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「なかなか疲れがとれない…」タイプ別・5月疲れにおすすめの漢方ケア

美人百花デジタル / 2022年5月23日 19時45分

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こんばんは、医薬品登録販売者の志賀美希です。新年度が始まって2カ月ほどが経ちましたが、体調はどうですか? 春になると環境の変化や朝晩の気温差などから、疲労感が抜けないという方も多いです。疲れているときは無理をせず体を整えていきましょう!

そもそも疲れとは?

疲れは発熱や痛みと並ぶほどの「生体三大アラーム」と言われていて、発熱や痛みと比べて見逃したり我慢したりしがちです。

疲れには体を過度に動かすことで起こる身体的疲労と、ストレスなどによって起こる精神的疲労があります。疲れが溜まってくると「イライラしやすい」「体がだるい」「眠れない、起きられない」「食欲がなくなる、または食べ過ぎる」などの不調があらわれてきます。

あなたの疲れは何タイプ?

ストレス疲れタイプ

緊張や精神的ストレスによって、体のエネルギーである「気」の巡りが悪くなっている状態。うまく発散ができず体内に溜め込むことで、だるさや疲労感につながります。

・おすすめ生活習慣

ストレスを溜め込みやすいので、リラックスすることが大切です。ゆっくり入浴をしたり、ハーブティーやアロマの香りで疲れを癒やしましょう。気を巡らせるミカンやレモンなどの柑橘類、パセリなどの香味野菜もおすすめです。

・おすすめ漢方薬

加味逍遙散(かみしょうようさん)や、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)など

元気不足疲れタイプ

体を元気にするエネルギーが足りていないため、元気を出したくても出せない状態。食欲不振や食後の眠気、だるくて横になることが多いです。体が冷えやすいのも特徴です。

・おすすめ生活習慣

まずはたっぷりと質の良い睡眠をとってエネルギーを充電しましょう。食べ物を消化することでもエネルギーは消費されます。特に食後に眠たくなる・胃腸が弱いという人は消化の良い食事で、胃腸もしっかり休めてください。エネルギーを補う穀物類やイモ類、豆類、ナツメもおすすめです。

・おすすめ漢方薬

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)や、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)など

水たまり疲れタイプ

水分代謝が悪く、体内に余分な水分がたまりやすい状態。体や頭の重だるさ、めまい、むくみが出やすくなり、雨の日に不調が起こりやすいのも特徴です。

・おすすめ生活習慣

体が冷えることで、より水分をためやすくなるので冷えには注意。冷たい飲み物や体の熱を冷ます作用がある果物は食べ過ぎないようにしましょう。水を巡らせるハトムギや黒豆、トウモロコシがおすすめです。

・おすすめ漢方薬

六君子湯(りっくんしとう)など

漢方薬を選ぶときには、自分の体質や症状に合ったものを選ぶ必要があるので、漢方薬局で相談してみてくださいね。

書いたのは

志賀 美希(しが みき)さん

医薬品登録販売者。日本化粧品検定1級。大学卒業後、ドラッグストアにて勤務。女性が心身ともに健康で過ごせるよう、OTC医薬品や化粧品のアドバイスを行ってきた。現在はオンライン薬局YOJOで体質に合わせた漢方薬の提案をしている。

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