つら〜い便秘に悩んでいない?便秘予防の秘訣を専門家に聞いてみました
美人百花デジタル / 2021年10月19日 21時15分
お腹が張ってつらい便秘。季節の変わり目になる秋は便秘で悩む人が多いのだそう。今回は、株式会社アウトラインの代表取締役小林広和さんに便秘を予防するための秘訣を伺いました。
腸内環境が乱れやすい季節と言われている秋ですが、その原因を教えてください
夏の間に冷たいドリンクを飲んだり、クーラーで冷え切った部屋で過ごすと内臓から体が冷えてします。するとすっかり冷えてしまった体は、血流が滞り、新陳代謝も低下します。夏の間に腸内環境が乱れ、季節が秋になる頃に便秘で悩む方が増えてきます。
また、新しい期が始まることもあり、人事異動や転勤、周りの人や環境の変化なども多い時期ですよね。自分は変わっていなくても、上が変わればやり方が変わるなど、慣れるまでは無意識でも意識的でもストレスを感じてるものだと思います。 腸は脳に次いで、神経細胞が多く集まっているため、「第二の脳」と言われており、自律神経と密接な関係にあります。排便を促す腸のぜんどう運動は、「交感神経」が優位な時には停滞し、「副交感神経」が優位になると活発になります。ストレスや刺激を感じ、交感神経が優位になると、どうしても動きが滞り、排便が困難になり便秘になりがちです。
秋の便秘を防ぐ方法を教えてください
(1)体を冷やさない
外的要因と食生活により、体が冷えたときこそゆっくり湯船に浸かりましょう。シャワーでは、汚れは取れても、冷えは改善できません。暑くてしんどい、長湯は苦手だという方もいらっしゃると思います。温度は高くなくていいので、まずはゆっくりと浸かれる温度で入浴しましょう。湯船より外に出ている顔の部分や頭を少し冷やしてあげると、しんどくならずにゆっくり浸かることができます。冷たいタオルで顔や頭を冷やしながら浸かれば、のぼせを防ぐことができますので、ぜひチャレンジしてみましょう。
(2)ストレスをためない
働き盛りの皆様にとって、さらにこの現代の環境ではストレスを感じる場面は多くあると思います。人それぞれ感じ方は違うと思いますが、ストレスを感じやすい方は感じたストレスの大きさを減らすように工夫しましょう。前述しましたように、腸は「第二の脳」です。嘘みたいな話ですが、腸内環境を改善することで、自律神経が整い、ストレスの受け方を少なくすることができ、結果として便秘解消にもつながります。仕事などで日々お忙しいと思いますが、リラックスできる時間を設けましょう。おすすめは、前述にもありました、ぬるめのお風呂にゆっくりと浸かることです。リラックスもできますし、冷えも取れるため、便秘解消へはかなり近道となるでしょう。この二つを徹底すれば、便秘にはなりにくいでしょう。
便秘予防に効果的な食べ物を教えてください
少しでも冷たいものを口に入れる機会を減らす。冷たい飲み物、アイスクリームやかき氷など、食べる機会が多いと思います。はじめは慣れにくいかもしれませんが、お水やお茶などまずは常温のものを飲むよう習慣化させましょう。
またからだを冷やす食べ物、あたためる食べ物を知っておきましょう。そば、小麦、豆腐、牛乳、緑茶、コーヒー、果物などが当てはまります。全て避ける必要はありませんが、食べるもの飲むものを迷った時には、別の方を選ぶことで少し冷えを避けることができますよね。からだを温めるものは、もち米、ライ麦、鶏肉、しょうが、ニンニク、紅茶、ハーブティーなどがあげられます。この辺りを意識的に取り入れていくことを日常で思い出してみてください。これだけでも体内の冷えは大きく改善されるでしょう。
その他、秋の便秘に関してアドバイスがあれば教えてください
前述の内容のように、生活習慣を変えられれば、便秘の要因の大半は解消できるはずです。さらにもう一つ、便秘解消にとって欠かせないことがあります。それは運動です。運動をすることで、血流が活発になり新陳代謝が促されます。帰宅時に歩くことや、軽く自宅でトレーニングをすることを推奨します。他にも腹筋を鍛えることで便秘解消につながります。腹筋が鍛えられると、便をスムーズに押し出す力がつきます。全体の血流促進をしながら、特に便通が良くない時は、ピンポイントに腹筋を鍛えていきましょう。
教えてくれたのは
株式会社アウトライン 代表取締役 小林広和さん
女性専用パーソナルジムOUTLINE(アウトライン)代表。東証マザーズ上場パーソナルジムで8店舗の立ち上げを担当後、現在女性専用パーソナルジムのアウトラインを全国26店舗経営、ダイエット特化チャンネルのYouTubeチャンネル「アウトラインジム」を運営中
公式HPはこちら
公式YouTubeはこちら
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
他の季節に比べ夏の便秘は辛い? 夏冷えによる「夏便秘」の効果的な対策
ウェザーニュース / 2024年9月12日 5時20分
-
【医師監修】今日から取り入れるべき!疲れをためない10の生活習慣
ハルメク365 / 2024年9月11日 18時50分
-
睡眠障害、疲労、動悸…“自律神経の乱れ”が原因 整える方法“4選” 総合内科専門医が解説
オトナンサー / 2024年9月10日 7時10分
-
1日2~4杯飲めば幸せホルモンが増え、うつ病のリスクが低下…ハーバード大が効果を実証した身近な飲み物【2024上半期BEST5】
プレジデントオンライン / 2024年9月7日 8時15分
-
だから通勤するだけでヘトヘトになる…専門医が指摘する「朝から疲れてしまう人」に共通する就寝前の悪習慣
プレジデントオンライン / 2024年9月3日 7時15分
ランキング
-
1「毎月通院していたのに、突然、進行したがんが見つかった」そんな確率を減らすために医師に伝えるべき内容
プレジデントオンライン / 2024年9月25日 9時15分
-
2土井善晴氏が味噌汁に入れた“意外なモノ”に驚き 「めちゃめちゃおいしい」
Sirabee / 2024年9月24日 5時0分
-
3最終週「虎に翼」異例ヒットとなった"2つの理由" 新鮮でありながら「NHKらしい」見事なドラマだった
東洋経済オンライン / 2024年9月23日 10時30分
-
4いまやお土産の定番? 外国人観光客が「日本の包丁屋さん」に殺到している理由
PHPオンライン衆知 / 2024年9月25日 12時0分
-
5スノーピークはキャンプブームを読み違えた…業績急拡大の反動でコロナ後に急落悪化
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月25日 9時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください