膣のゆるみの原因や対策とは?医師が教えます!
美人百花デジタル / 2022年12月19日 19時45分
![膣のゆるみの原因や対策とは?医師が教えます!](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/bijinhyakka/bijinhyakka_1055447_0-small.jpg)
年齢を重なるにつれて、膣のゆるみを実感するようになった、なんてことはありませんか? 女性にとって膣のゆるみは一大事! 今回は、その原因や対策を一般社団法人月美会「BIO CLINIC 表参道」金子拓人先生に教えてもらいました。
膣のゆるみの原因はどのようなことが考えられますか?
膣のゆるみの原因は大きく2つあります。1つ目は、膣粘膜を構成するコラーゲンの不足、2つ目は骨盤底筋の筋力不足です。それぞれについて詳しく解説していきます。
(1)膣粘膜を構成するコラーゲンの不足
膣粘膜は、重層扁平上皮という組織で、細胞が何枚にも重なることで構成されています。この粘膜の強度を高めるためには、粘膜のコラーゲン量を増やすことが重要です。コラーゲンの量が減ると上皮のボリュームが失われて、粘膜が平らになってしまいます。
(2)骨盤底筋の筋力不足
骨盤底筋はいわゆるインナーマッスルです。文字通り骨盤の底にある筋肉で、膀胱や子宮・直腸の位置を正しい位置に保つ作用があります。骨盤底筋の筋力がすると、膣を締める働きも弱まります。骨盤底筋の筋力低下は、膣のゆるみ以外にも尿漏れや骨盤臓器脱のリスクを上昇させます。
一度、膣がゆるくなると元に戻すことは難しいのでしょうか。
膣のゆるみは、栄養状態の改善と骨盤底筋のトレーニングによって改善することができます。栄養状態としては体のコラーゲン産生を高める必要があります。コラーゲンは、鉄分とビタミンC、そしてタンパク質で構成されています。特に鉄分は、若い女性で不足している方がとても多く、隠れ貧血の原因になっています。鉄分を積極的にとることがコラーゲン産生のために必要不可欠です。鉄分を多く含む食としてはレバーやホウレンソウ、海藻や豆類があります。サプリからとる場合は、鉄がタンパク質でコーティングされているヘム鉄というタイプのものを選ぶも良いでしょう。ビタミンCは1日3,000mgとるとよいです。厚生労働省の推奨する1日100mgという量は最低限の量であり、ビタミンCの効果をしっかり出すためにはこれよりも高容量が必要です。ビタミンCは食事からは十分とることができないので、サプリからとるのがオススメです。また、ビタミンCには鉄の吸収を高める働きもあります。タンパク質は積極的に食事でとりましょう。特に炭水化物・糖質過多の現代では、タンパク質の1日摂取量が理想の50gまで到達していないことがよくあります。食事の際には卵や魚・お肉料理を一品加えることを心がけると良いです。骨盤底筋のトレーニングは次に説明する膣トレが有効です。
膣のゆるみ対策を具体的に教えてください。
膣のゆるみを改善する方法としては、骨盤底筋を鍛える「膣トレ」がおすすめです。やり方は簡単で、息を吐きながら膣や肛門をゆっくり5秒ほどかけて締めて少しキープ、息を吸いながらゆっくり5秒ほどかけて緩めて少しキープ、これの繰り返しです。簡単な上にどこでもできるトレーニングですが、たくさんのメリットがあります。膣トレをすることで、くびれる、おなかがへこむ、生理不順改善、性交渉の快感増進など、女性にうれしい効果がたくさんあります。また、膣まわりはヨガやアーユルヴェーダで言う第一第二チャクラがあるところであり、この土台のチャクラが整うことが心身の安定につながるとされています。東洋医学や武術では膣周りを鍛えることは丹田を意識することにもなります。「腹を括る」や「腹が立つ」など、日本は昔から腹からエネルギーが出ることを言葉であらわしているように、丹田を鍛えることは心身を鍛えることにもなります。このように、たくさんのメリットがあるのにお金も時間もかからない膣トレはやらない理由がありません。少し地味なトレーニングなので地道な継続が大切です。
教えてくれたのは
![](https://i0.wp.com/bijinhyakka.com/wp-content/uploads/2022/12/dsa-1.jpg?resize=200%2C300&ssl=1)
出典: 美人百花.com
一般社団法人月美会 BIO CLINIC 表参道 金子拓人先生
2013年横浜市立大学医学部医学科卒業。聖路加国際病院ほか多くの病院・クリニックに麻酔科として勤務する。2021年に心臓血管麻酔専門医を取得。西洋医学の現状のあり方に疑問を持ち、分子整合栄養医学を学ぶなかで、予防医療と統合医療の普及の必要性を強く感じるようになる。2022年「BIO CLINIC 表参道」オープン。
BIO CLINIC 表参道 受付・カウンセラー 曽我麻衣子さん
コロナ渦をキッカケに、自分の免疫を高める食事や習慣を勉強し取り入れたころ、体調も肌もスタイルも変わってきたため、日頃の食や習慣の大切さを実感。地道な日常生活の改善から健康と美容は手に入れるものだと知り、良い食や習慣について更に深く学び、人々にも広めたいと思っている。
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