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キャンプツーリングに持っていきたい! マントル不要で便利なコンパクトランタン

バイクのニュース / 2020年5月29日 17時0分

バイクでツーリングとキャンプを楽しむライダーも多いと思います。夜の暗闇を照らすランタンはキャンプの必需品ですが、バイクで持ち運ぶには壊れにくくコンパクトなものが便利です。

■バイクに積むなら壊れにくくコンパクトなものを

 キャンプの必需品であるランタンは、マントル(電球のフィラメントの役割をする合成繊維で編み込まれた袋状のもの)を空焼きしてから発光させるものが主流であり王道ですが、バイクで移動するキャンプツーリングでは振動や収納時にあっさり壊れてしまうことが多いと思います。

 大人になってからは「マントルは消耗品」と割り切れましたが、若かりし頃は「もったいないから」と思っていたことも……。バイクに積載したときの振動でも割と安心な「マントル不要」のランタンをご紹介します。

 焚き火の火を眺めているだけでも落ち着くように、ランタンの灯火も、なぜか人の心を落ち着かせる効果があるようです。究極はキャンドルランタンですが、流石に何本も着けなければ暗くて不便(あえてたくさんのキャンドルランタンを使う手もありますが)。主流はマントルを使ったランタンです。

 しかし空焼きしたマントルは非常に脆く、キャンプツーリングではバイクの振動や出し入れ時に壊すことも少なくありません。

 なるべく荷物を減らしつつ気軽に使えるランタンが欲しいと考えるなら、マントル不要のガスランタンがオススメです。

 ガスランタンは、ガスカートリッジに差し込み炎の明かりを利用したランタンです。当然1個では光量が足りないので、手元の灯り用や雰囲気作りで愛用される人も多いと思います。代表的なものでは、コールマンの「ルミエール」や、スノーピークの「リトルランプ ノクターン」があります。

 ここで紹介する『Fire-Maple”Orange” オレンジガスランタン』は、新進気鋭の中国発アウトドアブランドFire-Mapleの製品です。ガスランタンの最大の弱点と思われる風に対しても強いそうなので、試してみました。

少量の炎を着火してからガラスのホヤをかぶせるだけ。着火までの時間もごく僅かでお手軽なガスランタン

 装着はガス缶(いわゆるOD缶)に差し込むだけと非常に簡単で、ガスを少量出しながらライターなどで着火したら、専用のガラスホヤを差し込み、ガス調整のつまみで炎の大きさを整えます。

 強風の元ではわかりませんが、実際に一晩使ってみて不意に消えることがなかったので、利便性は高そうです。炎の雰囲気も良く、持ち運びには保護剤で包んで専用のプラスチック容器に格納し、振動に気をつければキャンプツーリングでも活躍しそうです。

 もうひとつ、日本のブランド『SOTO』のプラチナランタンも便利です。マントルの空焼きも不要なプラチナ発光体を使ったランタンで、衝撃や風にも強いのが特徴です。

現在は廃盤となっているCB缶仕様のSOTO『G-メタルランプ STG-00』。長い間放置していたので根元が腐食していたものの無事着火。待機性の高さも利点

 ここで紹介するCB缶(カセットボンベ)を利用するタイプの『G-メタルランプ STG-00』は2016年に製造中止となっていますが、現在はOD缶仕様の『SOD-250』が発売されています。

 単体の明るさとしては厳しいので、ガスランタンなどと合わせて使うと良さそうです。

 そして忘れてはいけないのがLEDランタンです。多くの製品が出回っており、比較的安価で、乾電池を使用するので利便性が高いのが特徴です。炎系の雰囲気は出ませんが、火事の心配がないのでテント内の灯りにも使えます。また、虫除けとして(虫がよく寄ってくる)、少し離れた場所に置くという使い方もあります。

ホームセンターなどでも入手しやすいLEDランタンは、炎を使わない電池式なのでテント内で使えるなどメリットも多い

 コンパクトで機能的なマントル不要のランタンは、キャンプもツーリングも楽しみたいライダーにとって、うってつけのアイテムではないでしょうか。

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