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歴代車両に酔いしれる! カワサキ ワールドのモーターサイクルギャラリー ~カワサキワールド潜入記その4~

バイクのニュース / 2020年8月22日 11時0分

川崎重工グループの企業ミュージアム「カワサキワールド」では創業から現在に至るまでの歴史やこれまで製造した製品の現物を見ることが出来ます。

■レースで活躍した貴重な2台がお出迎え

 カワサキワールド内のモーターサイクルギャラリーをどんどん進んでいきます。中盤戦はNinja ZX-RR (2005)からスタートです。野真矢選手がMotoGPで乗っていたこのマシンと中野選手のレーシングスーツを纏ったマネキンがお出迎えです。

 2002年に20年ぶりにMotoGPに復活したカワサキでしたが中、野選手は2004年日本GPで3位、2006年オランダGPで2位と活躍。熱くなった人にはたまらない光景ですね。
 
 そしてその隣にはKR500(1982)。エンジンは250、350で実績のあったタンデムツインの2サイクルエンジンを並べたスクエア4で、アルミ製の燃料タンク一体式モノコックフレームに搭載しました。WGPでは2度3位に輝きますが順位は振るわず、わずか3年でWGPから姿を消したこのマシンのライダーは、コーク・バリントン選手ただ一人でした。マッチョで個性的なルックス、数奇なエピソードに改めて稀有な一台だったことを感じます。
 
 マネキンのレーシングスーツに当時の中野選手の姿を重ねて想像したり、KR500にコーク・バリントンを跨らせた姿を頭の中で想像したり。何よりこんな歴史的な二台を並べて見られるのもモーターサイクルギャラリーならではの醍醐味です。

■徹底したメンテナンスで常に美しい状態を維持

 そして新旧入り混じった上下二段にレイアウトされた展示エリアに突入です。感心するのは全てのマシンに共通する美しさ。徹底したメンテナンスによりいつも車両が美しい状態を保っているそうです。同じ年代の車両を所有するお客様に「どうやったらこんなに綺麗に保存できるんですか?」と尋ねられた事もあるそうです。

カワサキワールドのモーターサイクルギャラリー。上下二段にレイアウトされています

 展示車両は時折マイナーチェンジをするそうなので、各車両しっかり目に焼き付けることをお勧めします。特にバイクを下から見上げるのは普段はなかなかできない光景ですからね。
 
 また、車両の周りに様々なレアな写真や道具が展示されており一緒に楽しめるのも嬉しいです。125B8M(1963)の後ろに掲げられた写真は実際に当時の社員の方も参戦したMFJ兵庫支部主催の第一回モトクロス大会にて、125ccのクラスで1位から6位まで独占した際の写真だそうです。

1969年の初の「ライムグリーン」、A7RSとA1RASの写真やサインボード、トロフィーなども展示れています

 他にもデイトナ200マイルの時に撮られた1969年の初の「ライムグリーン」、A7RSとA1RASの写真やサインボード、トロフィーなど、たくさん展示してありますのでぜひ見つけてください。
 
 スーパースポーツからオフロードまで、様々な年代の個性溢れる車両がたくさん展示してあり、時間がいくらあっても足りません。ぜひ時間をゆっくりとってお出かけください!

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