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人気イラストレーターLAMの個展「目と雷」に謎のバイク出現! 酸性雨の中を走るブレードランナーの世界から!!

バイクのニュース / 2020年3月31日 11時0分

人気イラストレーターLAMさん(雷雷公社)の個展「目と雷」に、カスタムバイクが展示され異彩を放っているではありませんか。予告や説明などは一切ナシ、気になって仕方がありません。探ってみました。

■カスタム界の重鎮と若手クリエイターの“対決”

 ゲームや企業コラボ、コマーシャルなど国内外、ボーダレスに活躍するクリエイター「雷雷公社」は、イラストレーターのLAMさん、そしてデザイナーのカトウシュンスケさんのユニットですが、東京・表参道 pixiv WAENGALLERYでは、LAMさんの初個展「目と雷」を3月13日~4月5日まで入場無料で開催中です。

 会場にはビビッドでキャッチーなイラストが展示され、いずれもファンらが食い入るように見つめていますが、スペースの中央で熱視線を送られているのが、カスタムバイク。エンジンは空冷OHV45度Vツイン、フレームは剛性の高そうなアルミツインスパー、バイクファンならお気づきでしょう、そうビューエルです。

 ビルドアップしたのは、TASTE::CONCEPT MOTOR CYCLE(テイストコンセプトモーターサイクル)の河内山 智さん。北野武さんとのプロジェクト「北野内燃機」で、CB50をベースに『TONO』を製作したことでも知られるカスタム界の重鎮です。展示されたァスタムバイクは学生時代から、どこへ行くのもバイクという筋金入りのライダー、カトウさんのためにつくられました。

 ベースは2008年式の「XB12Ss」で、テイストコンセプトモーターサイクルで人気の「BATTLE CYCLONE(バトルサイクロン)」とネーミングされるシリーズ。カトウさんが製作依頼したとき、河内山さんと話したことは、映画「ブレードランナー」(1982年公開)の世界観についてのみ。細かいオーダーなどは一切なかったといいます。

 完成したバイクを前に河内山さんは「強酸性雨の中でもたくましく駆け抜けるイメージです」といい、「ウェザリングという手法のカスタムペイントですが、刷毛を駆使したドライブラシをひたすら繰り返す日々でした」と、振り返ります。そして「これはクリエイト・ガチバトルで、コラボではなく“対決”です」と言うと、雷雷公社のふたりも頷くのでした。

■ジャンルを越え、刺激しあうプロジェクトに!

「言葉を失うくらいに感激しました」と、カトウさんはその出来映えに大満足。LAMさんに見せると、「この衝動をそのままに描きたい」とイラストを即座に描きあげ、今回バイクと一緒に展示しています。LAMさんにとって初のバイク登場作品となり、これまでバイクに興味のなかった中高生らからも、たいへん大きな反響を呼んでいます。

LAMさんの初個展「目と雷」で展示されているBUELLベースのカスタムバイク

 LAMさんは言います。

「2Dを立体化するという試みは経験あるのですが、(実在する)3Dを2Dにするというのは初めての体験で、河内山さんのクリエイティブが僕を刺激して生まれたのが、今回のイラストです。ぜひ、バイクとともにご覧になってください」

 アニメ・ゲームファンのみならずバイクファンも必見のLAMさんの個展「目と雷」(入場無料)は、4月5日まで東京・表参道 pixiv WAENGALLERY(渋谷区神宮前)にて開催。新型コロナウイルスの感染拡大により、開催期間に変更が生じる場合があるため、運営状況については随時pixiv WAEN GALLERY公式HPや公式Twitterにて確認されますように。

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