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ホンダワークスは休止し、ヤマハワークスが復活した全日本モトクロス選手権

バイクのニュース / 2020年9月3日 15時0分

4カ月半遅れで開幕した全日本モトクロス選手権シリーズ第1戦 SUGO大会は、ホンダはワークス活動を休止し、ヤマハは2017年以来となるワークスを復活させています。

■両ヒートともホンダの山本鯨が制す!

 2020年シーズン全日本モトクロス選手権シリーズ第1戦 SUGO大会は、新型コロナウイルス感染症の拡大により4カ月半遅れで開幕しました。今シーズン、ホンダはワークス活動を休止、ヤマハは2017年以来となるYAMAHA FACTORY RACING TEAMを復活させています。

ホンダから参戦中の山本鯨(Honda Dream Racing Bells)、成田亮(Honda Dream Racing N.R.T.)、能塚智寛(Honda Dream Racing HAMMER)に対してホンダは、個別のサポートを行います。

Honda Dream Racing Bells 山本鯨が両ヒートともに優勝

 IA1ヒート1は、能塚智寛がホールショットをとりスタート、山本鯨と小島庸平(Bells Racing)が続きます。1周目、4番手だった渡辺祐介(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がエンストで遅れる間に、山本鯨は能塚智寛を抜いてトップに立ちました。

 2周目、成田亮は小方誠(Team Kawasaki R&D)と小島を次々にパスして3番手に浮上。レース前半、山本鯨と能塚智寛のトップ2台から3位以下は大きく引き離されます。トップ2台は、最終ラップの16周目まで単独走行を継続し、そのままの順位でチェッカー。3位には、序盤に遅れた渡辺祐介は表彰台を獲得しました。

 IA1ヒート2は、ホールショットの山本鯨に、渡辺祐介と小方誠、成田亮が続くと、スタート直後から激戦を繰り広げます。

 3周目以降、山本鯨と成田亮と渡辺祐介が、4番手以下をやや引き離しながら三つ巴のトップ争いを展開。8周目、成田が転倒を喫して後退します。レース中盤から終盤にかけ、トップを走る山本鯨の1~2秒後方には渡辺祐介と小方誠が続き、一時は超接近戦となりますが、山本鯨は冷静に順位を守り、17周のレースで再び勝利を収めました。2位には渡辺祐介、3位は、小方誠入っています。

■Honda Dream Racing Bells 山本鯨(IA1:優勝/優勝:総合1位)

Honda Dream Racing Bells 山本鯨

「今季はフルファクトリーではないのですが、多くの方々に支えられ、最高の体制で走らせてもらっています。今大会のヒート1は、能塚智寛選手を引き離してから、レース2に向けてラインの見極めなどをしつつ完ぺきにリードを保つことができました。ヒート2は後続と僅差の状況が続きましたが、後ろのライダーが交代したタイミングで走り方や戦略を変更しながら、うまく対処できました。現在は新型コロナウイルスの影響で、すべての人にとってたいへんな状況です。そういう中で、スポーツの力を信じながら一緒に戦っていきたいと願っています。日本のモトクロス界が新しいステップに進めるよう、僕自身だけでなく全日本モトクロスを応援してください」

■YAMAHA FACTORY RACING TEA 渡辺祐介(IA1:3位/2位:総合2位)

YAMAHA FACTORY RACING TEA 渡辺祐介

「ヒート1は450で初レースでしたが、比較的リラックできていたし、実際にスタートも悪くありませんでした。でも1周目にライバルとの接触でエンストして1周目は7番手。前にいたのが速い人ばかりだったので、簡単ではないと思っていましたが、パスに時間がかかってしまい3番手になる頃にはトップ2に大きく離されてしましました。地元で勝利を狙っていたので3位は最低限の順位です。ヒート2は1周目が5番手あたりでしたが、序盤にペースを上げて3番手まで挽回。そのあとは、トップ2のバトルが激しかったのですが、山本選手に逃げられないようプッシュして2番手に上がりました。そこからはスピードも負けていなかったので、ミスを誘う走りをしましたがなかなか崩れず、後半は山本選手もミスがあったと思いますが、僕自身も限界で並ぶのが精一杯。力不足ですね。次回は15分×3ヒートというスプリントです。今回は前半のミスが多かったので、そこを改善し、次はリベンジを果たします」

Honda Dream Racing HAMMER 能塚智寛(IA1:2位/5位:総合3位)

Honda Dream Racing HAMMER 能塚智寛

「今年から450ccのマシンに乗ることになりましたが、本格的に乗りはじめたのは年明けから。しかも、少ししたらコロナ禍で移動が制限され、春は地元の福岡県内で小さなコースを走る程度で、7月になってようやく、チームがある兵庫県の姫路を拠点に練習できるようになりました。ヒート1は山本鯨選手が速くて序盤に逃げられ、その後は完全にレースをコントロールされてしまいました。ヒート2はスタート直後に他車との接触などがあって出遅れました。IA1の上位勢はやはり技術力が高く、IA2時代のようにスパスパと抜けませんでした。450は250と比べて体力も使うので、最後の方はスタミナ的にも厳しい状況でした。経験値を含め、多数の課題が見つかった大会でした」

※ ※ ※

全日本モトクロス選手権は第2戦近畿大会の中止がアナウンスされており、次戦は、10月4日に開催される第3戦SUGO大会です。

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