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ヤマハ「テネレ700ラリーエディション」 1983年ダカールラリー参戦時のカラーリング仕様を欧州で発売

バイクのニュース / 2020年6月26日 9時0分

1983年に初代「テネレ」が発売されて以来、「テネレ」の伝説は現在も続いています。象徴的なブルーとイエローにブラックのスピードブロックを組み合わせたヤマハ「テネレ700ラリーエディション」は、ダカールの英雄たちの功績を称え、往年のマシンを再現したモデルです。

■80年代のダカールラリーを思い出すカラーリングで登場

 ヤマハ「Tenere 700(テネレ700)」は、2019年の欧州発売以来、ヨーロッパで最も売れているミドルウェイトアドベンチャーバイクとしての地位を確立しています。発売開始からすでに8000台以上が欧州で販売されています。日本では、2020年3月に発表されています。

 2019年に発売された「Tenere 700」は、世界のラリーレイドライダーたちが世界中のさまざまな地形でプロトタイプをテストし、評価した結果として生まれています。テネレ700と並んでフランスで生産される新型「Tenere 700 Rally Edition(テネレ700ラリーエディション)」は、83年と84年のダカールラリーでジャン・クロード・オリビエ(元ヤマハモーターフランスCEO)とセルジュ・バクーが駆ったヤマハのXTへのオマージュを表現したブルーとイエローにスピードブロック・グラフィックの特別カラーリングを採用しています。

 Tenere 700 Rally Editionは、標準でハイスペックな仕様となっており、オフロードでの走行時にシャシーの保護レベルを向上させるためのパーツを多数装備しています。

 厚さ4mmのアルミ製スキッドプレートは、エンジンとロアフレームチューブを高レベルで保護し、ツールボックスのマウントポイントも装備しています。また、小さな棒や石の侵入を防ぐブラックアルミニウム製ラジエタープロテクターや、レーザーカットされたアルミニウム製チェーンガードは、特別仕様車のプレミアムスタイルを高めています。

 専用の一体型ラリーシートは、895mmと高いライディングポジションを実現し、下半身のポジションをストレートにすることで、オフロード走行時には座った状態からフットレストで立ち上がった状態に移行しやすくしています。また、ホワイトのヤマハロゴが、象徴的なヘリテージカラーを引き立てています。

 Tenere Rally Editionに標準装備されているラバーグリップパッドは、加速時に膝と内股のグリップ力を高め、ライダーが最適なコントロールを行えるように設計されています。

ラリーエディション専用装備が多数採用されています(ブラックアルミニウム製ラジエタープロテクター)

 フレームはヤマハ伝統の軽量・スリム・コンパクトを追求し新設計されたダブルクレードルタイプで、素材には高強度で軽量な高張力鋼管を採用、しなやかな乗り心地を実現しています。総排気量689ccの4ストローク直列2気筒エンジンには、アクラポヴィッチ製スリップオンマフラーを装着し、加速時のハイトルク感を高めています。カーボン製のヒートシールドを装着し、全体の質感を高めた高品質なサイレンサーを採用しています。

 テネレ700ラリーエディションは、2020年7月より欧州で販売が開始されます。

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