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スーパーバイク世界選手権(SBK)第2戦を前にカタルーニャでテスト実施

バイクのニュース / 2020年7月13日 15時0分

2020年SBK初開催のカタルーニャ・サーキットで2日間のテストが実施されました。2日間のトップタイプを記録したのは、6連覇を目指すKawasaki Racing Team WorldSBKのジョナサン・レイ選手でした。

■2020年初開催のカタルーニャ・サーキットで2日間のテストを実施

 7月31日から8月2日までヘレスで開催される2020年スーパーバイク世界選手権(SBK)第2戦を前に、バルセロナ・カタルーニャ・サーキットでの2日間のテストが実施されました。第2戦に向けSBKに参戦するチームは、精力的にテストを行っています。

 2日間のベストタイムは、Kawasaki Racing Team WorldSBKのジョナサン・レイ選手が、1’40.450を記録し全体トップを記録。2番手には、ARUBA Racing – Ducatiのスコット・レディング選手、3番手には、BMW Motorrad WorldSBK Teamのトム・サイクス選手がつけています。

2日間のテストを終えた各チームのライダーはコメントを発表しています。

■Kawasaki Racing Team WorldSBK ジョナサン・レイ選手

Kawasaki Racing Team WorldSBK ジョナサン・レイ選手

今回のテストは、レース用タイヤ、ソフトタイヤ、そして予選用タイヤを2セット使いました。それが今回の目標で安定したペースを求め、何ができるかを確認することでした。その後、セットアップの調整を行い、フロントの安定性を高めるためにいくつかの項目を確認しました。午後からは気温が上昇するのを待ち、テスト項目を把握するためにロングランを2回行いました。走行には満足感があったので、次のヘレスが楽しみです。

■Kawasaki Racing Team WorldSBK アレックス・ロウズ選手

Kawasaki Racing Team WorldSBK アレックス・ロウズ選手

マシンは、最後の1時間ほどで全てをまとめ、とても仕上がっています。ポジティブな2日目を迎えることができて、テストには満足しています。長い間シーズンを休んだにもかかわらず、思っていたよりも簡単に感覚をもどすことができました。フィリップアイランドで行ったように、ニュータイヤよりもユーズドタイヤの方がフィーリングも良く、僕のペースには合っています。この素晴らしいチームに参加して、毎日より多くのことを学び、とても充実しでいます。

■Aruba.it Racing Ducati スコット・レディング選手

Aruba.it Racing Ducati スコット・レディング選手

今回のテストには満足しています。この2日間、特にユーズドタイヤで非常に良い仕事をしてきました。今朝のレイとのチャレンジはとても楽しかった。我々はハードにプッシュしましたが、何周か速く走った後に、このテストの本当の目的が何であるかを自分自身に思い出させたかった。そのために今日の午後はロングランを行いました。技術的な問題でタイムアタックを試すことができませんでしたが、それは問題ではありません。

■Aruba.it Racing Ducati チャズ・デイビス選手

Aruba.it Racing Ducati チャズ・デイビス選手

ミサノで試した解決策のいくつかを、コースに戻って作業することは非常に重要でした。

この2日間は非常に集中した2日間でしたが、レースウイーク中に見られるようなコンディションでこのサーキットに慣れるのも重要でした。今後の目標は、可能な限りベストな状態でヘレスに向かうことです。

■Pata Yamaha WorldSBK Official Team トプラック・ラズガットリオグル選手

Pata Yamaha WorldSBK Official Team トプラック・ラズガットリオグル選手

またヤマハR1に乗れるようになったので嬉しいです! いろいろな新しいパーツを試してみたが、うまくいかないこともあり、いくつかの新しいものを見つけて改善することができました。

今回のテストは決して悪いものではなく、僕にとってカタルーニャは新しいコースでもあり、ヘレスでのレースに向けての準備ができているので、とても重要なテストになりました。カタルーニャ・サーキットは、ビデオゲームでしか知らなかったので、今年の後半にここに戻ってくる前に何周か走ることができたのは良かったと思う。

初日はマシンから離れた時間が長くて慣れるまで大変だったし、2日目には大きな転倒をしてしまったので、怪我がなかったのはラッキーだったと思う。

■Pata Yamaha WorldSBK Official Team マイケル・ファン・デル・マーク選手

Pata Yamaha WorldSBK Official Team マイケル・ファン・デル・マーク選手

久しぶりにバイクに乗れて良かったです。試すべきことがたくさんあったので、結果だけではあまり良くないかもしれないが、今回のテストには満足できます。

この4ヶ月間、みんなが家でハードワークをしてきたので、僕らはただマシンを改良することに集中していました。R1では多くの収穫があり、4ヶ月間走っていなかったので、またレースができるようになったことを嬉しく思う。

次戦ヘレスでのSBK再開が待ち遠しいです。

■Team HRC レオン・ハスラム選手

Team HRC レオン・ハスラム選手

今日は朝からガレージに長い間いたにもかかわらず、かなり生産的な一日でした。

昨日は午前中にクラッシュしてしまったので、理想的ではありませんでした。頭と足首を打ちましたが、幸いにも大きなダメージはありません。そうは言っても、スペアのバイクでは生産的な午後を過ごすことができたし、セッションも良かった。ここでの主な目的は、フィリップアイランドでのパフォーマンスを分析し、問題点を解決することでした。

このマシンには大きな可能性があると感じているが、新しいパッケージを考えると時間が必要。多くの小さなことが良いパッケージを作り上げるのですが、短い時間の中でそのすべてを見つけようとしています。アルバロと私は多くの点で意見が一致しているので、開発が少しスムーズになりました。全体的には満足しているよ。

カタルーニャ・サーキットには18年ぶりに来たので、夏の終わりにここでレースをする準備ができ、感触をつかむことができて得るものは大きかったです。

■Team HRC アルバロ・バウティスタ選手

Team HRC アルバロ・バウティスタ選手

今回は初めてのテストだったので、精神的にリセットしてバイクのフィーリングを取り戻すのに少し時間がかかりましたが、今ではもう戻ったように感じています。

今回は特に新しいテストをしていないので、自信をつけることに集中し、エレクトロニクスにも力を入れて、コーナー進入時のブレーキングとトラクションの向上に取り組みました。

このコースを走るのは久しぶりで、もちろんスーパーバイクでは走ったことはありませんでしたが、路面のグリップはかなり良いようです。今日はエンジニアが多くのデータを分析して問題を修正しなければならなかったので、ガレージでの作業に時間を取られてしまいました。

次回は、HRCのエンジニアが新しいパーツを持ってきてくれるので、その時にテストしてみたいと思います。

※ ※ ※

 2020SBK第2戦スペインは、ヘレス・サーキットで7月31~8月2日に開催される予定です。

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