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3月の第2戦オランダGPから中断されていたモトクロス世界選手権再開

バイクのニュース / 2020年8月17日 7時0分

2020年のモトクロス世界選手権は、新型コロナウイルス感染拡大より、3月8日の第2戦オランダGPを最後に中断されていましたが、5ヶ月ぶりに再開されました。

■第3戦総合1位はGASGASのグレン・コールデンホフ

 2020年のモトクロス世界選手権は、新型コロナウイルス感染症の流行により、3月8日の第2戦オランダGPを最後に中断され、第3戦ラトビアGPが約5カ月ぶりに再開されることになりました。レースカレンダーは見直され、ラウンドによっては1カ所でトリプルヘッダー(日曜/水曜/日曜)が行われます。モトクロス世界選手権第3戦ラトビアGP、第4戦リガGP、第5戦ケグムスGPは、最初の集中開催となります。

 第2戦オランダGP終了時、ランキング首位のRed Bull KTM Factory Racingジェフリー・ハーリングスに9ポイントの差で総合2位につけたTeam HRCティム・ガイザーは、コロナ自粛中高いモチベーションを保っていました。

 予選レースが省かれ、タイムアタックのみで競われる新しいレーススケジュールで、ガイザーは見事にトップタイムを記録し、有利なゲート選択権を獲得しています。

 レース1のホールショットは、イン側2番目のゲートから飛び出したガイザーでしたが、3周目にエンジンをストールさせ、トップの座をStanding Construct GasGas Factory Racing Teamグレン・コルデンホフに譲ります。その後は1秒強の差を追いかける展開となりましたが、8周目にコルデンホフがコースアウトする間に、ガイザーがトップに返り咲きます。終盤はアドバンテージを5秒ほどに広げたガイザーが、5カ月ぶりのトップチェッカーを受けました。

 レース2は、トップにコルデンホフに次いで2番手ガイザー、Monster Energy Kawasaki Racing Teamロマン・フェーブル、Monster Energy Yamaha Factory MXGPジェレミー・シーワー、ハーリングスの順でレースは進みます。

 コルデンホフを追いかけるガイザーは、1~2秒の差でチャンスをうかがっていましたが、12周目のウェイブセクションでトップ攻略を試みた際に転倒、ガイザーの脱落により、3位につけていたシーワーはMXGP初勝利の可能性がみえていましたが、コルデンホフとの差を1秒まで詰めて最終ラップに突入、コルデンホフはトップを譲らずチェッカーを受けました。3位には、レース1と同じくフェーブルが表彰台を獲得しています。

■Standing Construct GasGas Factory Racing Teamグレン・コールデンホフ(2位/1位:総合1位)

Standing Construct GasGas Factory Racing Teamグレン・コールデンホフ

 何と言ったらいいか。今日は最高の一日だったよ!予選の後、マシンのサスペンションを調整しました。予選の後、マシンのサスペンションにいくつか調整を加え、それが決勝で本当に効果を発揮した。スタンディングコンストラクトチームは、ロックダウン中も懸命にマシンを改良し続け、レース1では2位からスタートし、3周目にトップに立つことができた。数周後、わだちの中に大きな岩があって、それにぶつかってしまい、次のセクションの手前でバランスを崩してしまいました。すぐにレースに復帰し、終盤に向けて再度アタックしたが、遅すぎました。予選はあまり良くなかったが、2位でフィニッシュできた。レース2は、またしても素晴らしいスタートでホールショットを奪えました。終盤は特に苦しいレースでしたが、自分自身とチームのために勝てたことをとても嬉しく思っています。特にGASGASにとっては3回目のMXGPなので、自分とチームのために勝てたことは本当に嬉しい。MXGPに戻ってこれて嬉しい。

■Team HRCティム・ガイザー(1位/5位総合:2位)

Team HRCティム・ガイザー

 Honda CRF450RWで好スタートをきめることができました。レース1ではホールショットが取れたし、レース2ではグレン・コルデンホフの背後につける2番手だったので、スタートに関しては非常に満足しています。計時予選も上々で、ゲートピック1番をゲットしました。新しいレースフォーマットへの対応も早かったと言えるでしょう。レース1で勝てたものの、残念ながらレース2ではトップ争い中にウェイブセクションで仕掛けようとラインを変えたときに転倒してしまいました。なるべく早く再スタートしようとベストを尽くしたのですが、ポジションを失い5位でフィニッシュしました。もちろんあそこの勝負でトップに立っていたらよかったのですが、思ったようにパスできず総合2位に甘んじました。それでもシリーズランキング首位との差が4ポイントに縮まったので、その点ではうれしく思っています。水曜と日曜の連戦が楽しみです。MXGPシリーズ再開に尽力された関係者と、中断していた間も準備の手を休めなかったチームスタッフに対して、心から感謝の意を表したいと思います

■Monster Energy Kawasaki Racing Teamロマン・フェーブル(3位/3位:総合3位)

Monster Energy Kawasaki Racing Teamロマン・フェーブル

 カワサキでの初めてのGPで、もっと上がれるようにしたいです。2月の開幕戦直前にケガをして落胆していましたが、ここまで来れたことをとても嬉しく思います。冬の間に、新しいマシン、新しいチームとたくさんの変更がありましたが、すべてに満足しています。ウォームアップではスピードがあることを証明できたので、これからはコンスタントに走ることが必要。レース1はとても良かった。2位につけていたが、第2コーナーでシーワーと接触してしまい、順位を落としてしまいましたが、リズムを取り戻して3位に浮上できた。レース2で、J・ジャスコニスがゲートにぶつかってヘルリングスにラインを切られてしまったが、第1コーナーではイン側につけていたので、スタートはうまくいきました。終了間際には上位陣よりも速くなっていたが、最終ラップになって彼らが激しく攻めてきたので、3位で満足しています。1周目に少しミスをしてしまったので、その点を改善しなければならない。一生懸命に働いてくれたチームに感謝しています。

■Monster Energy Yamaha Factory MXGPジェレミー・シーワー(5位/2位:総合4位)

Monster Energy Yamaha Factory MXGPジェレミー・シーワー

 今週は3レースあるので、コンディションを維持することを考慮しなければなりません。最初のヒートで落ち着いてスタートして、少し順位を落としましたけど、長い間レースをやっていなかったのでセーフティモードで走りました。すぐにハードに攻めてミスを冒すということをしたくなかったので、レースが進むにつれてペースを上げてゆき、5位でフィニッシュしました。ヒート2では自分はこのコースで勝つためにスピードを上げなければならないと感じました。最終ラップにグレン(コルデンホフ)をほぼ捕らえましたが抜くことができず、表彰台に立つことができませんでした。でもいい感じだし、ここで開催される次の2つのグランプリが楽しみです。

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