車重166kgで221馬力 アプリリアレーシングから特別なハイパーネイキッド「トゥオーノV4 X(テン)」が限定発売
バイクのニュース / 2020年9月8日 17時0分
レースシーンで多くの世界タイトルを獲得するイタリアのバイクメーカー「アプリリア」のレース部門であるアプリリアレーシングから、レーシングテクノロジーを注ぎ込んだハイパーネイキッド「トゥオーノV4 X」が限定発売されます。
■トップレベルのレーシングテクノロジーを凝縮した特別な市販車
レースシーンで多くの世界タイトルを獲得するイタリアのバイクメーカー「アプリリア」のレース部門であるアプリリアレーシングから、レーシングテクノロジーを注ぎ込んだハイパーネイキッド「Tuono V4 X(トゥオーノ・ブイ・フォー・テン)」が限定発売されます。
レーストラックを最高に楽しむために開発された限定モデル「トゥオーノV4 X」は、アプリリアレーシングの本拠地であるイタリア・ノアーレから送り出され、車重166kgの軽量な車体に221馬力というパワーユニットを搭載しています。このハイパーネイキッドモデルはMotoGPで得たレーシングテクノロジーから生まれ、限定生産されます。
フルカウルをまとったアプリリアのフラッグシップモデル「RSV4」で、史上最もパワフルで軽量なスペシャルエディションとして発表された「RSV4 X」では、限定生産10台がたった数時間で完売、「トゥオーノV4 X」はそれに続く特別なモデルとして発表されました。
搭載されるエンジンはスーパーバイク世界選手権で7つのタイトルを獲得した“ナローV4エンジン”をアプリリアレーシングが直接開発と組み立てを行い、シリアル番号入りで出荷されます。「RSV4 1100ファクトリー」のユニットをもとにしたノアーレ製V4エンジンの最大出力は、ファクトリーユニットの217馬力から221馬力まで向上しています。
アプリリアレーシング「Tuono V4 X」
「トゥオーノV4 X」の開発にはノアーレのレース部門がトップカテゴリーで得た経験が生かされており、フェアリングは全てカーボン製、またアプリリアのMotoGPマシン「RS-GP」から着想を得たカーボン製のフロントウイングを導入することにより、ハイスピード時、そして減速及び加速中の高い安定性が実現しました。
電子制御デバイスはアプリリアレーシングが開発したエンジン制御及び車体力学マップを採用しており、エンジンマップは全て「フルパワー」、レース用エキゾーストシステム向けに最適化されています。
電子制御シフター(ダウンシフト含む)や内蔵GPSセンサーを用いるラップタイム表示機能をプログラミングされたTFTカラーディスプレイを標準で搭載し、オーリンズ製のセミアクティブサスペンションシステムによって性能をフルに引き出すことが可能となっており、完全なレース対応が可能となるブレンボ製ブレーキシステムを装備しています。
特徴的なグラフィックは、2006年にフランスの耐久レースに参加した「RSV 1000 Rファクトリー」にインスピレーションを受けた専用の “ボルドール”グラフィックがあしらわれています。
アプリリアレーシング「Tuono V4 X」
アップハンドルのハイパーネイキッドモデル「トゥオーノV4 X」には、アプリリアのライダーからも熱狂的なコメントが寄せられています。
■ロレンツォ・サヴァドーリ/アプリリアレーシングMotoGPテストライダー
「これは私がライディングした中で最も楽しいバイクだね。快適性と性能を両立させている点がユニークですね。信じられないほど優れたエンジンはエキスパートでもビギナーでも簡単にコントロールできるし、空気力学に配慮したデザインによってハイパーネイキッドとは思えない安定感があるよね。トゥオーノV4 Xは再び新しい基準を打ち立てたと思いますよ」
■アレイシ・エスパルガロ/アプリリアレーシングチームMotoGPライダー
「トゥオーノV4 Xはこの世の物とは思えないね。私はハイハンドルバイクのテスト走行をサーキットで行ったことはなかったけど、その安定感には驚いたね。エンジンは信じられないほど性能が高いし、シャーシの剛性も素晴らしく、ライディングポジションと電子制御のおかげでとても楽しくライディングできたよ。クリーンなライディングが可能でありながら、ドリフトも可能だし、これは凶暴な一面を持った純粋なスポーツバイクだね!」
アプリリアレーシング「Tuono V4 X」
3万4900ユーロ(約438万5000円)の価格で販売される「トゥオーノV4 X」は、既にアプリリアのウェブサイトからオンラインで予約を開始しており、数時間で最初の1ロットである10台が完売、追加オーダーの受付を始めました。
購入者はアプリリアレーシングから直接製品を受け取ると同時に、ノアーレのレース部門の見学、車体に合わせた専用グラフィックが施されたKYTのNXレースヘルメットを入手できます。
「トゥオーノV4 X」は、アプリリアレーシングが立ち上げたファクトリーワークスプログラムの一環です。これは世界でも類を見ない試みであり、レースの世界で開発された技術をファクトリーチームが臨む選手権への参加を目指す人々や、レース用に最適化された「RSV4」もしくは「トゥオーノV4」を望む人々に提供するものとしています。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
言われてみれば確かにスゴイ バイクの電子デバイスを劇的に進化させた3種の機構
バイクのニュース / 2024年9月20日 11時10分
-
「えっ、ほぼ同じ!?」MotoGPライダーのヘルメットと市販品の違い。SHOEIレーシング・サービスに聞く
バイクのニュース / 2024年9月8日 11時10分
-
MotoGPマシン「RS-GP」の雰囲気を日常で楽しむ! アプリリア「SR GT 200レプリカ」発売
バイクのニュース / 2024年8月30日 8時10分
-
2人目のMotoGP現役日本人ライダー登場!! 2025年シーズンから小椋藍選手が世界最高峰の舞台へ
バイクのニュース / 2024年8月29日 12時10分
-
アプリリア SR GT 200 レプリカを発売
PR TIMES / 2024年8月27日 16時45分
ランキング
-
1中国、犬を偽装したパンダが「ワンワン!」吠えてバレる パンダ犬が裏ブームとなる闇事情
もぐもぐニュース / 2024年9月24日 10時28分
-
2和田アキ子の限界「アッコにおまかせ!」に終了説 強面キャラが本物の権力者として批判されるように
東洋経済オンライン / 2024年9月24日 12時0分
-
3「そうだったのか!」料理長が教える玉ねぎの剥き方が参考になる
おたくま経済新聞 / 2024年9月23日 18時0分
-
4広島に瀬戸内の自然×シャトレーゼの魅力感じるリゾートホテル誕生
モデルプレス / 2024年9月24日 7時32分
-
5「撤退するヤツも容赦なし!」“異形の戦車”主体のロシア軍部隊 ウ軍陣地に突撃するも返り討ちに
乗りものニュース / 2024年9月24日 11時42分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください