遂に出るかBMW「R18」! 史上最大のビッグボクサーエンジン搭載モデルの詳細が明らかに!?
バイクのニュース / 2020年4月7日 9時0分
ドイツのバイクブランド「BMW Motorrad」は新開発のビッグボクサーエンジンを搭載した新型モデルの詳細を公開しました。どのような一台に仕上げられたのでしょうか。
■伝統を重んじる新型車「BMW R18」
BMW Motorradは、新型のクルーザーモデル「BMW R18」を導入すると発表しました。R18は技術的にもデザイン・スタイル的にも、完全に歴史的なBMWモーターサイクルの伝統に基づいたモデルとなっています。
まったくの新型となるR18は、BMWがラインナップする他のモーターサイクルとは異なり、技術的にも視覚的にもBMW「R 5」などの有名なモデルを参考にしたもので、純粋かつ飾りを排したテクノロジー、そして「心地良い鼓動」を打つライディングの歓びの発生源となる新開発のボクサー・エンジンなど、モーターサイクルの本質に焦点を引き戻しています。
BMW Motorradが1923年に生産を開始して以来、70年以上にわたって製造し続けてきた伝統的な空冷ボクサー・エンジンの外観を反映した排気量1802ccの「ビッグボクサー」エンジンは、4750rpmという低い回転域で最高出力91psを発揮。
2000rpmから4000rpmの回転域で常に15kgf・mのトルクを発生することで、低速からパワフルでゆとりのある走りを実現します。
BMW Motorradの往年の名車「R5」
また、R18ではBMW Motorradの歴史に残る名モデル「R5」と同様、リヤ・スイングアーム(同等のデザインを採用)は、リヤ・アクスル・トランスミッションの周囲をボルトで固定する本格的なスタイルを採用しています。
■カスタムに対する柔軟性も備えたBMW R18
R18のサスペンションは、意図的に電子制御式調整機能を省略していますが、その代わりとして、フロントにテレスコピック・フォークを、またリヤにストローク依存型ダンパーとスプリング・プリロード調整式のセントラル・サスペンション・ストラットを直接固定して、優れたホイール・コントロールと魅力あるサスペンション快適性を確保しています。
純正アクセサリーでカスタムされたBMW Motorradの新型車「R18」(左から2番目が「R18」ファーストエディション)
そのほか新型R18は、事実上、他のどのモーターサイクルよりも、極めて改造しやすいデザインとされており、モーターサイクルの基本レイアウトのデザイン初期段階ですでにこのことに焦点を当てていたといいます。
その結果、取り外しが容易なリヤ・フレームや、分解し易い塗装済みパーツ・セットが装備されています。また、同様にしてブレーキやクラッチの油圧ライン、およびワイヤー・ハーネスの取り付け位置を慎重に選ぶことで、より高い、またはより低いハンドルバーに対応する油圧ラインやワイヤー・ハーネスを組み合わせて簡単に取り付けることができるといいます。
さらに、目に見えるバルブ・カバー(シリンダー・ヘッド・カバー)やベルト・カバー(エンジン・ハウジング・カバー)がオイル・チャンバーの外側に配置されるよう設計されているため、極めて簡単に交換が可能です。
なお、BMW Motorradジャパンによると、今回の発表はドイツ国内向けの内容のため、仕様、標準装備品、オプション設定などが異なる場合もあるといいます。また、現状、価格や発売日については未公開となっています。
■BMW R18主要諸元
●エンジン BMW R18
排気量 1802cc
ボア/ストローク 107.1/100 mm
最高出力 91ps/4750rpm
最大トルク 16.1115kgf・m/3000rpm
型式 空/液冷 2気筒4ストローク・ボクサー・エンジン
気筒数 2
圧縮比/燃料 9.6:1 /無鉛プレミアム(95~98 RON)
バルブ駆動機構 OHV
気筒当たりバルブ数 4
吸気バルブ/排気バルブ径 41.2/35.0mm
スロットル・バルブ径 48mm
エンジン・コントロール BMS-O
排ガス浄化装置 クローズド・ループ制御式三元触媒、EU5 排出ガス基準
●電装システム
オルタネーター 600W
ヘッドライト LED ロービーム(プロジェクション・モジュール付き)
LED ハイビーム(プロジェクション・モジュール付き)
●動力伝達
ギヤボックス
●クラッチ
油圧式、乾式単板クラッチ
●ギヤボックス
常時噛合い式 6速ギヤボックス
一次減速比 1.16
減速比 I 2.438
II 1.696
III 1.296
IV 1.065
V 0.903
VI 0.784
減速比 3.091
●サスペンション
リヤ・ホイール・ドライブ ユニバーサル・シャフト
●フレーム構造
ダブルループ鋼管フレーム
フロント・サスペンション テレスコピック・フォーク/フォーク・チューブ径49mm
リヤ・サスペンション カンチレバー式
ホイールベース 1731mm
●寸法および重量
全長 2440mm
ミラー含む全幅 964mm
シート高さ 690mm
空車重量(DIN 準拠) 345kg
許容総重量 560kg
燃料タンク容量 16リッター
●性能データ
燃料消費量(WMTC モード値)リッター/100 km 5.6
CO2 排出量(WMTC モード値)129g/km
0~100 km/h 加速性能 4.8秒
最高速度 180km/h
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
足が長くてシートがもっと高い! BMW Motorrad「R 1300 GS・GSスポーツ」は不慣れなライダーでも楽しめる?
バイクのニュース / 2024年11月23日 11時10分
-
「RS」最新モデル日本上陸!! アプリリア「RS457」発売
バイクのニュース / 2024年11月21日 17時10分
-
スズキが初公開! 新型デュアルスポーツバイク『DR-Z4S/SM』、世界展開もあるぞ…EICMA2024
レスポンス / 2024年11月5日 20時10分
-
長距離ツーリングに自動変速は必須!? BMWのアドベンチャーバイクも自動変速機構を採用
&GP / 2024年11月3日 7時0分
-
「乗りやすいスーパースポーツの究極形」完全新規モデル、ヤマハ『YZF-R9』はなぜ生まれたのか?
レスポンス / 2024年10月28日 19時0分
ランキング
-
1ワークマンさん最高…!「1280円ルームシューズ」で足首までぽっかぽか&気持ち良い〜
女子SPA! / 2024年11月23日 15時45分
-
2「70歳代おひとりさま」の平均貯蓄額はいくら?
オールアバウト / 2024年11月23日 19時30分
-
3とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
4小泉孝太郎がやっている「納豆の最高においしい食べ方」 タレ半分、“あるもの”をたっぷり
Sirabee / 2024年11月22日 16時15分
-
5カップヌードル、約1割が“アレ”を入れて食べがちと判明 ギャル曽根も「すごい好き」
Sirabee / 2024年11月19日 4時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください