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ヤマハと協業するGogoroから新型電アシ「Eeyo」登場 充電方式もスマートな革新的モデル

バイクのニュース / 2020年8月2日 11時0分

電動バイクの製造・販売や充電ステーションを展開する台湾のメーカー「Gogoro inc(ゴゴロ)」は新型の電動アシスト自転車「Eeyo 1/Eeyo 1s」の販売を米国で開始しました。どのような特徴があるのでしょうか。

■カーボン素材の採用で軽量な車体に

 電動バイクの製造・販売や充電ステーションを展開する台湾のメーカー「Gogoro inc(ゴゴロ)」は、新型の電動アシスト自転車「Eeyo 1/Eeyo 1s」の販売を米国で開始しました。

 台湾で高い指示を得ているGogoroは、近年、1・2・3シリーズやSシリーズなどモデルの拡充を図ってきたメーカーで、2019年8月にはヤマハと協業し電動スクーター「EC-05」(※日本未導入)の販売を開始しています。

今回あらたに販売を開始した「Eeyo 1/Eeyo 1s」は、軽量で高い合成を誇るカーボンファイバー製のフレームを採用した電動アシスト自転車で、どちらのモデルもケブラー強化カーボンファイバーを使用し、強固で開放感のあるデザインとされています。

Gogoroの新型電動アシスト自転車「Eeyo 1/Eeyo 1s」。フレーム内のスペースが広いのも特徴の一つです

また、一般的な自転車に見られるシートチューブ(シートポスト部からクランクに向かって設置されたフレーム)がないため、フレーム内のスペースが広く、階段などを利用する際に自転車を楽に肩にかけることが出来るのもEeyo 1/Eeyo 1sの特徴で、車重わずか約12kg(Eeyo 1は約12.5kg)と電動アシスト自転車のなかでもかなり軽量に仕上げられています。

 なお、Gogoro Eeyo 1が合金製のシートポスト、ハンドル、リムを採用しているのに対し、Gogoro Eeyo 1sではすべてカーボンファイバーが採用されています。

■Eeyo SmartWheelの搭載でシンプル・クリーンなデザインに

 GogoroのEeyo 1/Eeyo 1sは、バッテリー、モーター、トルクセンサー、スマートコネクティビティを小型のリアハブ内にまとめたオールインワンドライブシステム「Eeyo SmartWheel」が搭載されていますが、駆動系にはチェーンの代わりにカーボンファイバー強化ベルトを使用した「ゲイツ・カーボン・ドライブ・システム」を採用し、よりスムーズで静かでメンテナンスフリーのペダリングを実現しています。

Gogoroの新型電動アシスト自転車「Eeyo 1/Eeyo 1s」。ゲイツ・カーボン・ドライブ・システムの採用により静かでメンテナンスフリーのペダリングを実現

 このモーターにより、米国内では時速19マイル(30.5km/h)、EUでは時速15マイル(25km/h)で走行することが可能ですが、航続距離はスポーツモードでは40マイル(約64キロ)、エコモードでは55マイル(約88キロ)、充電時間は2.5時間で100%に達します。

Gogoroの新型電動アシスト自転車「Eeyo 1/Eeyo 1s」。革新的な充電方法を採用しています

 また、Eeyo には、自転車の展示と充電を兼ねた革新的な充電スタンドも用意されていますが、標準の充電器も同様に革新的で、モーターのシェルの周りにスナップして充電を開始する柔軟なバンドを使用しています。そのため、充電器のコネクターを繋ぐ手間も必要はありません。
 
 なお、Eeyo 1の米国における価格は3899ドル、Eeyo 1s は4599ドル、日本円で約40万から48万円程度となっています。

 すでに1200箇所以上のバッテリー交換ステーションを稼働させているGogoroですが、今後、その技術をどのように電動アシスト自転車に合致させていくのか、注目したいところです。

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