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今季からレースに投入されたホンダの新型「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」初表彰台獲得!

バイクのニュース / 2020年9月2日 15時0分

今季から新型CBR1000RR-R FIREBLADE SPを投入したホンダは、初投入となったEWC第3戦ル・マン24時間レースで見事優勝、同週に行われたSBK第4戦スペイン・アラゴン大会レース2でも初表彰台を獲得しました。

■世界選手権で初表彰台を獲得したCBR1000RR-R FIREBLADE SP!

 ホンダは、今季からスーパーバイク世界選手権(以下:SBK)、世界耐久選手権(以下:EWC)、全日本ロードレース選手権などにCBR1000RR-R FIREBLADE SPを投入、レースに参戦しています。また、CBR1000RR-R FIREBLADE SPは、2019年ミラノで開催されたEICMAで発表されており、日本では2020年3月20日に発売されています。

 CBR1000RR-R FIREBLADE SP が発表された2019年ミラノショー会場には、F.C.C. TSR Honda Franceのフレディ・フォレイやマイク・ディ・メリオも駆けつけ、展示されていたマシンを興味深くチェックしていました。

 そして、EWCに初投入となった第3戦ル・マン24時間レースでは、CBR1000RR-R FIREBLADE SPを駆るF.C.C. TSR Honda France(ライダー:ジョシュ・フック、フレディ・フォレイ、マイク・ディ・メリオ)が、悪天候の中、108周目にトップに立つと後続を引き離し、2位のWEBIKE SRC KAWASAKI France TRICKSTARに2周の差をつけ、そのままレースを制しました。

SBK開幕前に青山ホンダ本社にてTeam HRCのCBR1000RR-R FIREBLADE SPと、A・バウティスタ、L・ハスラム

 SBKでもデビューイヤーとなったCBR1000RR-R FIREBLADE SPは、復活したTeam HRCの手により、4戦目のスペイン・アラゴン大会でアルバロ・バウティスタ選手がレース2にて初表彰台を獲得しました。ホンダとしては、2016年フランス大会のレース1の2位以来、5年ぶりの表彰台獲得です。

 SBK王者のKawasaki Racing Teamのジョナサン・レイ選手や好調のドゥカティ、ヤマハ勢にTeam HRCとCBR1000RR-R FIREBLADE SPのパッケージングは、どこまでマシンが進化し、ライバルに食い下がれるのかシーズン終盤まで目が離せません。

CBR1000RR-R FIREBLADE SP

 1992年発売の初代モデル「CBR900RR」から続く、サーキットで本領発揮するマシンをコンセプトに「CBR1000RR-R FIREBLADE」も開発されており、高出力でコントロール性に優れた出力特性のパワーユニットと、操縦性を追求した車体パッケージングを組み合わせています。

 CBR1000RR-R FIREBLADE SPは、CBR1000RR-R FIREBLADEをベースに、走行状況に応じて減衰力を制御し最適な特性にするオーリンズ社製の電子制御サスペンションのほか、BREMBO(ブレンボ)社製のフロントブレーキキャリパーを装備するなど足まわりを専用化。また、軽量化に寄与するリチウムイオンバッテリーの採用、より素早いシフトチェンジ操作を可能とするクイックシフターを標準で装備しています。

CBR1000RR-R FIREBLADE SPに試乗した青木タカオ氏

 CBR1000RR-R FIREBLADE SPに試乗したジャーナリストの青木タカオ氏は、「一般道や高速道路は移動と割り切って、サーキットでスポーツライディングを楽しむライダーにオススメ」と言います。

 レースで勝つために生まれたCBR1000RR-R FIREBLADE SPの進化は、今後も期待せずにいられません。

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