MotoGP第11戦 スズキ勢が猛追! マルケス弟も2戦連続表彰台獲得
バイクのニュース / 2020年10月19日 15時0分
2020年MotoGP第11戦アラゴンGP MotoGPクラスの決勝が10月18日モーターランド・アラゴンで行われました。どのような結果になったのでしょうか。
■A・リンスが今季初優勝
2020年MotoGP第11戦アラゴンGP MotoGPクラスの決勝が10月18日モーターランド・アラゴンで行われました。
アラゴンGPの予選ではF.クアルタラロ選手(ペトロナス・ヤマハSRT)、M.ビニャーレス選手(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、C.クラッチロー選手(LCRホンダ・カストロール)がフロントを奪取。ドライコンディションの中、レースがスタートしました。
レース序盤、トップを走るM.ビニャーレス選手は2番手を引き離しにかかりますが、その後方には10番手スタートのA・リンス選手(チーム・スズキ・エクスター)が急浮上。6番手スタートのチームメイト、J・ミル選手も3番手につけます。
レース中盤になると、前戦でMotoGP初の表彰台を獲得したA・マルケス選手(レプソル・ホンダ・チーム)が4番手までポジションアップ。11番手スタートからトップグループに追いつきました。
レース終盤に入るとA・リンス選手、J・ミル選手、A・マルケス選手がトップグループを形成。A・マルケス選手が猛追し、2番手に浮上、A・リンス選手に迫ります。
最終的に、A・リンス選手はトップを守りきり今季初の優勝。2番手には前戦に続き、A・マルケス選手、3番手にはJ・ミル選手が続きました。
表彰台を獲得した3選手はレースを終え、次のようにコメントしています。
■A・リンス選手(チーム・スズキ・エクスター)
MotoGP第11戦アラゴンGPを制したA・リンス選手(チーム・スズキ・エクスター)
「感無量です! シーズン序盤は本当に苦戦していましたが、それ以来、チームも私も一生懸命頑張ってきたので、今では優勝できて、最高の気分です!
10番グリッドから勝てるとは思っていませんでしたが、優勝することができました。前のライダーを追いかけているときは、自分のペースが良くて、マシンがとても良く動いているのが感じられました。
マルケスやジョアンがすぐ後ろにいたにもかかわらず、とてもリラックスしていたし、プレッシャーをなんとか乗り切ることができました。来週もまた同じように走るのは難しいでしょうが、ベストを尽くしたいと思っています。トップに戻れたことは最高の気分です!」。
■A・マルケス選手(レプソル・ホンダ・チーム)
MotoGP第11戦アラゴンGPで2位に入賞したA・マルケス選手(レプソル・ホンダ・チーム)
「正直、11番手からスタートして表彰台を獲得できるとは思っていませんでした。でもうまく追い上げることができました。いいポジションを走行しているのがわかったので、できることをやりました。レース終盤までタイヤをうまくマネジメントできると思っていました。
すべてのオーバーテイクが楽しかったです。でもフロントタイヤは本当に限界でした。それでも再び表彰台を獲得できました。しかもドライでそれを達成できたことがとてもうれしいです。レースウイークを通してポテンシャルをフルに発揮できました。
予選に関してはもっと取り組む必要がありますが、今日の結果を楽しみたいです。僕を信じてサポートしてくれ、僕を導き、決してあきらめなかったRepsol Honda Teamに感謝したいです。すばらしいマシンを用意してくれました。レースを全部楽しむことができました」。
■J・ミル選手(チーム・スズキ・エクスター)
MotoGP第11戦アラゴンGPで2位に入賞したJ・ミル選手(チーム・スズキ・エクスター)
「本当に嬉しいです。これまでの努力が実を結び、今ではチャンピオンシップをリードしています。まだ4戦残っていて、いろいろなことが起こる可能性があるので、ある意味ではあまり意味がないんでしょうけど、今のところはいい状況だと思う。
序盤はペースが良くて、すべてをうまく維持できていたので、今日のレースにはもう少し期待していたんだけれど、終盤になるとフロントタイヤの扱いに苦戦するようになってしまいました。
リアタイヤのグリップは十分にあったが、最終的にはリスクを冒すよりも3位でゴールしたほうが良かったと思います。次のウイークがとても楽しみです」。
※ ※ ※
なお、今回のレースでは前戦までポイントランキングトップだったF・クアルタラロが18番手フィニッシュでノーポイント。3番手でレースを終えたJ・ミル選手がトップに躍り出ています。
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