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免疫力UPの秘訣を教えて!おすすめ漢方と生活術を薬剤師が解説

美人百花デジタル / 2021年1月27日 20時0分

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「風邪を引きやすい」「疲れやすい」など体力の低下を感じることはありませんか?

免疫力を高めることが病気や感染症の予防につながります。そのためには、日々の生活の養生が大切。そこで今回は、薬剤師の道川佳苗さんに、免疫力を高めるための生活術とおすすめの漢方薬を教えてもらいました。

 

免疫力アップ!おすすめ生活術とは?

胃腸の調子を整える

毎日お通じはありますか? 食欲はありますか? 胃腸は元気を作り出す要です。人間の腸の中には、およそ1000種類、100兆個の腸内細菌がいるといわれています。そして免疫細胞の60〜70%が腸に存在しています。腸内では、わざと病原体に触れさせるエリアがあり、病原体の特徴を学習させ、抗体を作る場所があります。その役割を担っているのが腸内細菌なのです。

腸内細菌には善玉菌、悪玉菌、日和見細菌という中立の立場の細菌がいます。この腸内細菌のバランスが腸内の健康のためには大切です。善玉菌を増やすものとして、食物繊維やオリゴ糖、プロバイオティクスを摂る方法があります。プロバイオティクスを摂るには、ヨーグルト・納豆・漬物などを積極的に食べましょう。

体を温める

体温が1℃下がると免疫力が30〜40%下がるといわれています。特に冬は体が冷えやすいので、意識して体を温めることが大切です。温かい食べ物や飲み物を摂るのはもちろん、適度な運動を心掛けましょう。その他にも、温める働きのある「温補剤」と呼ばれる漢方薬を飲むことも効果的です。漢方では、体を温めることで免疫機能を高めて体が本来持つ病気と戦う力を最大限に引き出すことで治療をします。

よく眠る

いくら胃腸の調子を整え、体を温めるように意識していても、疲れが溜まっていては免疫力は落ちてしまいます。疲れを回復させるためには良質な睡眠が必要です。体のエネルギーは夜眠っている間に作られます。また、不規則に長時間眠るよりも、短時間でも決まった時間に眠ることで自律神経のバランスも整い免疫力が高まります。

免疫力アップに役立つ漢方薬とは?

日々の生活習慣を見直すことがまず大前提ですが、漢方薬にも免疫力を高めることがわかっているものがあります。その一部をご紹介します。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう):消化機能の低下を回復させる代表的な漢方です。虚弱体質の改善や、病気後の免疫力の回復のためにも用いられます

人参養栄湯(にんじんようえいとう):病気で体力低下した人の栄養状態の改善や免疫力の回復のためにも用いられます。疲れや貧血、手足の冷えがある場合にも適しています

免疫力アップのためには、胃腸の調子を整えること、体を温めること、よく眠ることが大切です。できることから取り入れてみてくださいね。漢方薬は自分に合ったものを選ぶことで効果を発揮します。

 

ご自身のタイプを詳しく知りたい人は、お近くの漢方薬局やオンライン薬局などで相談してみてくださいね。

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教えてくれたのは

道川 佳苗(みちかわ かなえ)さん

薬剤師、調理師。大学卒業後、調剤併設型ドラッグストアにて従事し服薬指導をする中、病気の予防、健康維持には食育が大切であると感じ、調理技術、栄養学を学ぶため服部栄養専門学校に入学し卒業する。その後、大手料理教室講師、漢方クリニックの門前薬局で煎じ薬の調剤、漢方相談、服薬指導などを経験。現在は今までの経験を活かし web上で健康相談や薬膳や漢方に関する情報発信をしている。

画像提供/PIXTA

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