ホクロ除去って実際にどうなの？レディの疑問に女医がアンサー！

長く続いたマスク生活で一気に身近になった美容医療。シミやホクロひとつない肌に憧れるものの、実際に施術することに躊躇いがあるレディも少なくないのでは？　そこで今回は、ホクロ除去についてziz CLINIC院長の村岡史子先生に伺いました。

Q1.なぜホクロはできるのでしょうか。

ホクロには生まれつき（先天性）のものと、後からできる（後天性）のものがあります。ホクロが増える原因は紫外線や加齢、体質、外からの刺激などがあります。特に多いのが紫外線の刺激でメラニン色素やメラノサイトが増えると言われています。

Q2. ホクロを除去する治療方法を教えてください。

ホクロの治療はレーザーや電気メス治療、切除、冷凍凝固などの方法があります。レーザーは炭酸ガス（CO2）レーザー・YAGレーザー・ルビーレーザーなどがあり、手軽ですが数回回数がかかる場合があります。電気メス治療は基本的に1回で施術が終わりますが、ホクロの深さによってはへこみが残る可能性があります。切除はホクロを切りとり、周りの皮膚を寄せて縫合します。組織を病理検査に提出することもできるので、良性か悪性かの診断することも可能です。冷凍凝固療法とは、マイナス196度の液体窒素をホクロに当てて凍傷させホクロを除去する方法です。

Q3. 一度ホクロ除去をすれば永久的に出てこないのでしょうか。

ホクロは深さがさまざまで意外と深くまで色素細胞がある場合もあり、再発することがあります。また先ほど挙げた紫外線などが原因でまた新しくホクロが出てくることもあります。

Q4. ホクロ除去の相場はいくらくらいですか。

ホクロ除去の費用は、治療方法やホクロの種類、大きさなどによって異なります。美容目的で除去する場合は自由診療となり、それ以外の病気の治療を目的とした場合は保険診療となります。クリニックにもよりますが自由診療の場合は1ヶ所5,000円～20,000円程度が目安になります。

教えてくれたのは

ziz CLINIC院長　村岡史子先生

岩手医科大学卒業。岩手医科大学形成外科勤務を経てタウン形成外科クリニック・湘南美容クリニック北日本11院を統括するゾーンドクターと仙台院院長・技術指導医を兼任していた。現在はタトゥー除去専門クリニックであるziz CLINICの院長をしながらルラ美容クリニックにて顧問兼特別技術指導医を兼任し、美容外科のオペ指導にも尽力している。