ホンダ「CT125・ハンターカブ」最新カスタム アメリカ生まれの「ムーンアイズ」と「ハンターカブ」の強力タッグ
バイクのニュース / 2020年10月15日 11時0分
アメリカのモータリゼーションを様々な形で発進する「ムーンアイズ」は、高い人気を博しているホンダ「CT125・ハンターカブ」のカスタムパーツを多数リリースしました。
■ムーンアイズとハンターカブ、その接点は?
2020年6月26日に発売され、現在は最短でも納期が12月とささやかれるほどに高い人気を博しているホンダ「CT125・ハンターカブ」。タフで頑丈なホンダ伝統の単気筒エンジンを搭載し、道なき道を行くオフロード走行に特化するよう開発されたこのモデルですが、CT125・ハンターカブにボルトオンで装着可能なパーツの数々が、この度『ムーンアイズ』からリリースされました。
1952年、アメリカのカリフォルニア州にてディーン・ムーン氏によって創業され、彼がこの世を去った後に「ムーン・オブ・ジャパン」を率いていた日本人、Shige菅沼氏にすべての業務が受け継がれたムーンアイズは、まさに「アメリカのホットロッド・ワールド」を象徴するような存在なのですが、じつは同社がハンターカブというモデル用のパーツをリリースすることは、ある意味、ごく自然な流れなのかもしれません。
ハンターカブのルーツ……その生まれ故郷といわれるのが他ならぬ「アメリカ」であり、小型車のカブを現地で売り込むべく、アメリカン・ホンダの販売員がバイク店のみならず狩猟や釣り具などを扱うアウトドア・ショップに営業をかけ、それがアウトドア愛好家たちの間でヒット。
当時、多くの人が「ピックアップ・トラックの荷台にスーパーカブを積み込み、ある程度の場所までは四輪で出かけ、更に厳しい道へ分け入る際に使用するレジャービーグル」としてスーパーカブを走らせたとのことですが、それが1981年に日本国内で発売された元祖「CT110・ハンターカブ」が誕生する呼び水となっています。
本田技研工業のWebサイトにも「ハンターカブはアメリカ生まれである」とハッキリ記されているのですが、アメリカのモータリゼーションを象徴するムーンアイズというメーカーが、CT125・ハンターカブ用のパーツを開発した経緯は、繰り返しになってしまいますが、そうした源流のことに思いを巡らせてみても、ごく自然なことでしょう。
■機能部品からドレスアップまで豊富なパーツを展開
ちなみに、ムーンアイズからリリースされたパーツの数々はハンドルバーに取り付ける「ハンドガードプロテクター」や純正のエンジンガードに装着可能なレッグシールド的パーツである「ガードプロテクションバンパー」などの“オフ車的ムード”を強調するものや、クラッチやバルブカバー、ブレーキマスターなどを飾るカバー類、そしてメインフレームカバーにボルトオンで取り付け可能な「ミドルラックキット」やフロント部分にも積載スペースを確保した「デュアルヘッドライト・フロントラックキット」、釣り竿や小物などが収納可能な「フィッシングBOX」の他、さらにはリアキャリアがワンタッチでテーブルになる「キャンプテーブルキット」など実用性に富んだパーツも目白押し。
純正の荷台に「メインブラケット」(価格12,000円:税別)を取り付ければ、ご覧のようなスライドで開閉出来る「キャンプテーブルキット」(価格50,000円:税別)も装着可能。バイク・キャンプだとテーブルの持ち運びも躊躇するのが本音ですが、この一台ならキャンプサイトでテーブル変わりにお茶や食事、調理を楽しむことができます
たとえばバイクで一泊のキャンプへ向かうとなると、積載スペースの確保や所持する荷物の種類など、ある程度の制約があると思いますが、『ムーンアイズ』のカスタムパーツ群を取り付ければ、CT125・ハンターカブの魅力がより増幅されるのは間違いないでしょう。
ハンターカブの生まれ故郷であるアメリカのマニアよろしく、ピックアップ・トラックやトランポに車両を積み込み、野山のキャンプ場でアシにするもヨシ。あるいはノンビリと下道を走り、秋風の中、キャンプに出掛けるのもヨシ。
または渓流や湖などのフィッシングへとフラリと出かける相棒として楽しむのもヨシ……もともと自由にバイクを楽しむアメリカ人の遊び心から生まれたハンターカブというモデルにムーンアイズのパーツがハマるのは、至極当然のこと。何やら冒険心を掻き立てられる一台です。
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