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梅雨の不調の原因とは?薬剤師が教える梅雨対策

美人百花デジタル / 2022年6月9日 19時45分

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こんばんは、薬剤師の芝軒千紘です。憂うつなこの時期がやってきましたね。なぜ梅雨に体調を崩しやすくなるのでしょうか? 今年は梅雨に負けないように対策をしていきましょう!

天気は不調に関係ある?

頭痛、むくみ、だるさ、食欲がわかない、やる気が出ない、うつっぽい…など、なんとなくの不調に悩まされていませんか?

東洋医学で「湿邪(しつじゃ)」は、不調を引き起こす湿度や湿気のことを言います。「湿邪」は湿度が高いと体に侵入しやすく、特に日本は高温多湿気候のため、不調に悩む人が非常に多い国なのです。

湿邪の特徴

湿度が高まると、水の巡りやバランスが乱れ、どんどん「湿」が体の中に溜まっていきます。一度侵入したら排出しにくいのも特徴。なんとなく汗をかきづらく、余分な水分や老廃物が内側や下半身に溜まってしまい不調を引き起こしていくのです。

おすすめの養生法1:水の巡りを良くする食材を食べる

とうもろこし、スイカ、きゅうり、梅干し、セロリなどは余分な水分を排出する利水効果が高く、梅雨の不調におすすめです。

おすすめの養生法2:自宅でできる薬膳茶を飲む

とうもろこしのヒゲを捨てずに4〜5日天日干しにし、お湯で煮出すだけで「とうもろこしのひげ茶」の完成。水分バランスを整えるのに大切な役割をするカリウムや、ビタミンB1、ビタミンE、鉄など女性に嬉しい栄養素を含みます。梅雨時期に憂うつな気分になりやすい人は同じく天日干しした「みかんの皮」を一緒に煮出すことで気の巡りを整えてくれますよ。

おすすめの養生法3:運動で適度に汗をかく

東洋医学では、ヒトの体は「気、血、津液(しんえき)」の3つから成り立つと考えます。運動はこれらの巡りを良くしてくれます。

汗が少し出るような運動は、体の余分な水分を排出するのにピッタリです。「運動なんてしたくない!」という人はしっかり入浴時間を確保するようにしましょう。

おすすめの養生法4:胃腸に優しい生活を心がける

湿邪は胃腸にも不調をもたらします。冷たいものや甘いものを避けたり、消化の良い食事を心がけていきましょう。

 

対策をして、今年の梅雨はいつもよりも元気に過ごしてもらえることを願っています。

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教えてくれたのは

芝軒 千紘(しばのき ちひろ)

薬剤師。大学病院の門前薬局にて勤務後、より多くの人に健康に興味を持ってもらえるよう、パーソナルの栄養相談・指導などに従事。現在はオンライン薬局YOJOにて体質に合わせたオーダーメイド漢方の提案をしている。

画像提供/PIXTA

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