「性交渉が多いと黒くなる」という都市伝説はホント!? 膣周辺の黒ずみについて医師がアンサー!
美人百花デジタル / 2022年12月31日 20時0分
デリケートゾーン周辺の黒ずみは、誰もが一度は気にしたことがあるはずです。今回は、「TCB世田谷院」院長の古賀愛子先生に膣周辺の黒ずみの原因や対策について伺いました。
膣周辺の黒ずみの原因を教えてください
膣を含めたデリケートゾーンのことでお悩みの女性は多いもの。特に、黒ずみを気にして美容外科を受診されている方は珍しくありません。デリケートゾーンは膣を中心に、小陰唇(膣口の外側にある蝶の羽のようなヒダ)、大陰唇(小陰唇の外側~太ももの付け根の柔らかい部分)、クリトリス(陰核)、陰核包皮(クリトリスを覆う皮)などの器官があります。こうした部位は唇と同じように上皮によって覆われています。唇の色が人によってさまざまなように、デリケートゾーンの色も人それぞれです。色に〝正常〟や〝異常〟はありませんが、年齢を重ねる中で変化に気づいたり、脱毛をして色みが気になりだしたりという女性をお見受けします。黒ずみの原因は、日焼けなどでもおなじみの「メラニン色素」。メラニン色素が増えることで色が濃くなり、徐々に黒ずんでいきます。このメラニン色素は女性ホルモンの増加や、摩擦などの刺激により増加します。ですので、子供のころはピンク色でも、思春期に入り女性ホルモンの分泌が活発になったり、妊娠期に女性ホルモンが増加したりすると、自然と色が濃くなります。また、日々の下着による擦れなども重なり、経年変化のように黒ずみが進んでいくのです。
膣周辺の黒ずみの対策を教えてください
日々の生活の中で不要な刺激を減らしていくことが大切です。きつい下着を着用している、排尿後にトイレットペーパーで強く拭く習慣がある、という方はこの機会に見直してみましょう。また、臭いや垢などの衛生面を気にして洗いすぎるのも要注意です。洗う際の摩擦はもちろん、洗浄剤の種類によっては乾燥を招き、黒ずみを助長してしまうからです。デリケートゾーン用の洗浄剤で優しく洗うのがおすすめです。そして、衛生面でも刺激の面でも忘れてはいけないのが陰毛。陰毛自体がデリケートゾーンを刺激してしまうほか、カミソリで剃ったり、ワックスや毛抜きで抜いたりと自己処理をすることで大きな負担がかかり、黒ずみの一因となります。安全かつ効果的にお手入れができるよう、医療機関で脱毛を受けるのもひとつの手です。また、黒ずみを治すための美容医療としては、美白効果のある塗り薬やレーザー治療などの選択肢があります。そのほかに、小陰唇が大きすぎたり、大陰唇がたるんでいたりすると、衣類による摩擦を受けやすく黒ずみが目立ってしまうことがあります。日常生活で痛みや不快感がある方も多く、当院でもよくご相談をお受けするケースです。この場合、手術で解決できることもあります。一人で悩まずにぜひ一度受診してみましょう。
「性交渉が多いと黒くなる」という都市伝説は本当でしょうか
医学的な根拠には乏しいと考えられます。黒ずみの原因のメラニン色素は、女性ホルモンの働きにより増加します。多くの場合、幼い頃はピンク色だったデリケートゾーンも、思春期に入り女性ホルモンが活発になり、性成熟の過程で徐々に色味が濃くなっていきます。また、先述のように下着の摩擦などにより、いわば経年変化としてメラニン色素の沈着が重なりますので、人生経験を重ねる中で黒くなっていくように感じる方もいらっしゃるのでしょう。しかし、色は濃くなるだけではなく、反対に薄くなることもあるのです。例えば、妊娠中の女性では一時的に色が濃くなりますが、出産後は徐々に元の色に戻っていきます。また、閉経し女性ホルモンが減少した高齢女性の中には、ピンク色に近い方もいらっしゃいます。デリケートゾーンの色は個人差が大きいうえ、ライフステージによっても変化するものです。根拠のない噂に振り回される必要は全くありませんが、デリケートゾーンに負担をかける習慣は見直しつつ、美容医療なども上手く活用しながら女性として自信が持てたら、素敵ですね。
教えてくれたのは
TCB世田谷院院長 古賀愛子先生
皮膚の病気の研究や心身医学を専門として研鑽を積み、現在はTCB世田谷院の院長として数多くの施術を担当している。心と体両面の治療を行ってきた経験から、患者様のお悩みに寄り添った丁寧なカウンセリングと高い技術力が人気の古賀院長。デザイン性が重要な二重施術、豊胸、小顔、鼻整形で指名やリピーターの患者様も多い。
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