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生理前のイライラ、どうにかして!薬剤師が教える「PMS改善策」3つ

美人百花デジタル / 2020年10月13日 20時30分

生理前のイライラ、どうにかして!薬剤師が教える「PMS改善策」3つ

生理前にイライラしたり、何となく不調になったり…ということはありませんか?

そんなPMS(月経前症候群)で悩む女性に、PMS改善に効果が期待できる3つの方法を漢方専門の薬剤師、芝軒千紘さんに教えてもらいました。

 

そもそもPMSとは?

PMSはあまり聞いたことがない方やよく知らないという方もいるかと思います。

PMSとは別名「月経前症候群」とも呼び、生理前の3~14日の間に続く、精神的または身体的な症状のことを指します。「頭痛が辛い」「イライラする」「気持ちが落ち込む」など、症状は人によってさまざま。しかし、生理が始まった途端にそれらの症状が軽くなるのが特徴です。

なかにはイライラが抑えられず家族や友達に当たってしまったり、逆に突然鬱っぽくなってしまったり、全く人格が変わってしまうような変化が起こることで自己嫌悪になってしまう方も多いです。毎月やってくる生理ですから、少しでも対策をしてリラックスした日々を過ごせるように3つの改善策を挙げていきます。

PMS改善策1 アロマを活用して和らげる

アロマオイルにはPMSを緩和する効果も期待されています。五感と呼ばれる視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚の中でも、香りを感じる「嗅覚」は唯一脳の感情や欲求に関与する部分にダイレクトに働きます。そのため、気持ちの落ち込みやイライラに素早く効果が表れるので忙しい方にもお勧めです。「ゼラニウム」はローズを連想させるハーバルな香りで、「イライラする」「寝付きが悪い」というようなPMSの症状はもちろん、生理痛や更年期障害にもおすすめです。そのほか、「クラリセージ」はスパイシーのなかに甘さもある落ち着いた香りです。生理前のホルモンバランスの乱れを調整してくる作用があります。

PMS改善策2 ハーブティーを飲む

ハーブティーの中には生理痛やPMSなどに有効なものがあります。ヨモギ、トウキ、レモングラスが含まれているハーブティーには生理痛や生理不順などに効果があると言われています。柔の葉とペパーミントを1:1でブランドしたハーブティーは頭痛や肩こりに◎。

PMS改善策3 漢方を飲む

イライラが止まらなかったり、胸が張るという症状は「気」の巡りが悪いことで起きている「気滞」が原因の可能性があります。そんな症状には「加味逍遙散」という漢方がおすすめ! PMSだけでなく、生理痛や更年期障害など女性特有の症状に広く用いられる漢方です。

ちなみにPMS対策として漢方とよく比較されるサプリメントですが、漢方は、治療効果が認められた医薬品なのに対して、サプリメントは栄養補助食品となり食品に分類されます。サプリメントは日常で不足している栄養素を補う目的で使われますが、漢方は、風邪薬や胃腸薬と同様に症状を治療するために医療現場でも用いられています。漢方は、サプリメントと比較して、より症状改善に特化しているといえます。

 

PMSで悩まれている方は我慢せず、一度近くの漢方薬局やオンライン薬局などで相談してみてください。体質に合った漢方や改善策をアドバイスしてくれますよ!

教えてくれたのは

薬剤師・芝軒 千紘(しばのき ちひろ)さん

大学病院の門前薬局にて勤務後、より多くの人に健康に興味を持ってもらえるよう、パーソナルの栄養相談・指導などを行ってきた。現在はオンライン薬局YOJOにて体質に合わせたオーダーメイド漢方の提案をしている。

薬剤師と相談しながら漢方を購入できるYOJOはこちらからチェックを!

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