スポーツの世界でも活躍するバイクたち!選手に配慮した電動バイクも!?
バイクのニュース / 2020年5月5日 11時0分
スポーツの世界ではバイクによるサポートが欠かせないものも少なくありません。そこで活躍しているバイクにはどのような車種があるのか、ピックアップして紹介します。
■競技と選手を見守りサポートするバイクたち
二輪レースの最高峰「MotoGP」をはじめ、モータースポーツで活躍するバイクは数多くあります。しかし、なかには他のスポーツをサポートする立場として、競技を支えるバイクもあります。
今回は、スポーツの世界になくてはならないバイクたちを、ピックアップして紹介します。
●ヤマハ「NIKEN」
NIKENは、前輪に2つ、後輪に1つのタイヤを装備する、個性的な外観を持つ三輪バイクです。
LMW(リーニング・マルチ・ホイール)機構による安定した走行性能が評価され、本場ヨーロッパでの自転車ロードレースで活躍しています。コースによっては舗装されていない道や、山岳路が設定されることもあり、そうした環境でもNIKENの三輪バイクとしてのポテンシャルが評価されているようです。
NIKENは、ロードレースの主催者グループである「A.S.O」と「RCS」が主催するレースに先導車として採用されています。両グループはヨーロッパ各国でロードレースを主催しており、そのなかでもグランツールである「ツール・ド・フランス」「ジロ・デ・イタリア」「ブルエタ・ア・エスパーニャ」を筆頭に、イタリア、フランス、スペイン、ベルギーの各地で開催されるさまざまな規模の自転車ロードレースを手がけています。NIKENは、そうした世界最高峰の舞台で先導を任されています。
●ヤマハ「TMAX530」
ヤマハ「TMAX530」
ヤマハの販売しているスクーターファミリー「MAX」シリーズ。そのなかでも、大型バイクと同等の排気量を持つ最上級モデルが「TMAX」です。
2000年から約20年にわたり発売され、2020年には最新型「TMAX560」が登場しています。その旧型にあたる「TMAX530」は、日本国内で開催される自転車競技のひとつ、ロードレースにおいて、「ニューラルモト」として運用されています。
ニュートラルモト、またはニュートラルカーは、全ての競技者に対してチームや国籍を問わず中立の立場からサポートを提供する自動車及びオートバイのことです。食料、飲料水、機材の故障に対する補給物資など、複数のアイテムを迅速に提供する役割を担っています。
こうしたロードレースで活躍するTMAX530は、ロードレース用に専用のカスタマイズが施されています。なかでも、フランスの自転車パーツメーカー「MAVIC」が手がけたTMAXは、レースをサポートするための専用装備が与えられています。
●ホンダ「CB1300P」
2019年型CB1300 SUPER BOL D'OR SP(キャンディークロモスフィアレッド)
箱根をはじめとする、日本各地開催されているマラソンでもバイクは活躍しています。なかでも選手たちを先導する警察が仕様する白いオートバイは、欠かせない存在となっています。
現役で運用されている白バイには複数のモデルがあり、その中の1つがホンダ「CB1300P」です。2020年の箱根駅伝の先導を勤めた車種でもあり、通常は交通取締業務で活躍しています。
CB1300Pには専用のデジタルメーターを備えており、スピード違反などの取り締まりの際には、測定した速度を付属のプリンターで印刷できる機能も装備されています。日本国内では、最も身近なバイクの1つであるといえるでしょう。
●BMW Motorrad「BMW C evolution」
警視庁に導入されたBMW Motorrad「BMW C evolution」
そして、新たな白バイとして注目を集めているのがBMW「C evolution」です。C evolutionはバッテリーで駆動する電動バイクで、警視庁の白バイとして導入する初めての輸入電動スクーターとなります。
2020年3月1日に開催された「東京マラソン2020」では、実際に先導車として登場しました。CB1300Pのようなガソリンエンジンで動くバイクと異なり、排気ガスや騒音がなく、選手と共に走るバイクとしては優れた環境性能を持っています。
また、モーターはガソリンエンジンに対して走り出しのトルクに優れているとされ、C evolutionでは0から50km/hまで2.8秒で到達できます。航続距離もWMTCモード燃費で、160kmの走行が可能です。
●ヤマハ「FJR1300」
ヤマハ 「FJR1300」
バイクのなかには、競技の最中以外でも活躍しているものもあります。YAMAHA「FJR1300」もその1つで、サッカー選手をピッチの外で支えているバイクです。
サッカーのサポーターは熱狂的なことで知られており、ヨーロッパでは過激なサポーターも少なくありません。そういった危険から選手を守るため、英国では地元警察が選手を乗せたクラブチーム保有のバスを、警護しながらスタジアム入りすることもあるようです。
FJR1300は、2001年に発売が開始され、2006年にモデルチェンジを受けています。1300ccの排気量と余裕のある車体から、高速での安定性に優れ、ドイツなどのヨーロッパで高い評価を受けています。
※ ※ ※
二輪モータースポーツにおいてバイクは主役となっていますが、その他のスポーツでも競技を支える大切な存在となっています。
普段何気なく観戦しているスポーツシーンにも、それをサポートするバイクが映っているかもしれません。
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