F・クアルタラロMotoGP開幕2連勝!ヤマハ2014年以来表彰台独占
バイクのニュース / 2020年7月27日 19時0分
PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamファビオ・クアルタラロがホールショットからレースをリードし、ポール・トゥ・フィニッシュで2戦連続優勝を飾り、Monster Energy Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスとV・ロッシは、それぞれ2位と3位を獲得して表彰台をヤマハが独占しました。
■前戦の優勝で安定感が増したF・クアルタラロが勝利
MotoGP第3戦アンダルシアGP(MotoGPクラスは2戦目)は、気温、路面温度が高温の中で開催されました。アンダルシア大会は、2週連続で同一サーキットでの開催ということもあり、各チーム、ライダーともに前戦の分析を行いレースに臨んでいます。
2戦連ポールポジションからのスタートとなったPETRONAS Yamaha Sepang Racing Team F・クアルタラロがホールショットから終始レースをリードし、ポール・トゥ・フィニッシュで2戦連続優勝を飾りました。最終的に2位M・ビニャーレスとの差は4.495秒でした。
序盤からレースをコントロールするF・クアルタラロ
Monster Energy Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスとV・ロッシは、多くのライダーがリタイヤする中、最後の5ラップはチームメイトでの2位争いを展開します。ここまでタイヤを温存していたM・ビニャーレスがV・ロッシをかわし2位でチェッカー。20ラップ目にはPramac Racing F・バグナイアのマシントラブルにより2番手に浮上したロッシですが、最後は3位でチェッカーを受けています。V・ロッシは、最高峰クラスで自己通算199回目となる表彰台に上がっています。
自己最高位4位入賞のLCR Honda IDEMITSU中上貴晶
予選8番手から決勝に挑んだLCR Honda IDEMITSU中上貴晶は、オープニングラップ6番手につけると、終盤には、2位争いを繰り広げるヤマハ勢2人を追撃し、自己最高位となる4位でチェッカーを受けています。
前戦のスペインGPでは、Repsol Honda Teamのマルク・マルケス(決勝欠場)、LCR Honda CASTROLのカル・クラッチロー(13位)、Team SUZUKI ECSTARのアレックス・リンス(10位)が骨折し、アンダルシアGPでは、苦戦を強いられました。
■PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team F・クアルタラロ(優勝)
PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team F・クアルタラロ
「非常にタフなレースでした。この暑さのなかで25ラップにわたってトップをキープし続けることは、私にとっては今までで最も厳しいものでした。手や脚が熱くなってしまい、それを沈めてくれる空気も感じられませんでした。それでもマシンの調子は上々でした。先週と同じコースでありながら、コンディションは変化していて、それに素早く対応しなければなりませんでした。
初めはロッシ選手との差が0.6秒だったのでプッシュしなければならないと思いましたが、1ラップ後の第6コーナーで後ろを振り返ると大きく引き離していたので驚きました。この時点で、冷静さを保って最後まで走り切ろうと決めました。このような厳しいコンディションのなかで2勝目を獲得でき本当にうれしいです。
またロッシ選手と一緒に表彰台に上れたことも、とても素晴らしい経験。何しろ憧れの存在ですからね。チーム、ヤマハ、スポンサー、家族、友達、マネジャー、そして支えてくれるファンの皆さまに心から感謝します」
■Monster Energy Yamaha MotoGP M・ビニャーレス(2位)
Monster Energy Yamaha MotoGP M・ビニャーレス
「レース中は呼吸することができませんでした。マシンの調子はとても良かったので、クリアスペースを確保しようとオープニングラップでクアルタラロ選手に仕掛けていきましたが、はらんでしまい、クアルタラロ選手とロッシ選手に抜かれてしまいました。そのあとはロッシ選手ついて行きましたが、呼吸が苦しくて急激に疲れてしまったのです。原因はよくわかりません。おそらく周りのマシンの熱気だと思いますが、とにかくそれ以上どうすることもできませんでした。最後の5ラップのために力を温存し、終盤でリズムが上がって来たところでプッシュ。もしも1ラップ目の遅れがなければもっと良いレースになっていたと思います」
■Monster Energy Yamaha MotoGP V・ロッシ(3位)
Monster Energy Yamaha MotoGP V・ロッシ
「とても久しぶりの表彰台なので、本当にうれしいです。苦しい時期を乗り越えて復活できたと思います。今回はセッティングの考え方を変えて臨み、それがうまくいきました。デビッド・ムニョスをはじめチームのみんなのおかげ。心から感謝しています。スタート直後からペースが良く好位置につけることができましたが、そのあとは本当に長い戦いでした。表彰台復帰は最高の気分。優勝とは違いますが、それとよく似た気持ちです」
※ ※ ※
ヤマハの表彰台独占は、2014年オーストラリアGPでのV・ロッシ、J・ロレンソ、B・スミス以来となる1-2-3フィニッシュを達成しています。次戦MotoGP第4戦は、8月7~9日にチェコのブルノサーキットで開催されます。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
HJCヘルメットサービスの話を通して見えてきた、MotoGPライダーたちの“意外”な素顔
バイクのニュース / 2024年9月15日 11時10分
-
日本GP前の入手必至! IXONが2024MotoGPチーム・ライダーグッズの販売を開始
バイクのニュース / 2024年9月13日 15時10分
-
「同じカテゴリーでレースをしている感覚がない」決勝レース13位の中上貴晶選手【MotoGP第13戦サンマリノGP】
バイクのニュース / 2024年9月11日 13時10分
-
【MotoGP第12戦アラゴンGP】Moto2佐々木歩夢選手が12位でゴール。Moto2で初のポイント獲得を果たす
バイクのニュース / 2024年9月2日 10時40分
-
来季はMotoGPマシン開発ライダーへ! HRCが中上貴晶選手との開発ライダー契約締結を発表
バイクのニュース / 2024年8月30日 15時10分
ランキング
-
1大谷翔平が土壇場9回に53号ソロで「53―55」 2戦ぶりアーチ、4戦5発の量産体制…サヨナラ勝ち呼び込む
スポーツ報知 / 2024年9月23日 8時2分
-
252-53大谷翔平、115年ぶり偉業が濃厚 日本は明治時代、2つの「2位」で近づく歴史的記録とは
THE ANSWER / 2024年9月22日 19時3分
-
3パドレスのダルビッシュ有が日本人初の通算2000奪三振「1番確実にアウト取れる方法。すごく大事」
スポーツ報知 / 2024年9月23日 8時25分
-
4ヤングなでしこ 最後まで北朝鮮の堅守崩せず…0―1で敗れ2大会連続の準優勝 U―20女子W杯決勝
スポニチアネックス / 2024年9月23日 8時7分
-
5大谷翔平 2戦ぶり3安打&2盗塁で55盗塁!イチローの日本選手最多56盗塁に王手 打率3割に復帰
スポニチアネックス / 2024年9月23日 7時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください