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ドゥカティ・テストチームMotoGP開幕へ向けミザノ・ワールド・サーキットで最終調整

バイクのニュース / 2020年7月1日 7時0分

ドゥカティ・テストチームは、新型コロナウィルス感染症で長期間休止されていたミザノ・ワールド・サーキットで2020MotoGPシーズン開幕戦に向け最終調整を実施しました。また、モトクロスのエミリア・ロマーニャ州選手権に参戦に参戦したドヴィツィオーゾがアクシデントに見舞われ鎖骨を骨折し、手術を行っています。

■ドゥカティ・テストチームMotoGP開幕へ向け最終調整

 ドゥカティ・テストチームとミケーレ・ピッロが新型コロナウィルス感染症による緊急事態で長期間休止されていたミザノ・ワールド・サーキットで6月23日~25日までの3日間テストが行われました。7月19日にスペインのヘレス・サーキットで開催される2020 MotoGPシーズン開幕戦に向けてドゥカティ・テストチームは、最終調整を実施しました。

 2月初旬に開催されたセパンで行われたシェイクダウン・テストの後、ミケーレ・ピッロは初めてドゥカティ・デスモセディチGP20を駆ってサーキットに戻ってきました。3日間のテストは天候にも恵まれ、ピッロはチームのエンジニアとともに予定していたテスト・プログラムを完了し、合計178ラップを走行して、良好なラップタイムを計測し、最終日には1分33秒000のベストラップを記録しています。

 ドゥカティ・テストチームは、今年予定されているMotoGPイベントで採用される安全対策をテストも行っています。

精力的にテストで走り込んだドゥカティ・テストチームのミケーレ・ピッロ

 ドゥカティ・テストチームのミケーレ・ピッロは、「ポジティブな3日間のテストとなりました。数か月間の長い休止期間の後に行われたこのテストで、僕たちは再び自信を取り戻すことができました。テストは猛暑の中で実施されましたが、最近改修された路面のコンディションも良く、すぐに手ごたえを感じることができました。素晴らしいラップタイムを記録することができたので、このサーキットで9月に予定されている2つのレースには自信を持って臨むことができます。

 今回のテストは、セパンでのシェイクダウン・テストの後に保留にされていた、いくつかのエレクトロニクス・コンポーネントといくつかの側面に焦点を当てて実施しました。この3日間のテストにより、ヘレスで開催されるMotoGP初戦では、最高レベルの戦闘力を発揮することができると確信しています」とテスト後にコメントしています。

■ドヴィツィオーゾ、アクシデントで左鎖骨を骨折

 ドゥカティ・コルサは、アンドレア・ドヴィツィオーゾがチームの許可を得て、3週間後に迫ったシーズン緒戦を視野にトレーニングの一環として、イタリア・ファエンツァで開催されたモトクロスのエミリア・ロマーニャ州選手権に参戦し、アクシデントが原因で左鎖骨を骨折、早期回復を目指してモデナ市内の病院で手術を受け、29日に退院しました。連続最多出走の記録を更新し続けるドビツィオーソは、通算19年目に向けてリハビリを開始します。

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