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外出自粛で気が滅入る…コロナでの「メンタルの保ち方」を専門家に聞きました

美人百花デジタル / 2021年3月7日 20時15分

外出自粛で気が滅入る…コロナでの「メンタルの保ち方」を専門家に聞きました

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、働き方が変わったり、思うように外出できなかったりと、ストレスを感じている人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、コロナでのメンタルの保ち方について、「虹の森クリニック」の院長である坂野真理さんにお話を伺いました。

 

質問1:コロナによって、メンタルの相談が増えたなど、医師から見て何か変化はありましたか?

「『コロナ下でリモートワークが始まり、一日中仕事のオン・オフの区別がつかないままずっと仕事をしなければならない状態で、気持ちの切り替えができない』『旅行や外出などの楽しみがなくなり、楽しいことを楽しいと思えなくなった』などの訴えでうつ状態となられている方や、『子どもや家族がずっと家にいることで、皆がイライラしてきてお互いに衝突してしまう』と家庭内でのトラブルに発展している方、『休校後、不安が高まり学校に登校できなくなった』というお子さんなど様々なご相談を頂いています。昨年はコロナ前よりメンタルが不安定だった方への影響が大きいと感じましたが、最近ではこれまで特に問題のなかった方にも影響が広がってきていると感じます

質問2:コロナで外出自粛が続き、テレビでも気が滅入るニュースばかりで気持ちが落ち込みます。メンタルの保ち方を教えてほしいです。

毎日一定の時間にメディアをオフとし、自分の気持ちを整える時間を作ってみると良いでしょう。特に気分が落ち込みやすい時間帯があれば、その時間帯に設定すると良いと思います。そして過去や未来ではなく、「今、ここにいる自分」に集中しましょう。そして今の自分をちょこっと幸せ♪と感じさせてくれるものをなるべく多く考えてみます。ストレッチをする、音楽を聴く、好きな飲み物を一口だけ味わう、など、自宅でできることをたくさん発掘できると良いですね。そして身の回りのちょこっと幸せ♪な感覚を見つけ、その瞬間を何度も振り返って噛みしめてみます。その感覚を大事に味わうことができるようになると、気持ちを整えるために大きく役に立ちますよ

 

教えてくれたのは

虹の森クリニック 院長 坂野真理さん

医局派遣により、東京大学附属病院小児科、都立墨東病院新生児科、亀田総合病院小児科・新生児科に勤務。松下政経塾での3年間の研修を経て、医療福祉センター倉吉病院精神科にて児童思春期外来を開設。以後7年間、子どもから高齢者に渡るこころの診療に従事。その後、東京大学医学部附属病院こころの発達診療部を経て、英国キングスカレッジロンドン内にある精神医学・心理学・神経科学研究所(Institute of Psychiatry, Psychology and Neuroscience)の児童精神科に留学し、修士号取得。

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