全日本ロードレース選手権に参戦中の野左根航汰選手、2021年からSBKに初参戦!
バイクのニュース / 2020年10月13日 19時0分
ヤマハは、2021年スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するチーム体制を発表しました。全日本ロードレース選手権JSB1000に参戦しているYAMAHA FACTORY RACING TEAM 野左根航汰選手がSBKに初参戦します。
■全日本ロードレース選手権から2年連続SBK参戦!
Yamaha Motor Europe N.V.(YMENV)は、2021スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するチーム体制を発表しました。Pata Yamaha WorldSBK Official Teamからは、トプラック・ラズガットリオグル選手と、今年のスーパースポーツ世界選手権(WSSP)のチャンピオンであるアンドレア・ロカテッリ選手を加えた新体制で参戦。「GRT Yamaha WorldSBK Junior Team」からは、2年目となるギャレット・ガーロフ選手と、全日本ロードレース選手権のJSB1000で現在ランキングトップの野佐根航汰選手が参戦します。
Evan Bros Yamaha WorldSSP Supported Teamから2020年WSSP初参戦しているアンドレア・ロカテッリ選手
イタリア出身のロカテッリ選手は2020年、Evan Bros Yamaha WorldSSP Supported TeamからWSSP初参戦し、開幕戦オーストラリアのレース1で圧勝すると、第2戦から4大会8レース連続で優勝する圧倒的な強さで、2戦を残しチャンピオンを獲得しています。2019年までは6年間にわたりMotoGP世界選手権Moto3、Moto2に出場しており、2016年にはMoto3で表彰台も獲得しているライダーです。?2021年はPata Yamahaに加入、2020年オーストラリア大会のレース1で優勝するなど、現在ランキング6位につけるラズガットリオグル選手のチームメイトとして、ヤマハにとって2009年以来のチャンピオンを目指します。
2021年2年目の参戦となるGRT Yamaha WorldSBK Junior Team ギャレット・ガーロフ選手
ガーロフ選手は母国アメリカで行われるMotoAmericaのスーパースポーツで2016年と2017年にタイトルを獲得、2019年にはMotoAmericaのスーパーバイクで4勝しランキング3位。2020年からWSBK参戦を開始し、第6戦カタルニア大会のレース2で3位表彰台を獲得、2年目となる2021年はさらに上位を目指しています。
YAMAHA FACTORY RACING TEAM 野左根航汰選手
ガーロフ選手のチームメイトは、全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに参戦中の野佐根選手です。2020年シーズンは2大会4レースで全勝し、残り2戦で初のチャンピオンを目指しています。JSB1000には、2014年から参戦を開始し、2015年には将来、国内外で活躍が期待されるトップライダー候補として、ヤマハの若手育成を担うユースチームに加入。2017年からはファクトリーライダーとして、全日本を中心に、世界耐久選手権にフル参戦、MotoGPマシン「YZR-M1」の開発など経験を重ねています。?
■アンドレア ロカテッリ選手
2020年はEvan Bros Yamaha WorldSSP Supported Team参戦中のアンドレア ロカテッリ選手
「新しい冒険をヤマハとともにスタートできることを誇りに思いますし、非常に重要なステップになると考えます。私を信頼してくれたYamaha Motor Europe N.V.のエリック・ドゥ・セイン氏、ロードレーシング・マネジャーのアンドレア・ドソーリ氏、Pata Yamaha Team代表のポール・デニング氏に心から感謝します。そして新しいチームとの仕事をとても楽しみにしています。新しいクルーチーフのアンドリュー・ピット氏は世界選手権2冠の経験豊富なライダーであり、Pata Yamahaで素晴らしい仕事を担ってきました。R1に乗るのは初めてですから、テストのスタートが待ちきれません。2021シーズンに向けて準備をはじめるのを楽しみにしています」
■ギャレット・ガーロフ選手
GRT Yamaha WorldSBK Junior Team ギャレット・ガーロフ選手
「2021年もGRT Yamaha WorldSBK Junior Teamから参戦できることを嬉しく思います。今シーズンはただ驚きの連続で、チームは素晴らしく、常にポジティブであり最高です。だからこのチームと来年も一緒に戦えることが決まり、とてもワクワクしています。今年は難しい出来事に見舞われましたが、来年は通常の安定した状況で迎えられることを期待します。今シーズン以上にパフォーマンスを発揮し、トップライダーたちとバトルできるようになることが目標。契約を継続し、もう一度、チャンスを与えてくれたヤマハに感謝し、より一層、力をつけて活躍します。すべてはチームとチーム・マネジャーのフィリッポ・コンティのおかげです。しっかりと集中し決意を持って、皆で力を合わせて良い仕事をしたいと思います」
■野左根航汰選手
YAMAHA FACTORY RACING TEAM 野左根航汰選手
「今後、自分がさらに成長していくためには、スーパーバイク世界選手権(SBK)こそ最適だと考えていたので、こうしたチャンスをいただき嬉しく思いますし、ヤマハには感謝の気持ちしかありません。WSBKは世界のトップライダーが揃い、現在と使うタイヤが異なり、ほとんどが初のコースでもあるため厳しい戦いになると覚悟しています。しかし、日本のトップライダーとしての意地もありますし、日本のファンの期待に応え、世界のファンに認められるためにも、最初から勝負の年と位置づけ、戦える準備をしっかりしていきたいと思います。また加入するGRT Yamaha WorldSBK Junior Teamは今年、ギャレット・ガーロフ選手が表彰台に立つなど素晴らしいチームです。ともに仕事をしていくことで自分もさらに成長できると期待しています。現在、全日本選手権はシーズンの真っ最中です。JSB1000クラスではランキングトップですが、チャンピオンとしてWSBKに挑戦するのが理想なので、まずは残る2大会に集中し、全力でタイトルを獲りにいきます」
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