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「膣トリコモナス症」の症状や原因について医師がアンサー!

美人百花デジタル / 2022年12月26日 20時0分

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女性と男性で症状が異なるトリコモナス症。今回は、膣トリコモナス症について、医療法人社団みぶな会「ひなたクリニック」の三橋裕一先生に教えてもらいました。

膣トリコモナス症の主な症状を教えてください

黄色から乳白色で泡状のおりものが特徴です。においもきつく、外陰部、腟のかゆみもあります。トイレに頻繁に行きたくなる、おしっこをしているときの痛み、おしっこが終わってもまだのこっている残尿感などの膀胱炎に似た症状もあります。

膣トリコモナス症になる原因を教えてください

主に性交渉で感染します。実際の性交渉以外でも、感染している男性器を触った手で女性器に触れたり、逆の場合でも感染します。

公衆浴場や温泉に行ったから感染したのでは?との質問もあります。しかし浴槽内ではまず感染することはありません。可能性は低いですが、感染した人が座ったイスにお湯をかけずにそのまま座ったり、便座からの感染の報告はあります。また最近はピルの普及もかなり進みコンドームを使用しないで性交渉をする機会も増え、性病になるリスクも多くなってきています。性病に対してはコンドームが有効です。

膣トリコモナス症の完治するまでにかかる日数や、完治する方法を教えてください

治療は10日間薬を服用と膣錠にて完治します。ここでのポイントは、パートナーと一緒に薬を飲む、完治するまで性交渉はしないということです。通常、女性がトリコモナスになっていた場合、男性もトリコモナスに感染しています。ただ、男性はおしっこをするたびに洗い流しをしているため症状がない場合が多く、泌尿器科に行って検査をしても感染していないと判断される場合があります。そこで薬を飲まない場合、せっかく治療した女性にまた男性から移ってしまうピンポン感染が起こります。産婦人科医の立場からは同時に薬を飲むことと、完治するまで性交渉はしないことが必要です。

教えてくれたのは

医療法人社団みぶな会「ひなたクリニック」三橋裕一先生

2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。利き酒師やフードマイスターの資格も保有。新事業の「内診台を使用したVIO脱毛」に日々奮闘中。

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