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最新技術で最速緊急支援 ドイツ「BOSCH」からバイク用デジタル接続型緊急通報システム「Help Connect」登場

バイクのニュース / 2020年6月4日 15時0分

総合自動車部品及び電動工具メーカーであるドイツの「BOSCH」は、最新のデジタル接続型緊急通報システム「Help Connect」を開発しました。どのような機能を備えているのでしょうか。

■数々の安全性向上システムを開発してきたボッシュの最新技術

 総合自動車部品及び電動工具メーカーであるドイツの「BOSCH(ボッシュ)」は、事故現場とライダーに関する情報をいち早く共有し、より迅速に被害者を見つけることができるバイク用デジタル接続型緊急通報システム「Help Connect(ヘルプ・コネクト)」を開発・発売しました。

 ボッシュの発表によると、バイクに乗るライダーが事故で死亡するリスクは、自動車ドライバーの20倍にも及ぶとのことですが、ボッシュが新たに開発したHelp Connectではそのリスクを減らすため、車両の慣性センサーユニットに搭載された衝突アルゴリズムを使用して事故を検知し、スマートフォンのアプリを介して、事故現場とライダーに関する情報をボッシュ・サービスセンターに送信。そこから救急隊に送信することで、より迅速に被害者を見つけることがで可能といいます。

 Help Connectは、Bosch MSC(バイク用スタビリティコントロール)の中の慣性センサーユニットの情報を主に利用しています。この一体型センサーは毎秒100回、加速度と角速度(物体の角位置が時間とともにどれだけ速く変化するか)を測定しています。

 その結果、このセンサーを利用することで、バイクの現在位置と傾き角を正確に計算することが可能なほか、バイクが事故に巻き込まれたのか、あるいは駐車中に不慮の事故で転倒したのかをセンサーが自動的に検出することができます。
 
 また、Help Connectでは追加のコントロールユニットを必要としないため、より簡単にバイクへ組み込むことも可能で、ボッシュの緊急アプリ「Vivatar」とBluetoothで接続することで利用が可能となります。
 
 そのほか、バイクメーカーが独自に開発したアプリなど、他のスマートフォンアプリを緊急通報ソリューションに統合することも可能なHelp Connectは、事故のニュースを自動的に他の人に連絡することも可能ですが、現状、同サービスはドイツほか、オーストリア、ベルギー、フランス、イタリア、アイルランド、ルクセンブルク、オランダ、スペイン、スイス、英国のユーザーのみが対象となっています。
 
 2021年からカワサキも採用するというドバンスト・ライダー・アシスタント・システムなど、これまでにも数々の安全性向上に寄与するシステムやユニットを開発してきたボッシュに最新技術だけに、日本市場への導入に期待が掛かります。

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