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危険な病気のサイン…?女医が教える「生理不順」の見極め方

美人百花デジタル / 2020年6月30日 20時15分

危険な病気のサイン…?女医が教える「生理不順」の見極め方

女性をトータルサポートする美人女医・南真実子先生が、体のお悩みにレスキューする連載企画。

第2回目は、危険な生理不順の見極め方がテーマです。月経が安定しないと、不安でいっぱいになりますよね。「これってもしかすると病気?」そんなあなたのお悩みにお答えします。

 

「生理不順が続いています。危ない生理不順のケースを教えてください」

月経周期の正常範囲は25~38日です。この正常範囲を逸脱する場合が月経不順にあたります。月経周期が数日前後することはよくありますので、正常範囲内であれば、特に心配ありません」

「なかなか月経が来ないという方は、さまざまな原因が考えられます。月経が起こるにはいくつかのホルモンが必要で、脳の視床下部からGnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)、脳の下垂体からLH(黄体ホルモン)・FSH(卵胞刺激ホルモン)、卵巣からエストロゲン、プロゲステロンが分泌されることで月経が起こります。このうちいずれかのホルモンの分泌異常があると、きちんと月経は起こりません。ホルモンバランスが乱れる原因の多くはストレスです。精神的なものだけをストレスと考えがちですが、体重減少や、生活習慣の乱れ、栄養摂取不足、睡眠不足など色々なことがストレスになり得ます。定期的に月経がこないと、子宮内膜が剥がれ落ちず持続的に増殖してしまいます。この状態が慢性的に続くと、子宮体癌になる可能性があります。また、多嚢胞性卵巣症候群ではこの状態に陥りやすいので、定期的に月経を起こす治療を行うことがあります。また、乳汁を分泌するプロラクチンというホルモンが高い場合、月経がこないことがあります。甲状腺ホルモンの異常や、抗うつ薬の使用、脳腫瘍などが原因になります。3か月以上月経がこない場合は婦人科を受診することをおすすめします

「周期が25日未満の方は、月経不順だと思っていても、不正出血であることがあります。子宮頸癌や子宮体癌の可能性があるため、頻繁に出血がある場合は婦人科受診をおすすめします」

「基本的にはストレスをかけないような生活をするようにしましょう。十分な睡眠をとる、偏った食生活をしない、定期的な運動、無理なダイエットをしない、基本的なことですが、きちんとできている方は少ないのではないでしょうか? できることから少しずつ改善していきましょう」

 

今後も、さまざまな体のお悩みにお答えいただきます。次の配信もチェックしてくださいね!

教えていただいたのは

大阪美容クリニック理事長 南 真実子(みなみ まみこ)先生

祖父や父が産婦人科医であったことから、自身も大阪医科大学医学部卒業後、初期研修を経て大阪医科大学産婦人科教室に入局。主に、腹腔鏡手術、不妊治療、周産期治療などに従事し、産婦人科専門医を取得。検診業務にも従事し、マンモグラフィー読影認定医を取得。女性がいつまでも健康で美しく輝いていられるよう、更なる高みを目指して、美容医療、アンチエイジング医療を行う。大手美容クリニックで活躍後、2017年大阪美容クリニックを開院。婦人科・美容皮膚科を通じて、女性をトータルにサポートできるよう診療を行っている。

南先生の大阪美容クリニックはこちらからチェックを!

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