カモフラ柄のテスト車両公開 トライアンフ新型スポーツネイキッド「トライデント」2021年春リリース予定

トライアンフが開発中の新型スポーツネイキッド「Trident（トライデント）」が、デザインプロトタイプの発表に続いて最終テスト中の車両を公開しました。

■激戦区に挑む老舗メーカーの自信

　2020年8月末にデザインプロトタイプを発表（公開）したトライアンフは、量産市販化に向けて着々と準備を進めているようです。翌9月末には“最終テスト中”とされる車輌の画像が公開されました。

　トライアンフの本拠地、英国ヒンクレーにて、先だってロンドンデザインミュージアムで公開された白い姿のデザインプロトタイプから一変、外装にトライアンフの「T」ロゴで埋め尽くされたカモフラージュ柄の車両が披露されました。

　排気量600ccからリッター未満とされるミドルウェイトロードスター（ネイキッド）は、各メーカーがこぞって“売れ線”狙いの製品を輩出する激戦区です。そこへ新機種投下を企てるトライアンフは、これまで培ってきた3気筒エンジンを軸に競争力の高い価格帯で挑む模様です。

　公開された画像を見る限り、フロントサスペンションにはショーワ製倒立フォーク、前後ブレーキにはNISSIN製ブレーキキャリパーが装着されており、テールランプとウインカーはナンバープレートやリアフェンダーとのユニットでスイングアームマウントされているようです。また、丸形ヘッドライトのレンズは、一見するとミラーレンズのようにも映ります。

　車体デザインは新型スズキ「KATANA」を手掛けたイタリア人デザイナー、ロドルフォ・フラスコーリ氏によるもので、リアセクションには「KATANA」に通ずるものが垣間見れます。

　トライアンフは「エキスパートライダーにも新規ライダーにもお得な価格設定となっています」と言い、その全貌は今後数週間のうちに発表される予定とのことです。