終わりよければすべてよし！年始までにやりたい5つの養生法

こんばんは、薬剤師の芝軒千紘です。2022年もあっという間に終わりに向かっていますね。終わりよければ全てよし、となるように今からお伝えする5つの養生法をぜひ実行してみて！

 

年末年始にやるべき5つの養生法

（1）大根を食べる

年末年始は食事をする機会が増えますよね。揚げものやスイーツを食べる機会が増えて、腸が疲れてしまうことも……。大根は腸のお掃除にぴったり！　腸に溜まった余計なものを流してくれます。また、粘膜を保護し免疫力を高めてくれるので、インフルエンザの対策にもおすすめです。

（2）休みの日に寝坊しない

休みの日くらい、たくさん寝たいですよね。起床の2時間前には「コルチゾール」というストレスホルモンが多く分泌されます。これは起床後すぐに活動ができるように準備をするためです。休日に睡眠リズムが乱れてしまうことで、このホルモン分泌も乱れてしまいます。余計に休み明けに起きるのが大変になってしまうだけでなく、休日の無気力の原因にもなってしまいます。起床時間は変えず、仮眠をとるようにしましょう。お昼ご飯の後に仮眠を入れると良いですよ。

（3）水分をとる

東洋医学では、寒さで陽気が抑えられてしまい陰が高まりやすい“冬”こそ、水をたくさん飲むことが大切と考えられています。特に冬場は寒くて、夏よりも水分補給を怠りがち。水をしっかり飲むことは体のデトックスにも大切です。「今年は不摂生をしちゃったな〜」という人は水をしっかり飲むことで取り戻しましょう。

（4）毎日の姿勢を正して血流をよくする

冬場は汗をかくことが少ないので水分が排出されにくくなっています。余分な水分が体内に溜まりやすくなると血流がさらに悪くなってしまいます。

背中を丸めてスマホをいじったり、あたたかい部屋から動きたくないからと運動不足が続いていませんか？　姿勢を正すだけで血の巡りがよくなります。座っているときも、立っているときも年末まで毎日意識してみましょう！　運動や入浴などの習慣を身につけ血流をさらに良くしてあげられるといいですね。

（5）腎をケアしてアンチエイジングを

東洋医学では、腎は冬の影響を受けやすいと言われています。体が冷えることで腎が弱くなってしまいます。腎はアンチエイジングに必要な部分なので、老化が進んでしまうことも。腎におすすめな食材は“黒い食べ物”。黒酢、昆布、キクラゲ、黒豆、黒胡麻、海苔などがあります。これらの食品を意識して、毎日取り入れてみてください。

 

いかがでしたでしょうか？　12月のラストスパートにぴったりの養生法をご紹介しました。ぜひ実行してみてくださいね。薬剤師と相談しながら体質をチェックしたい方はこちらから。

教えてくれたのは

出典: 美人百花.com

芝軒 千紘（しばのき ちひろ）

薬剤師。大学病院の門前薬局にて勤務後、より多くの人に健康に興味を持ってもらえるよう、パーソナルの栄養相談・指導などに従事。現在はオンライン薬局YOJOにて体質に合わせたオーダーメイド漢方の提案をしている。