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ホンダ 新型 「CBR600RR」の詳細を公開! アジアロードレース選手権での王座奪還を目指す

バイクのニュース / 2020年9月14日 15時0分

ホンダ 新型「CBR600RR」が、2020年8月21日に発表されました。遂に公開された「CBR600RR」の中身とは?

■2016年振りとなるアジアロードレース選手権チャンピオンを奪還するために開発されたモデル

 2020年8月21日に発表され、注目を集めているホンダ 新型「CBR600RR」の詳細が遂に公開されました。いったい、どのようなモデルに仕上がっているのでしょうか。

 日本で初めてCBR600シリーズが登場したのは、1992年の「CBR600F」。そこから、時代と共に進化した技術を採用することで、いまなお高い人気を誇っています。

 そんなCBR600シリーズの歴史のなかで、レースシーンでの活躍を目指して2003年に登場したモデルがCBR600RRです。

 このRRは、ホンダのMotoGPマシン初代「RC211V」に採用された技術が取り入れられ、CBR600Fをスーパースポーツへと進化させたモデルでもあります。

 2007年モデルでは、マスの集中と軽量・コンパクト化が徹底的におこなわれ、2013年モデルでは、GPの技術がフィードバックされるなどの進化を遂げてきました。

ホンダの新型「CBR600RR」

 そして今回詳細が公開されたのは、その新型となるモデル。市販車によるプロダクションレースのベースモデルとしての高いポテンシャルを公道でも楽しめる、ジャストサイズのスーパースポーツモデルとして開発されています。

 特に重視されたのは、歴代CBRシリーズが追求してきた「トータルコントロール」。従来モデルからの特徴である、高出力かつ扱いやすい出力特性と俊敏なハンドリングに磨きがかけられ、サーキット走行での優れた動力性能とワインディングなどの公道での扱いやすさを高次元で両立させることで、さらなる「操る喜び」が追求されました。

 具体的には、高出力かつコントローラブルな出力特性を両立させたパワーユニット採用や、ファンライディングをサポートする電子制御技術の搭載、空力性能と機能美を併せ持つスタイリングの採用などです。

 これらの技術により、プロダクションレースのベース車両として、高いポテンシャルを持つマシンを、経験値やライディングスキルが異なる幅広いライダーがそれぞれのシーンで操る楽しさを実感できるスーパースポーツを実現しています。

 さらに、車体色にはホンダのレーシングテクノロジーを象徴するトリコロールの「グランプリレッド」を採用することで、視覚的効果も抜群。サーキットのみならず、公道でもレーシングマシンを操っているかのような満足感を感じさせてくれるスタイリングとなっているのです。

ホンダの新型「CBR600RR」

 ほかにも、灯火器にはLEDを採用し、軽量コンパクト化と省電力化が施されているだけでなく、ライダーに車両の豊富な情報や各種電子制御の制御状態を分かりやすく伝える、フルカラーTFT 液晶メーターを採用することで、乗車時の安心感を向上。

 急制動の際にはハザードランプを高速点滅することで、いち早く危険を後続車に伝えることができるエマージェンシーストップシグナルが採用されているなど、日常利用への利便性も抜群です。
 
 そんな新型CBR600RRの発売は2020年9月25日が予定されており、現在は先行予約を受け付け中となっています。
 
 ホンダの発表によると、8月21日に公開されて以降、9月11日時点での受注状況は約570台で、CBR250RRやCBR400Rからのステップアップを検討しているユーザーを中心に、20代・30代の男性がメインとなっているそうです。
 
 新型 CBR600Rの価格(消費税込)は、160万6000円です。

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