ソロキャンプの夜を1ランク上げよう。ちゃんと知っておきたい、ウイスキーの飲み方
バイクのニュース / 2020年4月6日 17時0分
ウイスキーと言えばお店で飲むお酒…否!アウトドアブームの今、外でもウイスキーを楽しみたい方も多いのではないでしょうか。一般的にウイスキーの飲み方は、その個性を堪能するにはストレート、香りを楽しむには加水して飲む方法が適しているとされますが、もっと自由に楽しむ方があるのです。
■飲み方で顔を変えるお酒、それがウイスキー
ウイスキーの飲み方はストレート、水割り、オン・ザ・ロックスなど様々ありますが、ウイスキーは嗜好品なので、人それぞれが美味しいと思う方法で楽しむのが一番です。
しかし、度数が高く強烈な個性の酒をストレートでばかり味わっていると、そのうち嗅覚も味覚も痺れたようになってしまって、味がわからなくなってしまうこともあるでしょう。逆に、薄すぎる水割りだとウイスキーが持つ個性が隠れてしまいます。
せっかくその個性を堪能するなら、臨機応変さも必要です。たとえば、初めて飲む銘柄はシングルをストレートで。やがては少し水を加えて次々に現れる香りを楽しむ、という方法もあります。また、同じ銘柄を違う飲み方でテイスティングして好みの味わいを見つけるのも乙でしょう。
“お気に召すまま”がウイスキーの楽しみ方です。
今回は、バイクで行くキャンプでも役に立つウイスキーの飲み方をいくつか紹介します。あなたにぴったりな、ウイスキーとの付き合い方が見つかれば幸いです。
●ストレート
ウイスキーそのままの味を楽しむストレート
文字通り、ウイスキーをグラスに注いでそのまま味わうのが「ストレート」です。
バーで飲むときの目安としてはシングル30ミリリットル、ダブルで60ミリリットル。ショットグラスよりはテイスティンググラスのほうが、その微妙な色合いや香味をじっくり堪能できるでしょう。
色は金色や赤味を帯びた琥珀色まで、様々です。また、時間が経って酸化するにつれて、その銘柄が持つ香味を発見することができるのも面白いでしょう。
クイッとやるのではなく、語り合うようにゆっくりと味わうのがおすすめです。
●トワイス・アップ
グラスにウイスキーを注いで、同量の水(常温のミネラルウォーター)を加えてグラスを回転させ、混ぜ合わせるのが「トワイス・アップ」です。
これはブレンダーがテイスティングを行なうときと同じ方法です。スレートで味わうには度数が高めのウイスキーを飲むとき、ストレートでは強いと感じるとき、より複雑な香りを楽しみたいときは、この方法がおすすめです。
まずストレートで、そのあと水を加えてトワイス・アップにして、という味わい方も面白いでしょう。
●オン・ザ・ロック
オン・ザ・ロック
グラスに大きめのかち割り氷を入れ、氷を伝わせるようにゆっくりと、シングルもしくはダブルでウイスキー注ぎ、マドラーなどで軽く混ぜて氷とウイスキーをなじませれば「オン・ザ・ロック」の出来上がりです。
氷はキューブアイスではなく、溶けにくいロックアイスが好ましいでしょう。
また、グラスが冷えていないと氷が早めに溶けてしまうので、最初に水と氷をグラスに注いでかき混ぜて、グラスを冷やしてからつくると水っぽくなりにくく、美味しさが長続きします。
●水割り
タンブラーにオン・ザ・ロックのときよりも小さめなロックアイスを入れ、グラスの1/4(シングル)くらいまでウイスキーを注ぐのが「水割り」の基本的な作り方です。
はじめは、氷とウイスキーが馴染むようにマドラーで混ぜ、溶けた分の氷を足すとバランスが取れます。その後、ウイスキーの2~2.5倍のミネラルウォーターを注げば出来上がりです。
ウイスキーの濃さは好みに合わせると良いでしょう。食事と一緒にウイスキーを味わうときは、水割りがオススメです。味つけの濃い料理ならウイスキーも濃いめ、さっぱりしているなら薄めに。これはかつて日本だけで流行した飲み方ですが、今は世界的にもスタンダードになりました。
●ウイスキー・ソーダ
氷が入ったタンブラーにウイスキーを注いでソーダで割るのが「ウイスキー・ソーダ」です。
ウイスキーの濃さはシングルでもダブルでも好みに応じて。また、最近では昭和30年代に流行した “ハイボール”と呼んでいたウイスキーのスタンダードカクテルが人気を集めています。ちなみに、海外で“ハイボール”は通用しないようです。
食事と一緒に楽しむ場合、ソーダを注いだとき混ぜすぎると炭酸ガスが抜けてしまうので、マドラーでタテに軽く混ぜ合わせる程度はおすすめです。爽やかな飲み心地を楽しみたいときはレモン・ピールをふりかけて愉しむのも良いでしょう。
●ウイスキー・ミスト
オン・ザ・ロックは強すぎるけれど水割りでは物足りない、そんなときにうってつけなのが「ウイスキー・ミスト」です。
ミストは霧という意味で、グラスが白い霧をまとうので冷涼感もひとしおです。グラスにクラッシュドアイスをたっぷり入れ、適量のウイスキーを注げば出来上がり。
気温が高い日でも、レモン・ピールをふり、グラスの中に落とすと爽やかな味わいになります。食後酒として、まろやかな味わいのウイスキーをミストで楽しむのもオススメです。
※ ※ ※
今回紹介した飲み方は、あくまで代表的なウイスキーの飲み方です。これ以外にもカクテルに使ったり、個性の異なるウイスキーを飲んだり、と選び方、飲み方も多彩です。
ウイスキー同様に多彩な自然を味わいましょう
これは、アウトドアも同じでしょう。場所によって違う顔を見せるほか、同じ場所でも同じ夜は2度と訪れません。ウイスキー同様に多彩な自然とともに、格別の味わいを追い求めてはいかがでしょうか。
しかし1点だけ、忘れてはならないのは「飲むなら乗るな」「乗るなら飲むな」、飲酒運転は刑事罰の対象ともなりえます。塀の中に入ってしまっては、当分お酒が飲めませんので注意しましょう。
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