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しまなみ海道ってどんな道? 原付バイクで行く場合の注意点は?

バイクのニュース / 2020年9月25日 9時0分

バイクタレントとして活躍する岸田彩美さんは、愛媛県今治市~広島県尾道市までを結ぶ「しまなみ海道」を訪れました。原付、または原付二種モデルで走る場合にはどのような点に注意すればいいのでしょうか。

■看板のみが頼り? しまなみ海道に行ってみた

 こんにちは。バイクタレントの岸田彩美です。早速ですが、先日、しまなみ海道をがっつりと堪能したので、何回かに分けて、ポイント別に紹介したいなぁと思います。まずどんなところかをご紹介しましょう!

■しまなみ海道とは?
この海道の正式名は「西瀬戸自動車道」と言いますが、西瀬戸自動車道周辺地域振興協議会が公募した愛称である「瀬戸内しまなみ海道」、または「しまなみ海道」の愛称で親しまれています。

しまなみ海道の原動機付き自転車道及び自転車道・歩行者専用の道路分岐点

 平成11年に開通したしまなみ海道は、愛媛県今治市~広島県尾道市までの60kmを結ぶ道で、瀬戸内海に浮かぶ島々を7つの橋で結んでいます。新尾道大橋(自動車専用道路)以外の各橋には、原動機付き自転車道及び自転車道・歩行者専用の道路が整備されていて、今回私もこの道路を走りたくて125ccの車両を選びました!

 第一種原動機付自転車・第二種原動機付自転車の車両であれば走行可能なので、125cc以下のモデルであればOKなのですよ♪

■道路使用のメリットや特徴
まず初めに挙げられるのが圧倒的な通行料金の安さです。

・来島海峡大橋200円
・伯方・大島大橋50円
・大三島橋50円
・多々羅大橋100円
・生口橋50円
・因島大橋50円
・尾道大橋(無料/なお、徒歩・自転車の方は渡船を勧められるそうです)
・今治⇔尾道 片道500円ですから安いですよね。

しまなみ海道では橋を渡るごとに現金を投げ銭スタイルで納める必要があるため、小銭を用意しておきましょう

 橋を渡るごとに現金を投げ銭スタイルで納めるため、小銭を多く持っておくことをオススメします。私は細かいのが無くて、もはや寄付した時もありました(笑)。

 ETCやクレジットカード決済ではなく、現金払いのみのスタイルも、この道路ならではの楽しみ方だなって私は思います。

 橋を渡るときに、入口の看板があります。この看板通りに進めばOKです。原付道と書いてあっても125cc以下なら大丈夫ですからね! 最初戸惑いましたが、ご安心を。

 またGoogleマップでナビをいれても原付・自転車道は案内されませんので、とにかく看板を頼りに進みました(笑)。しかし全ての看板に“原付道”と書いてあるわけではなく、途中でこの道で合っているか不安になる時もあったため、できればすべての看板統一してくれると嬉しいなあ~なんて思いました。

 しまなみ海道は、瀬戸内海の美しい景色を堪能しながら走る事が出来ますし、7つの橋の形がどれも違うので、渡る楽しみもあります。

 ただし道幅が狭い箇所や橋の入り口がループ状の道路でカーブが続くので、速度を守ることをお忘れなく。のんびり走ったほうが景色も楽しめますからね!

 私が行った時は奇跡的に風が吹いていませんでしたが、強風が吹く時もあるので、その際は十分にお気を付けくださいね。

■気になる!? 今回の相棒は?

 今回に相棒として前二輪の3輪バイク、ヤマハ「トリシティ125」をチョイスしました。

相棒として選んだヤマハ「トリシティ125」。前2輪で安定感バツグンです

 やや荒れた道を走行したり、雨が降った日があったものの、常にタイヤがドシっと地面に密着している感じと、重心が下の方にあるイメージため、走行時により安定するのかな? と思いました。

 スクーターなのでギア操作も必要ありません。だから運転への不安感もなく楽しめます。特に橋を渡る前のループ状の上りカーブの道では面白いくらいスルスル~っと登っていくんです。結構私はカーブが続くとヒヤヒヤしてしまうのですが、おかげさまでがちがちに緊張したり、変に力が入ることなく、道を堪能しながら走れました。

 取り回しに関しては、前タイヤ2輪のため少々重さは感じるものの、実はお久しぶりのトリシティ、やっぱり圧倒的な安心感でした◎
 
 今回、私は現地(愛媛県松山空港)まで飛行機で行って、現地で車両をレンタルしましたが、近年ではバス、電車、タクシーやシェアサイクルといった様々な公共交通機関を、インターネットなどを用いてシームレスに結びつけることを定義とした「MaaS(mobility as a service)も普及し始めています。

 例えばレンタルバイクにシェアバイク、バイクのサブスクなど私の記事でもお伝えしましたが、今後こういった楽しみ方もどんどん増えるかもしれません。

 なお、旅で使うヘルメットや洋服など荷物は全て郵送しました。行き帰りの時も身軽でラクラク。また気軽に遊びに行きたいものです。

■バイクへの積載はどうした?

 荷物はとにかく最小限に! シート下にはめったに取り出さないものを収納し、TANAX MFK-266(カーボン柄)シートシェルケースの中には良く取り出すものを収納。トリシティは足元が広いので、真ん中にはHenlyBegins 防水バックパック DH-739を引っ掛けて積載量をアップ。この中にはカメラやゴープロを入れました。

広い足元のヤマハ「トリシティ125」。荷物を積載する際にも役立ちます

 洋服類は、宿泊先で洗濯・乾燥機にかければ最小限でOK! さらに、圧縮袋があるとかさばらずに収納できます。RS TAICHI×NEWERA SMALL WAIST BAG EB003には貴重品を入れていました。

 この装備でしまなみ海道、ならびに島を大満喫しました! 細かい様子については、次回からテーマ別にお届けしますので是非お楽しみに!

 ツーリングシーズンも到来、これから走ってみようかな? と考えている方の参考になれば幸いです! 最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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