとされていますが電子レンジやウォーターサーバーを使うなどでも構いませんので自分にとって、無理なく続けられる方法を選ぶことが一番大切です。

他にも食材にはカラダを冷やすものと温めるものがありますのでカラダが冷えやすいタイプの方はサラダなど野菜を摂る場合もなるべく生よりは蒸すなど火を通した食べ方をする様に心がけてください。いくら生の野菜が酵素が摂れるからといって毎朝グリーンスムージーを飲むと内臓が冷え太りやすい体質になることもあります。

同様に熱い南国で摂れるフルーツ(バナナやパイナップル)なども注意が必要でカラダを冷やします。できるだけ寒い地域で摂れる食材を摂るようにすると良いですね。

教えてくれたのは

健康美容サロン エステティシャン 白崎順子さん

不調に悩む女性の為の健康美容エステティシャン。「美は健康から」をテーマに1万人以上の施術実績。東洋医学の陰陽五行のメソッドを美容に取り入れ心身ともに健康で美しい女性を増やすオリジナルメニューを考案。メソッドを広げるべく全国のセラピストに向けた陰陽五行講座の理事も務める。著書に「カリスマエステティシャンが教える優しい臓活ケア」
Instagram https://www.instagram.com/probianco.0510/

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