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軽快スポーツモデルとして誕生したホンダ・ホークIII

バイクのニュース / 2020年8月6日 19時0分

ホンダ・ホークIII(CB400N)は、ヨーロピアンスタイルを踏襲したスタイリッシュなデザインと、軽快な操縦性も実現させたホークシリーズです。

■ヨーロピアンスタイルで登場したホークIII

 OHC3バルブのホークII(CB400T)を発展させたホンダ・ホークIII(CB400N)は、6速ミッション、前輪ダブルディスクブレーキ、セミフラットハンドル、低くスリムなシート, 後方に位置したフートレストなどを装備した軽快スポーツモデルとして1978年8月に登場しました。

 ホークIIIには、排気量395cc、OHC3バルブ2気筒、最高出力40馬力の高性能エンジンを搭載し、点火装置は整備性にすぐれたCDI方式を採用しています。低速から高速まで力強い動力性能を発揮、6速ミッションを装備することで適切な駆動力を発揮し、軽快で扱いやすい走行性能を実現しています。

車体デザインは、セミフラットハンドル、低くスリムなシート、後方に位置したフートレストなどを装備しています。軽量な足回りには、リム、スポークプレート、ハブともにアルミ合金のものを採用したコムスターホイールを装着し、ショック吸収性のよい前後サスペンションなどとあいまって、路面追従性にすぐれた軽快な走行、俊敏な操縦性を実現しています。

ホンダ・CB750F(1979)

 車体色は、翌年発売された国内CBシリーズの上位機種CB750F(1979)にも同様のグラフィックが採用されています。

 ブレーキは、走行性能の向上にともない、前輪にダブルディスクブレーキを装備し、適確な制動能力を得て、余裕のある高速走行が楽しめます。ブレーキ液を確認しやすいマスターシリンダータンクや、視認性が高い大型インジケーターランプを採用するなど、安全走行への配慮も行われています。

空冷4サイクルOHC3バルブ2気筒エンジン搭載

 ホンダ・ホークIII(CB400N)の価格は、34万9000円、月産計画台数3000台(輸出を含む)
でした。

■ホークIII(CB400N)諸元

全長×全幅×全高:2115mm×740mm×1105mm
車両重量:184kg
乾燥重量:171kg
エンジン形式:空冷4サイクルOHC3バルブ2気筒
総排気量:395cc
圧縮比:9.3
最高出力:40ps/9500rpm
最大トルク:3.2kg-m/8000rpm
燃料消費率 (60Km/h 定地走行テスト値):36 (Km/L)
燃料タンク容量:14リットル
フレーム形式:ダイヤモンド式
ブレーキ形式:油圧式ダブルディスク(前)/ロッド式リーディングトレーリング(後)

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