これできてないとヤバイかも!?あなたの【お金レベル】をチェックして

「家計管理ってどうすればいい？」「お金ってどうやって増やせる?」etc.読者から寄せられた疑問、不安をもとに、お金に関するアレコレにプロが答えてくれるマネー連載。今回はあなたのマネーレベルをチェック！

社会人として最低限やってほしい【初級編】

これができていないと今すぐ困る可能性が高い、社会人としてのお金の教養の基本です！

 

・家計簿をつけている

どの費目にいくら使っていて、先月と比べてどうなのかを家計簿で把握。「マネーフォワード ME」などの家計簿アプリが便利です。

・生活費の予算を立てている

費目別の予算を立てて、無駄遣いを防止。月の手取りに対する理想の支出割合は、食費は10〜15%、衣服費、美容費はそれぞれ5〜8%。

・毎月定額を貯蓄している

お金を貯める近道は毎月決めた額を貯蓄すること。目安は月の手取りの15〜20%。給料が入ったら、 まず貯蓄分を確保して。

・支出と貯蓄の口座を分けている

「貯めようと思っていたのに気づいたら使っていた」 なんてことを防ぐため、「使う」と「貯める」のハコを別にしておきましょう。

さらにステップアップを目指して！【中級編】

将来困らない、ゆとりある生活の準備が整っている状態。ここを軸にステップアップを。

 

・生活防衛費を備えている

引っ越しや、病気やけがをした場合に備えておきたい生活防衛費は、生活費の半年〜1年分が目安。まずはここを預金額の目標に！

・目的、目標を持って貯蓄している

旅行資金にしたい、資格取得に使いたいなどの具体的な目標、目的別に貯めることで、貯蓄のスピードと成功率がアップします！

・NISA、iDeCoをやっている

「やった方がいいとは思いつつ、よくわからないから……」ではなく、とりあえずでも行動に移すことが大事。ふるさと納税も同様。

・資産状況を把握している

口座ごとの預貯金額や証券口座の内訳、自分がど んな保険に入っているかを把握していますか？　上手な家計管理は現状の把握から！

ここまでできていれば完璧！【上級編】

資産運用からの収益基盤までできていれば、 人生100年時代の老後も心配なし！

 

・支出にメリハリをつけている

生活に必要な「消費」、無駄遣いなどの「浪費」、資産運用や資格取得など将来役立つ「投資」を理解し、かけどころを見極めて。

・節税制度を理解し実行している

医療費控除、セルフメディケーション税制、生命保険料控除など税制優遇制度を知っているかどうかでも家計に差が出ます！

・長期目線で貯蓄、資産運用している

結婚出産、マイホーム購入、子どもの教育から自身の老後まで、長期にわたるライフプランを立て、貯蓄計画と資産運用の出口戦略を描けている。

・最適な備え、運用ができている

資産運用や加入している保険が今の自分に最適か、将来の備えとして十分かを見極めることまでできていれば完璧です！

 

アドバイスしてくれたのは

（株）Money＆You取締役　ファイナンシャルプランナー

高山一恵さん

結婚、出産など多くの転機が訪れる女性にこそお金の知識が必要と、女性目線のマネー事情をわかりやすく発信。豊富な知識をもとに、講演や執筆、マネー相談を行う。顧客にはアラサー女子も多数！　「美人百花」本誌にて、「賢く生きるレディのためのマネーサロン」を連載中。

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掲載：美人百花2023年4月号「賢く生きるレディのためのマネーサロン」

監修/高山一恵　取材・文/鹿志村杏子　再構成/美人百花.com編集部