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カワサキ鈴鹿8耐連覇の野望は2021年に 「1日も早く元の生活に戻れることを願っている」 J・レイとA・ロウズがコメント

バイクのニュース / 2020年8月17日 11時0分

2020年の鈴鹿8耐開催中止の正式な発表を受け、2019年チャンピオンのカワサキ・レーシング・チーム(KRT)は連覇の野望を2021年に持ち越すことになりました。

■タイトル防衛の準備はできている

 2020年10月より開催が予定されていた『2019-2020 FIM世界耐久選手権最終戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』が正式に中止となり、カワサキ・レーシング・チーム(KRT)は2019年に獲得したタイトルを防衛するチャンスを失うことになりました。

 カワサキ・レーシング・チームは鈴鹿8耐に向けて、ジョナサン・レイ選手に加え、アレックス・ロウズ選手、ベテランライダーのシャビ・フォレス選手というライダー陣で参戦を予定していましたが、タイトル防衛は2021年に持ち越すことになりました。

 KRTのチーム監督は「状況は理解している。1日も早く通常に戻り、鈴鹿8耐がさらにパワーアップして帰ってくることを願っている。私たちKRTはタイトル防衛に臨む準備ができている」と述べています。

 2019年カワサキに優勝をもたらしたJ・レイ選手、鈴鹿8耐の経験豊富なA・ロウズ選手はそれぞれ、次のようにコメントを発表しています。

■J・レイ選手

「鈴鹿に戻ってカワサキのためにレースをすることができないのは本当に残念です。昨年のレース中は信じられないほどの感動に包まれていたが、今年の展望、とくにアレックス・ロウズとシャビ・フォレスとのコンビの可能性には、とても興奮していました。彼らは強力なライダーで、良い仕事ができると思っていたからです。

 昨年のタイトルを守ることはできませんが、世界的な危機に直面している今、みんなの健康と安全が何よりも重要です。

2019年の鈴鹿8耐は赤旗中断のままレース終了、「Yamaha Factory Racing TEAM」の暫定優勝から一転し、「Kawasaki Racing Team」の優勝で幕を下ろした

 私たちの鈴鹿8耐連覇の野望は2021年まで持ち越しになってしまいましたが、私は鈴鹿サーキットを身近に感じているし、鈴鹿は私に多くのサポートをしてくれているので、その部分が一番寂しく感じています」

■A・ロウズ選手

「楽しみにしていた鈴鹿8時間が中止になってしまったことに、最初はがっかりしました。このレースには良い思い出があり、良い経験をしてきましたが、カワサキNinja ZX-10RRでの初鈴鹿走行は今回が初めてでした。

 来年はバイクだけでなく、ジョナサンと一緒にレースに出たいと思っています。素晴らしいチームになると思いますし、その一員になれることを楽しみにしています。

 しかし、レースが中止になった理由ははっきりと理解していますし、この世界的なパンデミックの影響を受けたすべての人たちのことを思っています。皆が1日も早く元の生活に戻れることを願っています。

 鈴鹿8耐は素晴らしいレースであり、参加できないのは残念ですが、来年こそはこの特別なイベントに参加できることを祈っています」

※ ※ ※

 当初予定されていた7月からの延期を受け、11月の開催も中止を余儀なくされた鈴鹿8耐、2021年開催に期待が高まります。

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