やらなきゃ絶対損！駆け込み前にチェックしておきたい【ふるさと納税】の始め方

聞いたことはあるけど、なんか難しそうと思っている人も多い「ふるさと納税」。自治体に寄付するとお礼の品がもらえて節税もできるお得なこの制度、利用しない手はありません！　締め切りとなる12月31日に向けて駆け込む人が増える前に、まだやったことないという人は今すぐ始め方をチェックして♪

「ふるさと納税」って何？

出典: 美人百花.com

応援したい自治体を選んで寄付すると、その自治体からお礼の品がもらえるだけでなく、税務署へ申告することで、所得税や住民税を節税できる制度。居住自治体以外の、生まれ育ったふるさとや旅で訪れた場所などに貢献できる仕組みです。

大人女子が「ふるさと納税」をやるべき理由3つ

社会貢献できる

応援したい自治体へ寄付ができ、復興支援、環境保護、教育の充実など、使い道まで選べることも。個人の力が立派な社会活動に。

実質2,000円で返礼品がもらえてお得

寄付した自治体から、お礼として魅力的な品が届く仕組み。条件内なら自己負担が年間たったの2000円なので、お得感あり。

シングル女子にメリット大！

シングルや子どもがいない夫婦は他での税額控除（差し引かれる税金）が少ない分、ファミリーより控除額が高い設定という優遇が！

「ふるさと納税」のやりかた6STEP

（1）自分の「控除額上限」を調べる

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年収や家族構成で変わる控除額上限は、必要項目を入力するだけで自動計算してくれるサイトでチェックを。総務省の「ふるさと納税ポータルサイト」内「寄付金控除額の計算シミュレーション」で簡単に調べられます。

上限までなら寄付するほどお得

控除額の上限目安がわかったら、その金額以上を寄付すると自己負担が2000円を超えると覚えておいて。逆に言えば、控除額上限の範囲内なら、いくら寄付しても自己負担は2000円。上限まで寄付するのが賢明です。

【注意】医療費やiDeCoなどの控除も含めて試算して

シミュレーションで算出された控除額上限は、他に控除がなかった場合の金額。医療費やiDeCo、住宅ローンなどの税額控除がある場合、その分を差し引いて計算を。

（2）寄付する自治体、返礼品を選ぶ

応援したい地域、寄付金の用途、魅力的な返礼品など、選び方は自由。「ふるさとチョイス」「楽天ふるさと納税」などの専門サイトが比較しやすく便利です。

（3）寄付金を払う

自治体やサイトによって、クレカ払い、振込み、コンビニ決済などから選べますが、ポイントも貯まるクレカ払いがおすすめ。バーコード決済が使える場合も。

（4）返礼品を受け取る

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選んだ返礼品が登録した住所へ届くので受け取るのと共に、別送で届く「寄付金受領証明書」を保管しましょう。控除を申請する際の必要書類になります。

（5）控除の申請をする

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ふるさと納税での寄付額を税金から控除してもらうためには申請が必要に。ふるさと納税を行なった翌年の確定申告で、前年度の「寄付金受領証明書」の内容を申請しましょう。

【ワンストップ特例制度】なら確定申告ナシでOK

もともと確定申告をする必要がなく、1年間にふるさと納税をした自治体が5つ以内という人が利用できる「ワンストップ特例制度」も。必要書類を寄付先の自治体へ送るだけで、代わりに控除申請をしてくれるから楽チン！

（6）税金が還付、控除される

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所得税の還付、ふるさと納税をした翌年度の住民税の控除により、お金が戻ってきます（ワンストップ特例制度利用の場合、確定申告を行わないので控除額すべて住民税から減額）。住民税がどのくらい減るのかは、6月頃に届く決定通知書で確認を。

 

教えてくれたのは

（株）Money＆You取締役　ファイナンシャルプランナー

高山一恵さん

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結婚、出産など多くの転機が訪れる女性にこそお金の知識が必要と、女性目線のマネー事情をわかりやすく発信。豊富な知識をもとに、講演や執筆、マネー相談を行う。顧客にはアラサー女子も多数！　「美人百花」本誌にて、「賢く生きるレディのためのマネーサロン」を連載中。

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掲載：美人百花2021年8月号「賢く生きるレディのためのマネーサロン」

取材・文/鹿志村杏子 監修/高山一恵 イラスト/村澤綾香