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春の新生活、気疲れしていない?メンタルを安定させる方法とお助け漢方薬

美人百花デジタル / 2022年4月9日 20時15分

春の新生活、気疲れしていない?メンタルを安定させる方法とお助け漢方薬

こんばんは、薬剤師の芝軒千紘(しばのきちひろ)です。

4月に突入しましたね。進学、就職、異動、転職など心機一転、新しい環境に変わった方もいるのではないでしょうか?

期待と不安が入り混じり、なんとなく心も身体も落ち着かないのが春。気合いが空まわりして体調を崩したり、いつものペースを見失ってしまう人も多いのではないでしょうか? そんな春の新生活でもメンタルを安定させる方法とお助け漢方薬についてお話ししていきます。

人間は変化を嫌う生き物

人間の身体は変化を好みません。新しい部署で活躍できるように残業したり、朝活を始めたり、ジムに行き始めたり、新しい人間関係の構築のためにご飯に行ったり……脳が情報過多で疲労してしまい、体調に影響する可能性があります。気づいた時に深呼吸をして、張り切りすぎていないかをチェックしましょう。

人間関係のストレス

進学や転職などでガラッと身の回りの人間関係が変わる人もいるかもしれません。新しい環境の中で自分をよく見せようとしたり、気の合わない人と一緒になって今までにないストレスを感じ始めたり……家に帰って何かをする気力がなくなっていませんか?

おすすめの漢方薬:桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

神経質で常に緊張していたり、寝ても疲れが取れないような症状にお悩みの場合におすすめ。桂皮(ケイヒ)、竜骨(リュウコツ)、牡蛎(ボレイ)という3種類の生薬が気持ちを落ち着かせたり、動悸や不安感の軽減に働きます。

新しいルールとの戦い

上司が変わったり、チームのメンバーが変わることで今までのルールが変更されたりやりにくさを感じることもあるのではないでしょうか? 「前の方が良かった」と嘆いてしまうとその時間はずっとストレスを感じてしまうことになります。「今の変化も一生続くものではない」と切り替えて前向きに取り組んでいきましょう。

おすすめの漢方薬:柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

人の目が気になってしまう、神経質、寝付けない、気うつ感、動悸などのお悩みがある方におすすめ。含まれている柴胡(さいこ)という生薬は意欲を高める働きがあります。また滋養強壮にも用いられる人参(にんじん)も加わり、気力の低下を改善していきます。

新たな挑戦と壁

新学期、進学、異動などで今まで積み上げてきたものの他に、新たに挑戦する機会もあるのではないでしょうか? 成果を出さなくてはいけないと張り切って、思うような結果が出なくて落ち込んでしまうこともありますよね。最初からうまく物事をやれる人は多くありません。焦らずに自分のペースを保っていきましょう!

おすすめの漢方薬:半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

落ち込んでしまう、気分がふさいでしまう、不安感、喉のつまりなどがある人におすすめ。厚朴(こうぼく)という生薬は気うつ感の軽減に働きます。また半夏(はんげ)は胃のムカつきの改善にも働くので、胃腸が虚弱な人の気うつ感の改善にぴったりです。

安定した新生活を送るためには、がんばりすぎないことが大切。気合いが空回りして5月病になってしまうのを防ぐために、たまには自分にご褒美をあげることが大切です。

教えてくれたのは

芝軒 千紘(しばのき ちひろ)

薬剤師。大学病院の門前薬局にて勤務後、より多くの人に健康に興味を持ってもらえるよう、パーソナルの栄養相談・指導などに従事。現在はオンライン薬局YOJOにて体質に合わせたオーダーメイド漢方の提案をしている。

画像提供/PIXTA

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