【第34回】「元気？」と聞かれても返答に困る…辛酸なめ子さんが解決【美人からの生相談】

漫画家・コラムニストとして大活躍中の辛酸なめ子さんのWEB限定連載！　美人たちから寄せられたリアルなお悩みに独自の視点でお答えします。→ 第33回もチェック♡

出典: 美人百花.com

【第34回】

「元気？」と聞かれても返答に困る

「会社や外で知り合いに会ったときに、よく『元気？』と聞かれることがあります。自分がわりと元気がないとき、相手との関係性が近い場合は『あまり元気じゃない』と素直に答えられるのですが、そこまで距離が近くない場合は返答に困ってしまいます。無理して『元気』と答えて、『確かに元気そうだもんね』と言われるのは嫌だし、でも『元気じゃない』と答えるとそれはそれで相手の人も返事に困ると思うので…‥ちょうどいい答え方があれば教えてほしいです！」（お疲れOL・会社員・29歳）

辛酸なめ子さんのアンサー

出典: 美人百花.com

「元気？」と、そんなに親しくない人や久しぶりの人に挨拶代わりに聞かれるシチュエーション、よくありますが、たしかに一瞬戸惑いますね。

先日イベント会場で、女性同士の挨拶の場面を見かけましたが、PR系の華やかな女性が、久しぶりの友人に「お加減いかが？」と声をかけていました。お加減って……体調悪い人にかける言葉な気がします。ちょっと微妙な空気が漂っていました。

また、「髪色変えたんだね」という挨拶代わりのセリフも。「前は明るかったけど黒くしてみたんだ」と、無難な会話になっていました。白髪が如実に増えた、とかでなければ髪の毛の話題も良さそうです。

相手に聞かれる前に「お元気そうですね」言ったり、自分の健康について先に報告してしまう方法もあります。先日会った結構年上の方々は「もう棺桶に片足突っ込んでますから」とか「病気で10キロ痩せた」などと挨拶代わりに吐露していました。心配されたり同情の目で見られるくらいなら、自分から言ったほうが気楽です。将来使いたい話術です。

「元気？」などの健康についての質問よりも厄介なのは「今何してるの？」でしょうか。仕事の質問から自分の業績の自慢に持っていかれたりマウントされる可能性が。まだ「元気？」という質問の方が答えやすいかもしれません。

ちなみに、カメラマンの方が言っていたのですが、とくに緑色の服は色が顔に反射して、光源の角度によっては顔色が悪く見えてしまうとか。ピンクなど暖色を着て、聞くまでもなく元気な顔色を演出するのもおすすめです。