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過酷なレースシーンからのフィードバック KTM「450 RALLY REPLICA」2021年型が世界限定85台で登場

バイクのニュース / 2020年8月4日 13時0分

世界一過酷なモータースポーツ競技としても知られるダカールラリーに挑み続けるKTMは、競技車両である「KTM 450 RALLY」2021年型のレプリカモデルを発表しました。

■これもレーサーレプリカ? 2021年型「450 RALLY REPLICA」は世界限定85台

 世界一過酷なモータースポーツ競技としても知られるダカールラリーに挑み続けるKTMは、競技車両である「KTM 450 RALLY」のレプリカモデル、2021年型を発表しました。

 2020年のダカールラリーでは、サウジアラビアを舞台にどこまでも続く広大な砂丘と未知の地形に挑み、全12ステージ(キャンセルや変更あり)、1日で最長890km以上を走り、2輪部門では「Monster Energy Honda Team」が総合優勝、ホンダがダカールラリー復帰8年目にして優勝を獲得し、KTMの19連覇を阻止する形で幕を閉じました。

 惜しくも連覇を逃したKTMですが、2001年以来無敗を誇っていた実績は紛れもない事実、そしてその輝かしい功績にラリーマシンの存在はとても大きな割合を占めています。

 2021年型で新バージョンとなるKTM「450 RALLY REPLICA」は、ダカールラリーやFIMクロスカントリーラリー世界選手権での数千キロにおよぶ走行距離と数々の勝利から得られたフィードバックにより、ラリー競技用マシンとして重要なアップグレードが施されています。

 ダカールラリー2020に参戦した「Red Bull KTM Factory Racing」のトビー・プライス、サム・サンダーランド、マティアス・ウォークナーの専門知識も反映され、KTMモータースポーツ部門のPANKL Racing Systemsの新しいギアボックス、レシオの変更ほか、サスペンションのセッティングを強化しハンドリングを微調整するなど、過酷なモーターサイクル競技の舞台でのテストおよび実証済みの開発となっています。

 エンジンは排気量449.3ccの水冷単気筒SOHCを搭載し、フレームは競技スペック、サスペンションは前後ともにWP製XACT PRO、アクラポビッチ製エキゾースト、カーボン製ナビゲーションタワーなどを装備し、乾燥重量は139kg、シート高は960mm、車体は極力スリムで軽量に仕上げられています。

KTM「450 RALLY」を駆るトビー・プライス選手(2020 Dakar Rally)

 この車輌について、レッドブルKTMファクトリーレーシングラリーチームリーダー、ステファン・フーバー氏は次のようにコメントしています。

「我々は2021年モデルのKTM 450 RALLY REPLICAを誇りに思っています。このモデルでは、我々が世界中のラリーで準備しているものに近い製品をお客様に提供するという点で、すでに非常に高い水準を設定しています。もちろん、私たちは常に新しい発見をしており、2021年モデルは大幅にアップグレードされています。

 ギアボックスの構造と構成は、ライダーに違いをもたらすでしょう。我々が学んだことをKTMライダーの手に直接伝えることができるかどうかは非常に重要です。私たちはレースに勝つためにここにいますが、より良い製品を作ることは非常に重要であり、満足しています。

 個人的には、2021年のダカールラリーでこの信じられないようなマシンがレースで活躍するのを楽しみにしています」

※ ※ ※

 世界限定85台となる2021年型KTM「450 RALLY REPLICA」の価格は25,900ユーロ(約330万円)、2020年9月以降に販売開始となります。この車両について、KTMジャパンからの公式な発表はありません(2020年8月4日現在)。

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