バイク好きのシュートボクシング笠原弘希、友希選手に自宅トレーニングについて聞きました
バイクのニュース / 2020年5月28日 17時0分
緊急事態宣言は解除されましたが、新型コロナウイルスが消えたわけではありません。ジムが再開されていない今、シュートボクシングの笠原弘希選手と笠原友希選手は兄弟で自宅トレーニングを続けています。
■シュートボクシング選手のSTAY HOME
緊急事態宣言は解除されましたが、まだ新型コロナウイルスが消えてなくなったわけではありません。細心の注意を払って行動しなければいけません。それは格闘技選手も同じ。練習場所が再開されていない、シュートボクシングの笠原弘希選手、笠原友希選手に、自宅でのトレーニング風景を見せてもらいました。
――緊急事態線が解除されましたが、ジムでの練習は再開できないんですよね?
弘希「そうなんです。段階的に利用制限を解除していくということで、まだ自宅での練習ですね」
――自宅ではどんな練習をしているんですか?
友希「基本的には、ジムでやっているのと同じです。まず、シャドウを3~5ラウンドやって、それから兄と組んでミット打ちを、やっぱり3~5ラウンドという流れです」
自宅でトレーニングを行う笠原兄弟
――どれくらいのペースでやっていますか?
弘希「これもジムで練習しているのと一緒で、週に6回、18時から始めて21時くらいまでやっています」
友希「自宅の駐車場でやっていると言っても、ジムでやっているのとほとんど変わらないので、たまに、“体が持たない!”って思うこともあるんです(笑)」
――ウエイトトレーニングなどはやらないんですか?
友希「自分は週に1回ですね。試合まで間があるときは、重めのウエイトでベンチプレスやデットリフトなんかをやります。試合が近くなると軽めにして、自重筋トレやサーキットトレーニングもやります」
弘希「僕も、ほぼ一緒ですね」
兄弟でシュートボクシングをやっていると、ジムが使えなくても練習相手には困りません
――兄弟でシュートボクシングをやっていると、ジムが使えなくても練習相手がいるというのがいいですよね、お互い切磋琢磨できるでしょ。
弘希「そうですね。お互いの欠点や直したほうがいい部分を細かく伝えられるというのが、自粛中でも有利かもしれません」
友希「まだ、どれくらいで試合が再開できるかわからないですけど、いつ来てもいいように練習をしているつもりですからね」
――でも、再開の見通しが立たないと、目標設定も難しいのでは?
弘希「確かに気持ちをどこに向ければいいのかが難しいですよね。ただ、ほかの選手たちも、今、自分でできることをネットの動画であげていて、頑張っている様子を観ると自分もしっかりやらないと遅れを取るんじゃないかって心配になりますから、それが二人で練習する励みになっていますね」
友希「それは僕も一緒ですね」
鋭いキックを見せる笠原友希選手
――さっきは兄弟で練習しているメリット聞きましたが、逆にデメリットはありますか?
弘希「弟は左利きで、僕は右利きなんです。友希は右利きの選手とやることが多いから、結構練習になっていると思うんですよ。でも、僕の場合は左利きの選手と戦うことが少ないんです。それはそれで勉強になるんですけど、右利きの選手と戦うときの練習ができないんです」
ジム再開後には追い込んだ練習をして試合に向かう
――どう攻撃するかという間合いやガードの仕方はやっぱり感覚が違いますよね。
弘希「そうなんです。だから、このまま試合が急に決まると、感覚が狂ってしまっているかも(笑)」
友希「大丈夫だよ、お兄ちゃん十分に強いから(笑)。ただ、お互いに追い込み不足になっている感じはあるかもしれません」
弘希「確かにそれは少し感じますね。もっと二人で気を引き締めて、ジムが再開したらもっと追い込んだ練習をして試合に向かっていきたいと思います」
※ ※ ※
目標は「立ち技で一番を取って、RIZINなどのメディアで注目される試合で勝つこと」という折原弘希・友希兄弟。これからもバイクのニュースは彼らを応援していきます!
■笠原弘希(かさはら ひろき)
シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者 笠原弘希選手
1999年8月10日、東京生まれ。身長175cm、体重/試合時60kg、通常65kg。
24戦20勝(8KO)。シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者、元シュートボクシング日本フェザー級王者。
小学校4年生から父の勧めでシュートボクシングを始める。2015年6月の「SHOOT BOXING~SB30th Anniversary~act.3」に高校2年生で出場し、プロデビュー初戦を勝利で飾る。2018年9月「SHOOT BOXING」にて日本フェザー級王者となり、1年後にはこのタイトルを返還し、2019年9月に開催された「SHOOT BOXING Act.4」でスーパーフェザー級王者となって2階級制覇を遂げる。相手に打ち負けないパンチの強さには定評がある。
■笠原友希(かさはら ゆうき)
シュートボクシング日本フェザー級1位 笠原友希選手
2001年6月3日生まれ、東京都出身。身長176cm、体重/試合時55kg、通常63kg。
16戦15勝(7KO)1敗、シュートボクシング日本フェザー級1位。小学2年生の春に、1か月ほど先にシュートボクシングをスタートしていた兄の笠原弘希(現日本SBスーパーフェザー級王者) の影響でシュートボクシングをスタート。
高校1年生である2017 年4月SHOOT BOXING2017 act.2 にて行ったプロデビュー戦ではパーコ・ライに1R・TKO で勝利をおさめる。軽快なジャンプによる高い位置からのキックとKOへの強い拘りを感じさせるファイティングスタイルを持つプロシュートボクサー。
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