荒れがちな花粉症シーズン!医師に聞いた「間違いスキンケアと正解ケア」
美人百花デジタル / 2022年3月16日 20時30分
![荒れがちな花粉症シーズン!医師に聞いた「間違いスキンケアと正解ケア」](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/bijinhyakka/bijinhyakka_1029668_0-small.jpg)
花粉症のシーズン。3月に入り、肌のかさつきや赤みに悩んでいるレディも多いのではないでしょうか。今回は、「今泉スキンクリニック」院長の今泉明子先生に、花粉症シーズンに適しているスキンケア方法を教えてもらいました。
最初に、花粉シーズンに多い「肌荒れ」の症状を教えてください
花粉が飛散するシーズンは、昼夜の気温の寒暖差によって皮膚のバリア機能が低下しており、肌は乾燥しがちです。肌の乾燥がすすむことで「赤くて細かい湿疹が出る」「表面がカサついて肌の透明感を失う」「目の周りや鼻の下などの皮膚は荒れて赤味をともなう」など、見た目の肌トラブルとなって現れてきます。また、花粉に対してアレルギー反応を起こすことで、まぶたや、首元にかゆみが生じ、掻いてしまうことで色素沈着してしまう方もいます。この季節にメイクのノリが悪くなったり、洗顔料や化粧水がしみたりすることで、ご自身が季節の変わり目に肌荒れを起こしやすい〝ゆらぎ肌〟と気が付かれる方も多いようです。
花粉で肌荒れしないための予防法があれば教えてください
この季節の肌トラブルとは、肌の水分と油分のバランスが崩れることによって起きているので、乾燥を防ぐために保湿をしっかりと行いながら、肌の生まれ変わりのサイクルを正常化させるケアが必要になってきます。もしトラブルの元凶が、花粉によるアレルギーと判明しているのであれば、日常生活の見直しをするのもひとつです。外出時にはマスク、メガネ、帽子を着用する、また、帰宅時にも衣服から花粉を払う、手洗い、うがいをする、など花粉から身を守ることも重要です。
花粉で肌荒れしてしまったときのスキンケア方法を教えてください
なんといっても、乾燥対策です。スキンケアで使用するなら、防腐剤や香料など、肌に刺激となるものを極力使っていない、敏感肌向けに開発されたコスメを使用しましょう。選ぶポイントとしては「ヒアルロン酸」や「グリセリン」などの保湿剤の成分が多く配合されたアイテムです。特に肌の油分を奪ってしまう、クレンジング剤や洗顔料は低刺激なものが良いでしょう。また、洗顔後や入浴後は水分が蒸散して乾燥しやすいため、すぐに水分を補給し保湿をしてあげることが肝心です。乾燥が進んでしまって、どんな化粧品でも肌に沁みてピリピリしてしまう方は、純度の高い白色ワセリンを使用するのもオススメです。肌の乾燥を防ぐことは、最も重要な肌荒れ対策になります。ただし、花粉症の方で、目や鼻の周りがカサついて、かゆみから掻いてしまって粉を吹くほどのつらい状態になっている方は、アレルギー薬の投与が必要な場合もあります。かゆみや痛みがともなうほどの状態であれば、迷わず皮膚科を受診しましょう。
間違ったスキンケア方法を教えてください
保湿が重要とのことで化粧水を強めにパッティングしていると、コットンの摩擦で肌に刺激を与えることになります。肌が敏感に傾いているときは、化粧水や乳液は手のひらに適量取って、優しく顔を包むようになじませましょう。強めのマッサージやシェービングも同様に、肌に刺激を与える行為なので控えてください。また、肌が荒れているからといって、普段の化粧品に新しいアイテムを追加して使用するのも避けた方が良いです。肌が敏感になっているため、よりトラブルの引き金となってしまいがちです。沢山のアイテムを使用するより、肌が弱っているときは、極力シンプルなケアを心がけるようにしていただきたいです。そして、スキンケアにこだわるだけでなく、住空間においては空気清浄機を使って花粉やハウスダストなど、アレルギーの元凶となるものを減らしていくことや、新たなダメージを与えないよう、紫外線対策をしっかりと行うことで、外的要因から肌を守ることも大切です。
教えてくれたのは
![](https://i2.wp.com/bijinhyakka.com/wp-content/uploads/2022/03/uranai1.jpg?resize=200%2C300&ssl=1)
出典: 美人百花.com
「今泉スキンクリニック」院長 今泉明子先生
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。聖マリアンナ医科大学を卒業後、皮膚科医として経験を重ねるほか、最先端の美容医療を学ぶため渡米。ニューヨーク ワイル・コーネル医科大学では皮膚の修復・再生にアプローチする「ペプチド」の研究に従事する。帰国後、都内皮膚科クリニック院長を経て、今泉スキンクリニック(六本木)を開院。日々診療を行う傍ら、国内外の学会・講演に登壇、世界中のドクターへ注入技術の指導を行うと共に、「ヒアルロン酸注射」「ボトックス注射」治療の啓蒙にあたる。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「睡眠中にかきむしる」酷暑で急増の『汗あれ』大人の夏肌トラブルを医師が解説
週刊女性PRIME / 2024年8月3日 8時0分
-
40・50代がすべき簡単デリケートゾーンケア3つ
つやプラ / 2024年7月24日 12時0分
-
開発期間3年!&beから初のダーマコスメが誕生!保湿しながら肌荒れ、ニキビを予防する「&be 薬用アクネケアセラム」を7月25日(木)に発売
PR TIMES / 2024年7月21日 21時40分
-
46.1%の男性が手が乾燥したら『ハンドクリーム』で保湿する!乾燥や手荒れにおすすめのアイテムを紹介
PR TIMES / 2024年7月14日 15時45分
-
「ヒリヒリしない」「赤みが出たらこれ」敏感肌さんが頼りにしてる【スキンケアアイテム】3つ
美人百花デジタル / 2024年7月12日 12時30分
ランキング
-
1航行中の機内で女性をペンで突く 客の男を現行犯逮捕
産経ニュース / 2024年8月6日 10時39分
-
2面倒なことはやらない!?「貯蓄上手な人」の節約のやり方
オールアバウト / 2024年8月5日 19時30分
-
3【驚愕事実】宇宙人&UFOは実在する可能性大 存在を確かめるためNASAが本格調査に乗り出す
東洋経済オンライン / 2024年8月6日 11時0分
-
4“あおり運転”してきたセダンの運転手が顔面蒼白で立ち尽くしたワケ「相手の顔をよく見てみると…」
日刊SPA! / 2024年8月6日 8時53分
-
5過去最大の下落幅に投資家はパニック売りだが…円高・株安でも「慌てる必要なし」とエコノミストが説く根拠
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月6日 11時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)