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フォルクスワーゲン・ビートルのフェンダーを使いミニバイク「Volkspod(フォルクスポッド)」を製作したビルダー

バイクのニュース / 2020年4月7日 13時0分

ヴィンテージ ビートルを遊び心たっぷりにリメイクしたミニバイク「Volkspod(フォルクスポッド)」は、細部まで拘りを持つビルダーが手掛けたバイクです。

■VWビートルと一眼でわかるスタイリングとは!

 古い車のパーツを再利用して他のモデルに役立てるのは昔からよく行われていますが、それを使ってミニバイクを作るというのは、今ではあまり見かけません。自分自身を「いろいろなものを作るメーカーでありビルダー」と表現するブレント・ウォルター氏は、VWミニバイク「Volkspod(フォルクスポッド)」を製作しました。その名の通り、小さなポッドの二輪車です。

 デザイナーのブレント・ウォルターは、古いフォルクスワーゲン・ビートルを全く新しいタイプの乗り物に変身させました。Volkspodと名付けられたこのミニバイクは、フェンダーを工夫して使うことで、VWビートルの象徴的な曲線を崩さず車体が構成されています。

 フォルクスワーゲン ビートルType1は、発売以来、フォルクスワーゲンの象徴的なモデルとして長年製造されていました。そんなビートルへのオマージュを込めて、ウォルターは車の四隅のフェンダーを使ってミニバイクを製作。4ヵ所のヴィンテージフェンダーを合体させ、Volkspodのヘッドライトとテールライトシステムを造形。VWバッチがサイドに取り付けられた総排気量79ccのエンジンを搭載したシャシーに、フェンダーはカバーされるように組み合わされています。

 Volkspodのフェンダー自体は67年式以降、ヘッドライトが垂直になるので69年までの車両を使用しているようです。

フォルクスワーゲン Beetle(1967)

 自転車のハンドルのような幅広のハンドルバーと車のようなヘッドライトとテールライト、シュウィンのシートを備えたこの小柄なバイクは、まるで90年代のクラシックスクーターのようにも見えます。アルミで削られたステッププレートには、VWのロゴが入り作り手の拘りが随所に感じられます。

 片目のサイクロプスや、映画『モンスターズ・インク』に出てくる緑色の小さなマイク・ワゾウスキに似たVolkspodは、とても奇妙で異世界の魅力を持っています。

 カラーリングは、オリジナルビートルのヴィンテージ感を強調した色合いであるバーチグリーンとパステルブルーの2色を用意されています。Volkspodのフロントには、VWのロゴが配置されているので、オリジナルのビートルを忘れることはないでしょう。

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