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「あなたはどのタイプ?」イライラタイプ別おすすめ漢方3つ

美人百花デジタル / 2021年1月13日 20時0分

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「イライラすることが多い」「イライラして焦ってしまう」など、自分でも抑えきれないようなイライラの症状に悩むことはありませんか?もしかしたら、ストレスの影響で心身のバランスを崩し、このような症状が出ているかもしれません。

このような場合には、漢方薬が効く場合もあります。今回はイライラの対処法について薬剤師の道川佳苗さんに教えてもらいました。

 

イライラするのはなぜ?

漢方の考えでは、イライラ、不安、落ち込むなどの心の症状を、気(エネルギー)の巡りが悪い、肝(精神的ストレスを受け止める働き)や心(精神活動を管理する働き)の機能が低下することが原因と考えます。不規則な生活習慣、仕事、疲れ、人間関係などのストレスの影響で、ホルモンバランスが乱れることも原因の1つです。

漢方のタイプ別に対処法やおすすめの漢方薬をご紹介します。

気の巡りが悪いタイプ

「憂鬱な気分になったり、ちょっとしたことでイライラする」「お腹にガスがたまりやすい」「げっぷやため息がよく出る」などの症状がある人は、気の巡りが悪くなっていることでイライラが引き起こされていると考えられます。おすすめの食材は、しそや柑橘類などの香りの良いものです。

おすすめ漢方薬:半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)・・・のどに異物があるような感覚がある、不安やイライラ、つわりなどにも用いられます

肝の失調タイプ

「せっかちで怒りっぽい」「口が渇く、口が苦い」などの症状がある人は、ストレスなどで気の巡りが悪くなる状態が長く続き、体の中で熱を生じイライラの症状を引き起こしていると考えられます。おすすめの食材は、セロリ、春菊など肝の働きを改善するものです。

おすすめ漢方薬:黄連解毒湯(おうれんげどくとう)・・・のぼせや充血などがあり、イライラする人に適しています。ストレスによる動悸や胃炎症状などにも用いられます

心の失調タイプ

「ぼーっとすることが多い」「情緒不安定で、悲しくなり泣くことが多い」などの症状がある人は長期間の心配事で心の気を消耗し、そのために血も消耗した状態で、精神的に不安定になっていると考えられます。ヒステリー症状などもこのタイプに分類されます。おすすめの食材は、ナツメ、牡蠣、鶏卵などです。

おすすめ漢方薬:甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)・・・子供の夜泣きにも用いられる漢方薬で、女性の神経症や不眠症、自律神経症などにもよく用いられます

 

同じイライラの症状でも、漢方の観点からみると原因がいくつかあり、その原因を解決していくことでイライラが和らぐことがあります。ご自身のタイプを把握したうえで、イライラを解消して毎日穏やかに過ごせるといいですね。

今回ご紹介した漢方薬は一例なので、自分のタイプがわからない、自分に合う漢方薬を知りたい人は、お近くの漢方薬局やオンライン薬局などで相談してみてくださいね。

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教えてくれたのは

道川 佳苗(みちかわ かなえ)さん

薬剤師、調理師。大学卒業後、調剤併設型ドラッグストアにて従事し服薬指導をする中、病気の予防、健康維持には食育が大切であると感じ、調理技術、栄養学を学ぶため服部栄養専門学校に入学し卒業する。その後、大手料理教室講師、漢方クリニックの門前薬局で煎じ薬の調剤、漢方相談、服薬指導などを経験。現在は今までの経験を活かし web上で健康相談や薬膳や漢方に関する情報発信をしている。

画像提供/PIXTA

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