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1977年製ホンダ・GL1000を戦国カスタム 刀や甲冑をイメージしたマシン「Kenzo(ケンゾー)」

バイクのニュース / 2020年4月17日 9時0分

「デス・マシーンズof ロンドン」がカスタムした「Kenzo(ケンゾー)」は、1977年製のホンダ・ゴールドウイング(GL1000)を武士の甲冑からインスピレーションを得てデザインされたマシンです。

■戦国時代の甲冑をイメージし、デザインされたマシン「ケンゾー」とは!?

 バイクカスタマイズメーカー「デス・マシーンズof ロンドン」は、1977年製のホンダ・ゴールドウイング(GL1000)をカスタマイズしています。1930年にアジア人ライダーとしてベロス社に招かれ初めてマン島TTに出場した多田健蔵にちなんで「Kenzo(ケンゾー)」と名付けられました。車体には、「建造」と刻印が打たれています。

 ケンゾーの外観は、古代の武士の甲冑に見られる重なり合った部分からインスピレーションを受け表現し、デザインはCADで作成され、高精度の3Dプリントとコンピューターによって数値を制御したCNCパーツを使い複合材で作った後、最終的に試作品が作られています。

 フロントライトを囲み、フォークの根元に落ちている鏡面仕上げの黒い「ブレード」は、刀剣をイメージしています。フロントの後ろ側には、3Dプリントで作られたインサートグリルが鎮座。また、刀の最先端を表現するために未来的な手法を用いてフェアリングを作り、ケンゾーの絶妙な縦2灯のライトを表現しています。カラーリングは、カスタムチタンサムライペイントで仕上げられ、マットブラックのディテールが施されています。

 刀のつかの巻き方に影響を受けたハンドルグリップや、武士が甲冑の下に着ていた鎖帷子に似たエンボス加工が施されたシートなど、デザイナーのインスピレーションが各所に反映されています。

龍が描かれ美しく表現されたスピードメーター

 注目は、18世紀の日本の宝石箱から鋳造された龍が描かれたダイナミックな表現が特徴のスピードメーターです。その上には、同じ素材で鋳造されたメーター針が採用されています。バイクの電源を入れると、リムに取り付けられたライトでスピードメーターが魔法のように輝き、文字盤の複雑なディテールに命が吹き込まれます。

1977年ホンダ・ゴールドウイング(GL1000)

■ホンダ・GL1000ゴールドウイング諸元

全長×全幅×全高:2305×920×1265mm
乾燥重量:270kg
エンジン:水冷水平対向4気筒SOHC2バルブ
総排気量:999cc
最高出力:80ps/7500rpm
最大トルク:8.0kg-m/6500rpm
燃料タンク容量:19リットル

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