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アニメのエンディングを飾ったバイクたちをピックアップ

バイクのニュース / 2020年7月9日 11時0分

アニメのエンディングに登場して、作品を彩ったモデルをピックアップしてみました。

■バイクはアニメを彩る名脇役!?

 アニメの中には、バイクが物語の中心に据えられている作品も存在します。そういった作品はもちろん、そうでないアニメのエンディングでも、バイクが登場することがあります。

 今回は、そんな有名アニメのエンディングに登場した、名車の数々をピックアップしました。

●ホンダ「CB750 Four」 こちら葛飾区亀有公園前派出所

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、亀有公園前派出所に勤務する警察官である両津勘吉を主人公に、その同僚や仲間達と繰り広げるギャグ漫画の名作です。その登場人物である本田速人が、エンディングで乗っているのが、ホンダ「ドリーム CB750 Four」です。

「ナナハン」の語源となったモデルのドリーム CB750 Fourは1969年に発売されました。当時の国産バイクは、2気筒650ccを搭載したものが最大だったなかで、4気筒736ccのエンジンを搭載したドリーム CB750 Fourは破格の性能をもっていました。

 これほどまでに大きなモデルを開発した理由として、北米でのヒットを狙ったという背景があります。ホンダはそれ以前に、北米向けに2気筒444ccの「CB450」を発表しましたが、販売は芳しくありませんでした。

 開発者がアメリカへ飛び、原因を調べたところ、現地ではより大きなバイクのニーズが高いことが判明しました。それを機に、ドリーム CB750 Fourを開発。結果として、海外での日本車人気が高まるきっかけとなりました。

●カワサキ「ニンジャZX-12R」 ばくおん

 アニメ『ばくおん』は、主人公の女子高生佐倉羽音が、通学中に見たオートバイに興味を持ち、高校のバイク部に入学するという物語。女子高生がバイクに乗るという、一風変わったアニメですが、作中に登場するバイクの多くは実在するモデルです。

カワサキ「ニンジャZX-12R(2003年)」

 そんな『ばくおん』の作中及びエンディングには、カワサキの「ニンジャZX-12R」が登場します。300km/h以上の速度を出せるとして、当時世界最速の市販車だったスズキ「GXS1300Rハヤブサ」よりも速いバイクを作るべく開発されたのが「ニンジャZX-12R」です。

 メーターには350km/hの表記があり、最高出力は178psということからも、その現実離れしたパフォーマンスがうかがえます。

 ニンジャZX-12Rは、スケールアップするにつれて大きくなる車体幅を抑えるため、アルミモノコックフレームが採用されています。その結果、車重も210kgと軽量化しているのも大きな特徴です。「GXS1300Rハヤブサ」が266kgであることを考えると、その効果は絶大であることがわかります。

 しかし、圧倒的なパフォーマンスをもつ「ニンジャZX-12R」は、その反面決して扱いやすいマシンではなく、乗り手を選ぶことから2006年に生産終了となりました。

●ピアッジオ「ベスパ50S」 銀魂

『銀魂』は、主人公の坂田銀時が営む万屋が舞台のギャグ漫画です。2017年と2018年には実写映画化されたことでも注目を集め、2021年には最新作も登場する予定です。主人公がバイクに乗るシーンは作中でも描かれ、アニメのエンディングでも、ベスパ「50S」と見られるバイクに坂田銀時が乗る演出がされています。

 コンパクトで丸みを帯びたデザインが特徴的な「50S」ですが、1963年に登場したモデルということもあり、決して速いとはいえないバイクです。エンジンは、空冷2ストローク単気筒を搭載、最高出力は2.6psと控えめな数値となっています。

 また、セルフスターターが搭載されていないため、車体右側のキックレバーを蹴ってエンジンをかける必要があります。その他にもガスメーターが付いておらず、エンストするまでガス欠に気付けませんし、アクセルも手動でなければ戻ってきません。

 現代のバイクと比べてあまりにあつかいが難しいとモデルではありますが、むしろそのビンテージさからいまでも根強い人気があるようです。また、チューニングパーツが豊富に出回っていることもあり、自分なりのカスタマイズをするのもオーナーの楽しみひとつとなっています。

 そんなベスパ50Sですが、国内での正規販売は2000年初頭に終了しています。

●スズキ「ハスラー250」 ドラゴンボール

 日本のみならず、海外でも高い人気を誇るドラゴンボールは、バトルを中心とした漫画なので作中にバイクが出てくることは、ほとんどありません。しかし、エンディングにて、ヒロインであるブルマの背後にスズキ「ハスラー250」と思わしきバイクが登場します。

1981年Hustler 250(ハスラー250)

 いまでこそ「ハスラー」の名は、スズキの売れ筋軽自動車の名前として知られていますが、元々「ハスラー」はバイクの名前です。どちらもオフロードでの走行に対応しているという共通点があります。

「ハスラー250」は、1969年1月にスズキから発売されたオフロードバイクです。時を同じくして登場したヤマハ初のオフロードバイク「DT-1」、その大幅改良版である「DT250」とは人気を争う関係性でした。

 最大出力は18.5ps、最大トルクは2.36k・mでしたが、モトクロス競技用に別売りキットパーツを装着することで、最大出力を25psまで引き上げることが可能でした。1971年と1977年に、それぞれ新しいエンジンに変更、1980年には、スズキワークスカラーの黄色を採用したRM風のハスラ-250が登場します。

●ハーレー・ダビッドソン「WLA 45」 ルパン三世

 ルパン三世ファーストシーズンのエンディングにて、本作のヒロイン峰不二子が、夕陽をバックにハーレー・ダビッドソン「WLA 45」を乗りこなす姿が印象的です。

ハーレー・ダビッドソン WLA 42

「WLA」は第二次世界大戦時に開発された、軍用モデルで、「WLA」のAは、軍隊の意味を持つ英単語、Armyの頭文字からきています。そのため「WLA」は、前身の「WL750」から装備をシンプルにし、戦場で使われる装備を取り付けたモデルでした。中でも、フロントフォークに取り付けられた、マシンガンを収納するためのレザー製ホルダーが目を引きます。

戦場などのオフロードでの走行が想定されているため、大きなフェンダーやレッグシールドといった特徴的なデザインも採用されています。

 そんな「WLA」を含む「WL」シリーズは、ハーレー・ダビッドソンにしては小さな750ccのエンジンを搭載していることから、「ベビーツイン」と呼ばれていました。しかし、スピードメーターには約193kmまで表記があり、開発された当時としては、非常に高い性能を誇っていました。

※ ※ ※

 それぞれ、作品によってバイクの年代も変わっていることが分かります。登場したバイクがどのモデルなのかにも注目してみると、よりアニメを楽しめるかも知れません。

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