現在は、協会理事と大学教授と育児の3足のわらじ!「10年前によく見た読モ、今何してる?」
美人百花デジタル / 2022年11月6日 20時40分
キャリアアップもしたいけど、 結婚や出産もしたい! アラサーの私たちは、今、何をすべきなの? そこで、人生の先輩である美人百花を華やかに飾ってくれていた読モOGに会いに行って話を聞いてきました♪
やりたいことがあったら、今すぐやるべき! 危機感を持たないとあっという間に年をとります
日本化粧品検定協会代表理事 小西さやかさん(43歳)
日本化粧品協会代表理事に加え、美容家、コスメコンシェルジュとしての執筆活動。4つの大学で化粧品科学を講義する客員教授でもあり、2歳児の母。
・百花に出ていた10年前
副業OKの条件で転職し、読モ活動をしていたころ。「いろんな読モと話したころで、化粧品の正しい知識を広めたい熱い思いが!」
・現在は、協会理事と大学教授と育児の3足のわらじ
大学以外でも医薬看護学校でスキンケアアドバイザー科の化粧品学の講義。
2歳の娘さんが可愛すぎて、仕事を放棄したい衝動に駆られることもあるんだとか。
小西さんの歩み年表
24歳・・・大学院卒業後、大手化粧品メーカーに研究職として勤務
28歳・・・商品開発部に異動になったことで上京
29歳・・・読者モデルとしても活動
30歳・・・結婚
32歳・・・転職し副業でコスメコンシェルジュとしても活動
34歳・・・会社を退社し、日本化粧品検定協会を設立
39歳・・・日本化粧品検定が文部科学省後援事業に
40歳・・・出産
・13冊目になる著者本も発売
『「私に本当に合う粧品」の選び方事典』(主婦の友社)シワや毛穴、敏感肌など、肌悩み別に解説!
・無料で受けられる日本化粧品検定もcheck
毎回100万人が受験するという超人気資格。3級のテストは、スマホで無料で受けることができるので、「日本化粧品検定3級」で検索してみて!
「安全第一、サラリーマン最高と思っていたのがボランティアを経験し起業」
学生時代は、化粧やおしゃれとは無縁で「浄水をつくって水に困っている国を救うんだ!」という夢のもと、国連のインターンまでいったんですが、周りがエリートすぎて挫折。今まで研究してきた水と油と活性剤を使った浄化という観点は、化粧品の研究にも通じると思い、大手の化粧品会社に就職しました。そこで、社会人になって初めてメイクをしたんです。市場調査のため百貨店でコスメを買っていろいろ試しているうちに「なんて楽しい世界なんだ!」と、どんどん化粧品マニアの道に進んでいきました。28歳で商品開発のため東京の本社で働くように。女性ばかりの化粧品会社では出会いがないので、先輩に呼ばれ、週3で合コン三昧の日々。とにかく30歳までに、お金持ちと結婚したい願望が強かったんです。そこで、まずは自分の価値を高め、キレイになるべきだと思い、雑誌の読者モデルに応募しました。で、弁護士や経営者ともつき合ったけど心底一緒にいたいと思えなくて、結局、普通のサラリーマンと30歳の誕生日に入籍。決め手はお金より顔&居 心地の良さでした(笑)。結婚したことで、エリア限定職になり給料が大幅に下がるので、結婚と同時に、副業や読モ活動もOKな化粧品メーカーに転職しました。美人百花に出ていたのもそのころ。そこで、いろんな読モやメイクさんと話す機会があり、結構、化粧品に対して科学的に間違ったことを言っているなと、それが世の中に発信されることに危機感を持ったんです。正しい知識をみんなに伝え なきゃと思って、化粧品のクイズをつく って大学教授に監修してもらい、WEBにアップしたのがコスメコンシェルジュ検定(現・日本化粧品検定3級)の始まり。もちろん受験は無料なんですが、合格した人には、私が手書きした合格 証書を郵送代自腹で送るというボランティアを2年続けました。そもそも、検定が収入になると当時は考えてなくて、皆さんが正しい知識を身につけてくれたらいいなとしか思っていませんでした。そこから、コスメのコンサル業や美容家の活動をしながら、検定の本を出版したことをキッカケに、本格的に「日本化粧品検定協会」を立ち上げ、東京、大阪、福岡で検定試験を主催することに。これがめちゃめちゃ大変で……。職場にずっと寝泊まりしながらがむしゃらに検定の問題を作成して、ほぼ家には帰れない状態でした。そんな生活が34〜39歳くらいまで続き、その間、協会運営は自転車操業で自分の給与は出せませんでした。39歳のころ、文部科学省の後援がとれて国が認める唯一の美容の検定になったこととコロナ禍の景況で受験者数が倍増し、やっと検定でのお給料をもらえるように。協会のスタッフが増えたことで、私の作業も手離れしてきて、子どもを作るならラストスパートだと思い、体外受精で子どもを授かり40歳で出産。今は、検定の仕事を人に任せてでも一緒にいたいくらいに子どもが可愛い!! 美人百花に出ていたころは、サラリーマンという安定した立場を捨て、化粧品の知識を広めるボランティアを始めるか、めちゃめちゃ迷っていたころ。一歩踏み出してから39歳になるまでは仕事に忙殺されて、生きるのがやっとみたいな感じだったので、子どもなんて考えられなかった。もうちょっと早めに危機感持って妊活できてれば、もう1人産めたかなと私の人生設計のまずさを痛感しています。ですが、あのとき子どもがいたら、検定のお仕事もここまでできてなかったとは思います。
掲載/美人百花2022年7月号 10年前に美人百花に出ていた「あのレディ、今何してる?」
撮影/清水通広 再編集/美人百花.com編集部
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